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この調査のシリーズでこれまで数えた8業種は、工事や加工で物を作ったり直したりする仕事でした。運送は、物を運ぶ仕事です。

工事の業種で数えてきた施工事例や資格の代わりに、荷主が最初に知りたいこと(運べる荷物・対応するエリア・持っている車両)と、人を採るためのページを数える項目にしました。どの項目で数えるかは、名簿を作る前に決めました。

もうひとつ、電話帳の「運送業者」の欄には、荷物を運ぶ会社ではない行も並んでいました。それをどう外したかも、このページに書いています。

荷物を運ぶ会社108社のうち、
自社のサイトがあったのは38社(35.2%)でした。

108
分母にした会社
(119社から11社を除く)
38
自社のサイトが
見つかった会社
35.2%
その割合

名簿は119社です。検索して1社ずつ確かめるうちに、11社は「荷物を運ぶ会社」として数えられないことが分かったので、分母から外しました。残る108社のうち、会社のサイトが見つかったのが38社、見つからなかったのが70社(64.8%)です。

分母から外した11社社数
電話番号や電話帳の詳しいページをたどると葬儀社・霊柩車・寝台車の会社だった(社名に「葬」「セレモニー」が無く、名前では外せなかった)5社
運送の事業が無かった(宅配便を受け付ける菓子店/雑貨のネット通販/廃棄物の処理工場)3社
本社が別の県にある会社の拠点(1社)と、広い地域に拠点を持つ会社の名前で、どこの拠点か確かめられなかった行(1社)2社
名簿の別の会社の「特殊部」の番号だった(同じ会社を2回数えない)1社

見つからなかった70社のうち、67社は名簿に名前があるだけか、検索しても出てきませんでした

残る3社は、検索では出てくるのに開くとアドレスが無くなっていた(2社)か、「アクセスが禁止されています」の画面になった(1社)会社です。お客様の側から見れば、どちらも「サイトが無い」のと同じなので、無かったほうに数えています。

このほか、採用サービスの上に「採用ホームページ」だけを持っている会社もありました。働く人向けのページで、会社の案内ではないので、自社のサイトには数えていません。

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サイトがあった38社の中身。
運べる荷物・エリアを書いていたのは28社でした。

ここからの分母は38社です。上の3つが、運送の回のために足した項目です。

運べる荷物・対応するエリアを書いている
28/38・74%
自社のサイトに採用・求人のページがある
26/38・68%
保有車両の一覧・台数を載せている
18/38・47%
スマホの画面幅に合わせてある
34/38・89%
https で開ける
28/38・74%
電話番号をタップで発信できる
27/38・71%
問い合わせのフォームがある
26/38・68%
運送の許可・認証(許可番号・Gマークなど)を載せている
22/38・58%
運賃・料金の目安を載せている
3/38・8%
メールアドレスのリンクがある
3/38・8%
LINEの窓口がある
3/38・8%

※運送の回で足した3つ(荷物・エリア/採用/車両)が3つともそろっていたのは11社(29%)、1つも無かったのは3社でした。
※画面幅とタップ発信は、スマホの画面で開いて数えた値です(パソコンの画面では画面幅32社・タップ22社。電話ボタンをスマホの画面にだけ出すサイトがあるため)。両方そろっていたのは26社(68%)です。

表の数は、当たった文を1社ずつ読み直したあとの数です

機械は語が出てくるかどうかしか見ません。「お問い合わせ」という字があっても、開くと電話番号だけのことがあります。当たった物を全部開き、当たらなかった会社の本文もゆるい語で読み直しました。

