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完成見学会のチラシ、知人からの紹介、現場の仮囲いに書かれた社名——工務店を知るきっかけは人それぞれですが、その次にお客様がすることは決まっています。スマートフォンで社名を検索し、ホームページを見て、「この会社に相談していいか」を家族と一緒に確かめる。このとき、建てた家の写真が並び、家づくりの流れと価格の考え方が誠実に書かれた1社と、社名と電話番号しか出てこない1社があれば——相談の候補に残るのは、ほぼ前者だけです。

家づくりは、多くの人にとって人生でいちばん大きな買い物です。リフォームでも数十万〜数百万円が動きます。だからお客様は、広告の派手さより先に「情報の量と誠実さ」で安心できる会社を選びます。本記事では、工務店・建設会社・一人親方の大工が、なぜ・何を・いくらでホームページを用意すべきかを、工務店の集客と受注の実情に踏み込んで解説します。

Section 01

工務店のホームページは、
いつでも見学できる「展示場」

注文住宅は数千万円、リフォームでも数十万〜数百万円。しかも注文住宅は、契約の時点では完成形がこの世に存在しません。だからこそお客様は、「この会社はどんな家を建てるのか」「ちゃんとした会社か」を、ホームページの情報で必死に見極めようとします。工務店のホームページが「いつでも見学できる展示場」と呼べるのは、このためです。

① 紹介でもチラシでも、お客様は必ず検索して確かめる

完成見学会のチラシや知人の紹介で会社名を知っても、お客様はその場で電話しません。まずスマートフォンで社名や「地域名+工務店」を検索し、ホームページを確認してから相談先を絞り込みます。このとき検索結果に出てこない・出てきても社名と電話番号しか分からないと、その会社は比較の土俵に上がる前に脱落します。逆に、建てた家の事例と価格の考え方が並ぶサイトが1つあるだけで、「まずこの会社に相談してみよう」という第一候補に入れます。せっかくのチラシや紹介を無駄にしないための受け皿が、ホームページです。

② 人生最大の買い物だから、検討は長く、家族全員で決める

家づくりの検討期間は数ヶ月から数年に及びます。その間お客様は何度もサイトを見返し、「このページ見て」と家族に共有し、家族会議で相談先を決めます。営業担当が同席できないその場に代わりに出席して、御社の家づくりを説明し続けてくれるのがホームページです。情報が厚いほど、検討が進むたびに読み返され、相談へ近づきます。

③ 施工事例が無いと、「どんな家を建てる会社か」が伝わらない

「自由設計」「高品質な家づくり」という言葉だけでは、お客様は御社の家を想像できません。実際に建てた家の写真と、施主の要望にどう応えたかの説明があって初めて、「うちもこんな家が建つのか」と具体的に想像できます。工務店のホームページで最も強い武器は、立派なキャッチコピーでも凝ったデザインでもなく、御社がこれまで建て、直してきた家そのものです。これを活かせる構成かどうかが、サイトの成果を大きく左右します。

④ 元請け・協力会社・求人でも、ホームページは「最低限の信頼の証」

施主だけではありません。元請けの担当者も、新しい協力会社を探すとき・発注先を見直すときにまず社名を検索します。対応できる工事・建設業許可・保有資格が分かるページが1つあるだけで、継続発注の判断を後押しします。また建設業は職人不足が続いており、求人に応募する人は会社のホームページを確認するのが当たり前になっています。「情報が出てこない会社」という印象は、合理性の有無を問わず、若い大工や現場監督の応募をためらわせます。

Reading Tip
工務店のホームページは「会社案内」ではなく「いつでも見学できる展示場」と捉えると、何を載せるべきかが自然に決まります。「この会社に家を任せて後悔しないか」を判断する人が、何を見たいかを逆算する——それだけです。
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Section 02

工務店のお客様が、本当に見ているもの

ホームページを作る前に、お客様がどんな順番で・何を見て会社を選んでいるかを押さえておくと、載せるべき情報が決まります。工務店のお客様の動きには、はっきりした型があります。

入口は2つ——「地域名の検索」と「社名の検索」

1つめの入口は「○○市 工務店」「○○市 注文住宅」「○○市 リフォーム」のような地域名つきの検索です。家は建てる場所が決まっている商材なので、工務店の集客は全国で一番になる必要がなく、御社の商圏(市区町村)でしっかり見つけてもらえれば十分です。ホームページには対応エリアを具体的な地名で明記し、Googleビジネスプロフィール(地図の登録情報)と矛盾のない住所・電話番号・営業時間を揃えることが、地域検索で見つけてもらう土台になります。

