対応エリアは、
どう書けばいいのか。
出張の仕事で「どこまで来てくれるのか」を書く場所は、大きく2つあります。Googleマップ(ビジネス プロフィール)のサービス提供地域と、自社のホームページです。
- Googleマップは、ヘルプに決まりが書いてあります。市区町村や郵便番号などで最大20か所、拠点から車で約2時間以内、半径では指定できない
- ホームページは、書き方の決まりはありません。当方は以前、市ごとの地域ページを15枚並べていました。うち12枚は本文の77%以上が重なっていて、3か月で押されたのはその12枚のうち1枚でした
- そのため、市の名前を並べるより先に、どこまで伺うかの線とその地域で何をしたかを書くほうに、当方は書き方を変えました
ここでは、Googleのヘルプの原文、当方の地域ページで起きたこと、同業のサイトの実測を並べ、自分の対応エリアを書く順番を置きます。
Googleマップには、対応エリアをどう登録するのか
Google ビジネス プロフィールのヘルプ「非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する」は、次のように書いています(原文)。
サービス提供地域を登録できるのは、非店舗型ビジネスまたはハイブリッド型ビジネスのみです。
非店舗型ビジネス: 客先に出向いてサービスや商品を提供し、ビジネス拠点の住所では接客しないビジネス。清掃サービスや配管工事などのビジネスが該当します。
登録のしかたについては、次の4つが書かれています。
| 項目 | ヘルプの原文 |
|---|---|
| 何で指定するか | サービス提供地域は、市区町村や郵便番号などで指定できます(最大 20 か所)。 |
| 半径で指定できるか | サービス提供地域を、ビジネス拠点からの半径距離で指定することはできません。 |
| どこまでの範囲か | 対象地域全体の境界線は、ビジネス拠点から車で約 2 時間以内の範囲に収めるようにします。 |
| どう選ぶか | サービス提供地域を設定する際は、できるだけ具体的かつ正確に行ってください。 |
※ ヘルプは、以前に半径で設定したサービス提供地域について「編集できないため、市区町村や郵便番号など、別の方法で指定する必要があります」と書いています。また、このヘルプのページには「このページには、AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります。」と表示されています。
「全国対応」のように広く登録したくなる場面でも、ヘルプが求めているのは20か所まで・車で約2時間以内・具体的にです。どの市を入れるかは、実際に伺っている範囲から選ぶことになります。
店舗もある場合は、どうなるのか
同じヘルプは、店舗と出張の両方がある形を「ハイブリッド型ビジネス」と呼び、次のように書いています(原文)。
- ハイブリッド型ビジネス: ビジネス拠点の住所で顧客にサービスを提供しているが、商品配達や出張サービスも行うビジネス。
- ビジネス拠点に看板が常設されていない場合は店舗とは認められないため、非店舗型ビジネスとして登録する必要があります。
- ビジネス拠点の住所で接客し、サービス提供地域もある場合: 住所とサービス提供地域の両方を入力します。
反対に、拠点の住所でお客さんを迎えていない場合について、ヘルプは「重要: ビジネス拠点の住所で商品やサービスを提供していない場合は、ビジネス プロフィールから住所を削除してください。」と書いています。
自宅を事務所にしていて、お客さんが来ることはない、という場合は、この行に当たるかどうかを、自分の働き方と見比べて決めることになります。Googleマップの設定の全体はGoogleマップ対策のページに置いています。
市の名前を並べたページで、何が起きたのか
ここからは当方自身の話です。当方のサイトには、以前「ホームページ制作 ◯◯市」の形で、市ごとの地域ページが15枚ありました。2026年9月の作り直しの前に、1枚ずつ数えると次のとおりでした。
| 数えたこと | 15枚のうち |
|---|---|
| 同じ並びの地域ページと、本文の77%以上が重なっていた | 12枚 |
| 3か月(2026年6月14日〜9月13日)に、検索結果から一度でも押された | 3枚 |
| うち、本文が77%以上重なっていた12枚で押されたもの | 1枚 |
| 作り直しで、県ごとのページなどにまとめた(古いアドレスは自動で転送) | 11枚 |
※ 重なりは当方の道具で本文の文を比べた割合、押された回数は Google Search Console の数字です。15枚しかないので、どの書き方が効いたのかまでは、この数からは言えません。
重なりが小さかった3枚のうち2枚は、押されていました。作り直しで残した4枚のうち2枚は、ほかのページとの重なりが1%前後で、本文のほとんどがそのページにしかない文でした。もう1枚は、当方の所在地のページとして書き直しました。
Googleは「スパムに関するポリシー」の中で、「誘導ページの不正使用」の例の1つに「特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数持ち、それらのドメインから 1 つのページにユーザーを誘導する」を挙げています。どのページがこれに当たるかを決めるのはGoogleで、この記事では判定しません。ほかに挙がっている例は順位が上がらないときに確かめることにまとめています。