項目機械読み直し動いた理由
問い合わせのフォーム87%(33社)68%(26社)「お問い合わせ」のページを開くと電話・FAXの番号だけ(5社)/電話番号のリンクに「お問い合わせ」と書いてあるだけ(1社)/トップに戻るだけのリンク(1社)
運送の許可・認証63%(24社)58%(22社)事業内容に「一般貨物自動車運送事業」と業の名前を並べただけ(4社)と、許認可の欄が「確認中」(1社)を外した。逆に、通関業の許可・会社概要の奥にあった運送取扱の登録・沿革の中の登録(3社)を足した
保有車両の一覧・台数39%(15社)47%(18社)メニューの先の「トラック紹介」「輸送課」のページにあった一覧(2社)、会社概要の「保有車輌 40輌」(1社)、車種の一覧(1社)を足した。タイヤの「お預かり台数」(1社)は車両ではないので外した
運べる荷物・エリア66%(25社)74%(28社)「苫小牧港からの特殊車両」「造船用鋼材の荷揚げや運送」のように語の一覧に無い書き方(6社)を足した。当たりがグループ会社の社名・団体名・工場の中の作業の説明だった(3社)を外した
採用・求人のページ66%(25社)68%(26社)同じページの中の「採用情報」の節へ移るメニュー(1社)を足した
運賃・料金の目安8%(3社)8%(3社)当たりが別の事業(サーバーの月額)だった1社を外し、会社情報からたどれる運賃料金表(PDF)の1社を足した

最後に更新した年

年が読み取れたのは38社中30社でした。2023年より前で止まっていたのが10社(33%)です。2026年の日付があったのは14社でした。

ほかの8業種と、同じ物差しの項目だけ並べました。

運送は数える項目の半分を入れ替えたので、並べられるのは下の5つだけです。

業種自社サイトタップ発信画面幅LINE2023年以前で止まり
運送35.2%71%89%8%33%
電気工事26.9%53%84%3%36%
塗装31.1%70%89%8%46%
工務店44.0%53%90%14%35%
水道23.3%59%81%4%52%
リフォーム51.3%70%92%20%27%
建設(土木)38.1%62%82%2%29%
造園28.0%61%85%6%36%
町工場22.9%50%84%3%60%

※運送以外の8業種は、それぞれの調査ページに載せている数をそのまま写しました。タップ発信と画面幅は、どの業種もスマホの画面で開いた値です。運送の分母は、サイトの有無が108社、中身が38社です。

運送らしい数字は、この5つの中にはありませんでした

画面幅の89%と、LINEの8%は、塗装店とまったく同じ数字でした。タップ発信の71%も、塗装店・リフォーム会社の70%との差は1社に届きません。更新が止まっている割合(33%)は、8業種の27%〜60%の間に入っています。同じ数字が別の業種にもある項目は、運送らしさとは読んでいません。

採用のページは、建設(土木)とだけ比べられます

自社サイトの採用ページは、建設(土木)の調査でも同じ決まりで数えていて、76%でした。運送は68%です。差は、運送の38社でいうと3社ぶんほどで、ほかの業種では数えていないので、多い・少ないは言っていません。

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数字の外で、気づいたこと

① 電話帳の「運送業者」の欄には、葬儀社と赤帽が並んでいました

使った分類は「引越し業者・運送業者」です。名簿を作るために読んだ36市町村の一覧645行のうち、名前に「葬祭」「セレモニー」などが入る行が26行(4.0%)「赤帽」が25行(3.9%)、タクシー会社が4行、楽器店(ピアノの運搬)が3行ありました。霊柩車や寝台車も「運送」の許可で走るので、この分類に載ると考えられます。
名前で分かるものは最初に外しましたが、検索のあとで名前に葬祭の語が無い葬儀社・寝台車の会社が、さらに5社見つかりました(Section 01)。

② 「お問い合わせ」の文字はあっても、フォームが無い会社が7社

そのうち5社は、お問い合わせのページを開くと、電話とFAXの番号、受付時間だけが書いてある作りでした。数えた項目の中で、機械の数と読み直した数の差がいちばん大きかったのがここです(87%→68%)。

③ 運賃の目安の載せ方は、3社とも違いました

運賃・料金の目安を載せていた3社は、距離ごとの料金表(軽貨物の貸切便)車種と距離を入れると概算が出る簡易見積届け出た運賃料金表のPDFと、形が3通りでした。どれも「◯kmならいくら」が分かる形です。