2つめの入口は社名の検索です。見学会のチラシ・紹介・現場の看板で社名を知った人が、確かめるために検索します。この「指名検索」のお客様は関心が高い分、サイトの中身をよく読みます。ここで施工事例・家づくりの流れ・価格の考え方が揃っていれば相談へ進み、情報が薄ければ静かに離脱します。地域検索で新しく見つけてもらい、社名検索で確かめてもらう——この2つの入口の両方を受け止められる設計が基本です。

Honest Note
「検索すれば必ず1位に出ます」とお約束する制作会社はいません(順位はGoogleの評価で決まります)。IZANAができるのは、地域名と工事名を正しくページに反映し、上位に入りやすい土台を作ること、そして施工事例を増やし続けられる仕組みをお渡しすることです。順位は、その積み重ねの結果として後からついてきます。

ハウスメーカーと見比べるお客様は、「顔が見える安心」を探している

注文住宅を検討するお客様の多くは、ハウスメーカーの展示場にも足を運びます。では地元の工務店は展示場の豪華さで負けるのかというと、そうではありません。工務店を検討リストに入れるお客様は、「顔が見える安心」「その土地に合った家づくり」「建てた後も近くにいてくれる関係」を探しています。ホームページで代表や職人の顔と考え方、実際に建てた家、引き渡し後の付き合い方が見えるほど、「大手より、この人たちに任せたい」という選ばれ方ができます。

比較検討のお客様は「誠実さ」を減点方式で見ている

相談先を絞る段階に入ったお客様は、各社のサイトを「不安材料がないか」という減点方式で見ています。価格の考え方がどこにも書いていない、施工事例が何年も前で止まっている、どんな人が建てるのか見えない——こうした「分からない」が一つあるたびに、候補から静かに外れていきます。逆に、隠さず誠実に書いてある情報が多いほど、「この会社は信用できそうだ」と加点され、最後の1〜2社に残ります。

Section 03

工務店ホームページに必ず入れる7つのセクション。

「会社概要」と「お問い合わせ」だけでは、家づくりのお客様は判断できません。長い検討期間を伴走し、安心して任せてもらうには、工務店ならではの7つの情報が揃っている必要があります。

Section 01

施工事例(建てた家・直した家)

完成写真に、地域・建物の種類・こだわりのポイント・施主の要望にどう応えたかを添えて紹介。御社がお持ちの完成写真が、そのまま一番の営業ツールになります。リフォームはビフォーアフターが基本です。

Section 02

家づくり・工事の流れ

ご相談→現地調査・プラン→お見積もり→ご契約→着工→お引き渡し→アフター、と最初の相談から引き渡し後までの道のりを明示。「相談したら営業攻めに遭うのでは」という最初の不安を消す、大事なセクションです。

Section 03

代表・職人の顔と、家づくりの考え方

家は最後、「人」で選ばれます。代表や職人の顔写真と、家づくりで大切にしていることを自分の言葉で。ハウスメーカーには真似できない、地域の工務店のいちばんの差別化ポイントです。

Section 04

価格の考え方

新築なら価格帯や坪単価の目安を条件つきで、リフォームなら工事内容別の費用帯を明示。金額の手がかりが一切ないサイトは、比較検討のお客様にいちばん敬遠されます。正確な金額は打ち合わせ後でも、考え方は載せられます。

Section 05

許可・資格・保証・アフター

建設業許可、建築士や施工管理技士などの有資格者、住宅瑕疵担保責任保険への加入、引き渡し後の点検の体制——確認できる事実を正確に記載。数千万円を任せられる会社かどうかの、客観的な判断材料です。

Section 06

対応工事・対応エリア

新築・注文住宅/リフォーム・増改築/店舗・事務所など対応できる工事と、市区町村名での対応エリアを具体的に明記。「建築一式」では何を頼めるか伝わりません。地域検索で見つけてもらう土台にもなります。

Section 07

お客様の声・お知らせ・問い合わせ動線

家を建てたお客様の声、完成見学会やイベントのお知らせ、そして「相談してみる」へ進む分かりやすいフォームと電話番号。相談までの動線が複雑だと、せっかくの興味が逃げます

Industry Insight
上記7つを1ページに詰め込む必要はありません。トップページで概要を見せ、「施工事例」「家づくりの流れ・価格」「会社案内・保証」などにページを分けるのが、5〜8ページ構成での標準的な配置です。ページが分かれることで、「○○市 リフォーム」「○○市 平屋 工務店」といった検索の入り口も増えます。
Section 04