同業のサイトは、対応エリアを書いているのか
当方が電話帳から選んだ会社のホームページを1社ずつ開いて数えた調査(2026年9月)では、対応エリアにあたる項目は次のとおりでした。
| 調査 | 数えた項目 | 書いてあった会社 |
|---|---|---|
| ハウスクリーニング | 対応エリアを書いている | 21/44・48% |
| 運送 | 運べる荷物か対応するエリアが書いてある | 28/38 |
※ 運送の調査は「荷物」と「エリア」を1つの項目で数えています。エリアだけを書いていた会社の数は、この調査からは分かりません。ほかの業種の調査では、この項目を数えていません。
ハウスクリーニングでは、半分ほどの会社が「どこまで伺うか」をサイトに書いていませんでした。お客さんの側から見ると、自分の家まで来てもらえるかが、問い合わせる前に分からないことになります。
自分の対応エリアは、どの順番で書けばいいのか
-
この1年に、実際に伺った先を書き出す
使う資料:請求書の控え・作業日報・カレンダー市区町村ごとに、何件伺ったかを数えます。
▸ 件数の多い市が分かった → そこが、ホームページとGoogleマップの両方に書く中心です
▸ 1件だけの遠い市 → 「ご相談ください」の側に置くかを決めます -
「伺う」「条件つきで伺う」の線を決める
使う資料:移動にかかる時間・出張費の決まり拠点からの移動時間で区切ると、Googleマップのヘルプの「車で約2時間以内」とも見比べやすくなります。
▸ 線を決めた → 「◯◯市・◯◯市は伺います。◯◯市は出張費がかかります」の形で書けます
▸ 決められない → まず件数の多い市だけを書き、それ以外は問い合わせで受ける書き方もあります -
Googleマップに、20か所までで登録する
使う画面:Google ビジネス プロフィールの「サービス提供地域」1で数えた市を、件数の多い順に入れます。
▸ 20か所に収まった → ホームページの書き方とそろえます
▸ 収まらない → ヘルプの「できるだけ具体的かつ正確に」に沿って、実際に伺っている範囲に絞ります -
ホームページには、その地域で何をしたかを添える
使う資料:施工の写真・お客さまの声(掲載の許可を取ったもの)市の名前だけを書くのではなく、その市で伺った仕事の例を1つ添えます。
▸ 例がある市 → その市の名前で探した人に、来てもらえるかと、どんな仕事をしたかが同時に伝わります
▸ 例がまだ無い市 → 当方は、名前だけ並べて増やすより、例ができてから足すことにしています(上の当方の経緯から)
IZANAに頼む場合、対応エリアはどう書くのか
当方が作るときは、上の順番のうち1と2を、お客さまにお聞きするところから始めます。どの市を書くか、どこから出張費がかかるかは、お客さまが決めることなので、当方が決めることはしません。
Googleマップの登録や見直しは、Googleマップ対策として承っています。料金は料金ページが正本です。
当方は、対応エリアの書き方で検索の順位や問い合わせの件数が変わるというお約束はしません。上に書いた当方の数字も、15枚のページで起きたことで、ほかのサイトで同じことが起きるとは限りません。
よくある質問
対応エリアをGoogleマップにも入れるとき、サービス提供地域は何か所まで登録できますか?
Google ビジネス プロフィールのヘルプは「サービス提供地域は最大 20 か所まで指定できます。」と書いています。あわせて「対象地域全体の境界線は、ビジネス拠点から車で約 2 時間以内の範囲に収めるようにします。」とも書いています。
「事務所から半径30km」のように登録できますか?
同じヘルプは「サービス提供地域を、ビジネス拠点からの半径距離で指定することはできません。」と書き、以前に半径で設定したものは編集できないため、市区町村や郵便番号など、別の方法で指定する必要があるとしています。
店舗もあって、出張もする場合はどうしますか?
ヘルプは、ビジネス拠点の住所で顧客にサービスを提供していて商品配達や出張サービスも行うビジネスを「ハイブリッド型ビジネス」とし、ビジネス拠点の住所で接客しサービス提供地域もある場合は「住所とサービス提供地域の両方を入力します」と書いています。
市ごとにページを作ってはいけないのですか?
作ってはいけないという決まりは、この記事で引いた原文にはありません。この記事に書いたのは当方の経緯で、市の名前だけを変えて本文の77%以上が重なっていた12枚のうち、3か月で押されたのは1枚でした。数が少ないので、何が効いたかまでは言えません。
出どころ(2026年10月10日に原文を確認)
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する」
- Google 検索セントラル「スパムに関するポリシー」(誘導ページの不正使用)
- 当方の業種別の実態調査(2026年9月・ハウスクリーニング/運送)
- 当方の地域ページ15枚の記録(本文の重なり=当方の道具/押された回数=Google Search Console・2026年6月14日〜9月13日)
対応エリアの書き方から、相談したいときは。
どの市まで書くか、Googleマップとどうそろえるかの段階からご相談いただけます。ご相談・お見積もりは無料です。