④ 運輸安全マネジメントの公表は、許可・認証には数えていません

38社のうち7社が、安全の方針や目標を「運輸安全マネジメント」として公表していました。これは運送の会社が法令に沿って公表するもので、許可や認証とは性格が違うため、Section 02の「許可・認証」には入れていません(語の一覧には入れていたので、読み直しで分けました)。

⑤ 本業が運送ではない会社も、同じ分類に載っています

人材派遣、通関と国際輸送、産業廃棄物の処理、工場の中の作業の請負を本業とする会社も、「運送業者」の分類に載っていました。運送の事業を持っていれば、外さずに数えています。サイトに運送の話が1行も無い会社(1社)もありましたが、社名と電話帳の分類から運送の事業が無いとまでは言えないので、残しています。

⑥ 車両は「一覧」で載せる会社が多く、総台数だけは2社

保有車両を載せていた18社のうち、16社は車種ごとの台数や最大積載量を並べていました。会社概要に総台数だけを書いていたのは2社です。

運送の回で決めた数え方

10県から選ぶ名簿の作り方と、サイトの有無の決め方は、リフォーム会社の調査の Section 05にまとめています。運送の回で決めたのは、次の4つです。

① 名前で外した行と、外さなかった行

使った分類はマピオン電話帳の「引越し業者・運送業者」です。次の行は、名前で外して、同じ市町村の次の会社を繰り上げました。

赤帽は、軽貨物の個人事業主が加盟するブランドです。サイトの有無が加盟の仕組みで決まりやすいので、ほかの調査で全国網の窓口や加盟店を外したのと同じ扱いにしました。新しい市町村は足していないので、北海道の江差町だけは3社になり、名簿は119社です。

② 名前では分からない会社は、検索のあとで同じ物差しで決めました

「◯◯商店」「◯◯建材」「◯◯ホール」のような社名は、検索してから決めました。サイトがある会社はサイトの事業内容で、サイトが無い会社は名簿サイトの業種で見て、運送の事業が無いと分かったときだけ分母から外しています。分からない会社は残しました。

③ 運送のために入れ替えた5項目

施工事例と資格は、運送には当てはまらないので数えていません。

④ 同じ会社の別の窓口は、計測のあとでも探しました

名簿の全社の電話番号を、見つかったサイトの本文と突き合わせました。ある会社のサイトに、名簿の別の行の番号が「特殊部」として載っていたので、その行を分母から外しています。

この調査で、言えないこと

名簿に載っていない会社のこと、検索で見つからない会社の扱い、奥のページのことなど、どの業種にも共通する断りはリフォーム会社の調査の Section 06にまとめています。運送の回に限った断りは、次の4つです。

38社が分母です

1社で約2.6ポイント変わります。2〜3ポイント離れているだけの数字は、同じくらいと見てください。

外し方を変えれば、数字も変わります

赤帽や葬儀社を残していれば、分母も「サイトがある」の割合も変わります。このページの35.2%は、荷物を運ぶ会社に絞った108社での数字です。

運送の会社の全体ではありません

「引越し業者・運送業者」の分類に載っている会社から選んでいます。大手の営業所や、電話帳に載せていない会社は入っていません。「運送業界のサイトは◯◯だ」とは書いていません。

サイトが無いことを、悪いとは書いていません

決まった荷主の仕事を長く請けている会社は、サイトが無くても仕事が回っていることがあります。数えたのは、載っているかどうかだけです。

Section Summary

運送の回で直したところ(4か所)

名簿を1回作り直しました。最初の120社を名前で読むと、葬祭・赤帽などトラック運送ではない行が18社あったので、外して同じ市町村の中で引き直しています。
検索のあとで、さらに11社を分母から外しました。葬儀社だった5社は、どれも電話帳の番号から分かりました。
計測のあとで、同じ会社の別の窓口を1社見つけました。全社の電話番号をサイトの本文と突き合わせた結果です。
機械の「建設業の許可」の当たりを1社外しました。当たっていたのは「厚生労働大臣許可番号」(人材派遣の許可)の「大臣許可」でした。

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