逆に、工務店ホームページに入れてはいけない3つの罠。

良かれと思って載せた要素が、かえってお客様の信頼を損なうことがあります。工務店で特に注意したい3つの罠を挙げます。

NG Pattern 01

釣りの坪単価・誇大な表現

実際には収まらない「坪単価○万円〜」の最低ラインだけを見せる訴求は、見積もり段階で差額が露見し、その瞬間に信頼を失います。「地域No.1」「絶対に後悔させません」も同様です。条件つきの正直な価格の幅を書く会社の方が、結果的に信用されます。

NG Pattern 02

ハウスメーカーや他社を下げる構成

「ハウスメーカーは広告費の分だけ高い」のような他社批判で不安をあおる構成は、かえって「この会社も大丈夫だろうか」という警戒を生みます。比較には、他社をけなすのではなく「自社の家づくりで何を大切にしているか」で答える方が、ずっと信頼されます。

NG Pattern 03

止まったお知らせ・借り物の写真

「お知らせが2年前で止まっている」サイトは、営業しているのかどうかすら不安にさせます。また、フリー素材の家の写真を施工例のように見せると、後で実物との差が露見し、一度で信頼を失います。続けられる更新の仕組みと、実際の写真。この2つが命です。

Section Summary

「家を任せようとしている人の目線」を一度くぐらせれば、入れるもの・入れないものは自然に決まる

工務店ホームページの設計は、「自社が言いたいこと」ではなく「これから家を任せようとしているお客様が、安心するために見たいもの」から逆算する作業です。釣り価格や他社批判は短期的に目を引いても、比較検討の最後で減点されます。地味でも誠実な施工事例と正直な情報が揃ったサイトが、最後の1〜2社に残ります。

御社の完成写真と家づくりの強みを、いちばん伝わる形でどう見せるか。IZANAの無料診断で、現状の課題と必要な構成の優先順位をPDFでお返しします。
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Section 05

工務店・建設業に最適な、料金プランと必要ページ。

工務店・建設会社・一人親方の大工に、現実的な3プランをご紹介します。すべて制作費は買い切り・月額0円。工務店は施工事例と見学会などのお知らせを増やし続けることが集客の生命線なので、自分で更新できるスタンダードプラン(WordPress)が最も相性の良い構成です。

プラン 初期費用 月額 ページ数 こんな事業者に
ライトプラン(1ページ集約型) 30万円〜 0円 1ページ 一人親方・下請け工事が中心で、まず「会社の顔」となる1ページを持ちたい/事例・対応工事・連絡先を1ページに集約したい
スタンダードプラン工務店におすすめ 50万円〜 0円 5〜8ページ 施工事例を自分でどんどん追加したい/完成見学会・お知らせを発信したい/新築とリフォームをページで分けて見せたい(WordPress)
プレミアムプラン(採用ページ込み) 80万円〜 0円 10〜15ページ 大工・現場監督の求人にも力を入れたい/新築・リフォーム・会社案内・採用を分けて本格運用したい

※表示は税抜価格です(税込 33万円〜/55万円〜/88万円〜)。ドメイン・サーバー費用は別途実費をお預かりします。

3プランすべてに含まれること

追加でご相談いただける項目

Why 月額0円
地域の制作会社には、月額1〜3万円の管理費がかかる契約も多くあります。これは制作会社側の経済合理性として一つの正しい設計ですが、5年・10年使うサイトとして総コストを比べると、月額1万円なら5年で60万円、月額3万円なら180万円のランニングコストが積み上がります。IZANAが月額0円・作りきりにしているのは、長く使うほど御社の手元にお金が残る設計にしたいから。だから初期費用で制作を完結し、HTML・CSS・画像などの制作データも御社にお渡しします。
Section 06

工務店の決め手——施工事例ページの作り込み。

工務店のホームページで最も成果を分けるのが、施工事例ページです。ここをどう作り込むかで、長い検討期間の末に選ばれるかどうかが大きく変わります。IZANAは、御社がこれまで撮りためてきた完成写真・施工写真を活かす前提で設計します。新たに撮影をお願いすることはありません。スマートフォンで撮った写真でも、見せ方次第で十分に信頼につながります。

1件の施工事例に添えると効く情報

写真を並べるだけでなく、次のような情報を一緒に載せると、お客様が「自分の家の場合」を具体的に想像できるようになります。

工事の種類ごとに、お客様が見ているものは違う

ひとくちに施工事例といっても、新築とリフォームでは、お客様が確かめたいものが違います。御社の業務の柱に合わせて、見せ方を変えるのが作り込みの要点です。下表は一般的な整理です。実際のページ構成は、御社の業務内容と写真の手持ちに合わせて整えます。

工事の種類お客様が特に見ているもの事例に添えると効く情報
新築・注文住宅完成した家の雰囲気と、自分たちの要望が叶うか完成写真・間取りの工夫・価格帯・工期
リフォーム・増改築工事前後の変化と、費用の目安ビフォーアフター写真・工事範囲・費用帯・工期
店舗・事務所業種に合った実績があるか完成写真・業種・工期・工事範囲
元請けからの下請け工事対応できる工事と体制(発注側の視点)対応工事の一覧・建設業許可・資格・体制

※価格帯を載せる場合は「延床○坪・○○仕様の場合」のような条件を必ず添えます。条件のない最低価格だけの表示は、後の見積もりで信頼を損なうため、IZANAではおすすめしていません。

こうした施工事例ページを御社自身で増やし続けられる仕組み(スタンダードプランのWordPress)にしておくと、現場が一つ終わるたびにサイトが厚くなり、地域検索でも見つけてもらいやすくなります。完成見学会のお知らせも同じ仕組みで発信できるので、チラシと検索の両方から人を呼べるようになります。他の業種の制作サンプルはサンプル一覧ページからご覧いただけます。工務店向けの具体的な構成は、御社の写真を拝見しながら打ち合わせの中で詰めていきます。

Section 07

工務店・建設業のみなさまからよくいただくご質問。

Q1:施工写真がスマホで撮ったものしかありませんが、それでもホームページになりますか?

十分です。工務店の施工事例で大切なのは画質より「完成した家の全体と暮らしが想像できるカットが揃っていること」「どの地域で・どんな要望に・どう応えた工事かが分かること」です。スマートフォンで撮影された写真でも、構成と並べ方を工夫すれば信頼につながる施工事例ページになります。御社がお持ちの写真を活かす前提で設計します。

Q2:「地域名+工務店」で検索したときに上位に出したいのですが、確約できますか?

検索順位はGoogleの評価で決まるため、どの制作会社も「確実に1位」とお約束することはできません。できるのは、地域名と工事名を適切にページへ反映し、Googleビジネスプロフィールと矛盾のない情報設計にして、上位に入りやすい土台を作ることです。そのうえで施工事例を増やし続けることが、地域検索で見つけてもらう一番の近道になります。

Q3:ハウスメーカーと比較されます。ホームページで差をつけるには?

ハウスメーカーと同じ土俵(展示場の豪華さ・広告量)で勝負する必要はありません。お客様が地元の工務店に期待しているのは「顔が見える安心」と「その土地に合った家づくり」です。実際に建てた家の事例、代表や職人の顔と考え方、家づくりの流れ、価格の考え方を誠実に載せるほど、「大手より、この人たちに任せたい」という選ばれ方ができます。

Q4:今あるホームページが古いのですが、作り直した方がいいですか?

スマートフォンで見づらい・施工事例やお知らせが何年も更新されていない・問い合わせ先が分かりにくい、のいずれかに当てはまるなら作り直す価値があります。お客様の多くはスマホで複数社を見比べるため、見づらい・止まっているサイトはそれだけで候補から外れます。リニューアルの進め方もご案内していますので、現状のサイトを拝見して、作り直すべきか部分改修で足りるかも含めてお返しします。

Q5:元請けからの下請け工事が中心ですが、ホームページは必要ですか?

必要です。元請けの担当者も、新しい協力会社を探すときや発注先を見直すときに、まず社名を検索します。対応できる工事・建設業許可・保有資格が分かるページが1つあるだけで、「次もこの会社に頼もう」という判断を後押しします。また、将来元請けの仕事を増やしたい場合も、施工事例を貯めておくホームページがその足がかりになります。

Q6:新築とリフォーム、両方やっています。サイトは1つでいいですか?

1つのサイトで大丈夫です。ただし「新築・注文住宅」と「リフォーム・増改築」はページを分けてください。お客様の検索の入口(○○市 工務店/○○市 リフォーム)も、見たい情報(完成写真と価格帯/ビフォーアフターと費用)も違うからです。5〜8ページ構成のスタンダードプランなら、工事の種類ごとにページを分けて、それぞれの検索から見つけてもらえる設計にできます。

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記事を読んでも、「自社の規模・商圏・写真の手持ちで、いくらの・どんなサイトが適正か」は、現状を見ないと判断できません。
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