建設会社(土木)のホームページ実態調査。
全国120社を、1社ずつ数えました。
道路や河川の工事を請ける建設会社のホームページを見に来るのは、一般のお客様だけではありません。役所や元請けの担当者、そして働き口を探している人も見に来ます。
では実際に、採用の案内や公共工事の話は載っているのか。電話帳から120社を抜き出して1社ずつ確かめました。
建設会社(土木)は、IZANAが数えた6つ目の業種です。前の5つ(電気工事店・塗装店・工務店・水道工事店・リフォーム会社)は、どれも住まいの工事でした。
土木の会社のサイトには、お客様向けとは別の役目がありそうだと考え、共通の10項目に「採用のページ」と「公共工事の記載」の2つを加えています(名簿を作る前に決めました)。読み直して数字が動いたところは、動いた理由と並べて載せています。
電話帳に載っている建設会社(土木)の38.1%が、
自社のホームページを持っていました。
(120社から2社を除く)
あった会社
名簿の120社から下の2社を除いた118社で割っています。自社のサイトがあったのは45社(38.1%)、無かったのは73社(61.9%)です。
※除いた2社=全国に拠点を持つ舗装会社の工場だった1社(地元の1社として数えられないため)/電気工事店の調査で既に数えていた会社だった1社(同じ会社を2つの業種で2回数えないため)。
同じやり方で数えた6業種では、リフォーム会社(51.3%)・工務店(44.0%)の次の数字でした(塗装店31.1%・電気工事店26.9%・水道工事店23.3%)。名簿の作り方は業種ごとに少しずつ違うので、順位そのものに意味を持たせないでください。
「無かった」73社の中身
| 探して出てきたもの | 社数 |
|---|---|
| 電話帳・地図・業者一覧の中に、名前があるだけ | 56社 |
| 同じ社名の、別の会社のサイト | 11社 |
| 社名+町の名前で探しても、何も見つからない | 2社 |
| 見つかったが、開くと中身が表示されない | 2社 |
| 組合や商工会の会員紹介の中にだけ | 2社 |
このうち2社は、IZANAも最初は同じ会社だと判断して「あり」に数えかけました。サイトの本文に、名簿の町名も電話番号も出てこないことを確かめて、別の会社(業種の違う会社と、別の県の同じ名前の建設会社)だと分かりました。社名で調べた人が、そのまま別の会社のサイトにたどり着くことがある、ということです。
勧誘や見積もりの押し売りは一切ありません。
サイトがあった45社の中身。
採用のページがあったのは、34社でした。
ここからの分母は、サイトがあった45社です(見たのはトップと、そこからつながる7ページまで)。
| 数えた項目 | あり | 割合 |
|---|---|---|
| 問い合わせフォーム/問い合わせページがある | 42 / 45 | 93% |
| https で開ける | 39 / 45 | 87% |
| 資格・許可・登録を載せている | 38 / 45 | 84% |
| スマホの画面幅に合わせてある | 37 / 45 | 82% |
| 採用・求人のページが自社サイトにある | 34 / 45 | 76% |
| 公共工事を請けていることを載せている | 34 / 45 | 76% |
| 施工事例・実績のページがある | 33 / 45 | 73% |
| 電話番号をタップで発信できる | 28 / 45 | 62% |
| メールアドレスを載せている | 5 / 45 | 11% |
| 料金・費用の目安を載せている | 3 / 45 | 7% |
| LINEの窓口がある | 1 / 45 | 2% |
※電話のタップ発信(62%)と画面幅(82%)は、スマホとして開いた数です(2026年9月19日に数え直し。スマホの画面にだけ電話ボタンを出すサイトがあるため)。
この表は「機械が語を見つけた数」です。読み直すと、3つが下がりました
たとえば「公共工事」は、会社概要の営業種目に「舗装工事」と並んでいるだけでも当たります。当たった所を1つずつ開いて読み、数え直したのが次の表です。当たらなかった会社の本文も、ゆるい語でもう一度読みました(足した分はそこで見つけたものです)。
| 項目 | 機械 | 読み直し | 動いた理由(実際に当たっていたもの) |
|---|---|---|---|
| 公共工事を請けていることを載せている | 76%(34社) | 64%(29社) | 営業種目・業務内容の一覧に「舗装工事」を並べただけ(3社)/個人宅やマンションの駐車場の舗装(1社)/国の施策の紹介(1社)/道路・橋・河川の工事とは書くが、役所の工事とは書いていない(1社)。逆に、作業の記録に国道の工事名があった1社を足した |
| 料金・費用の目安 | 7%(3社) | 2%(1社) | 土地の販売価格(2社)。残る1社は解体の単価 |
| 問い合わせフォーム/ページ | 93%(42社) | 91%(41社) | 「お問い合わせ」がメールのリンクだけ(1社) |
| 採用のページ | 76%(34社) | 76%(34社) | 「全館空調を採用した家」という施工事例の題名(1社)を外し、お知らせの「スタッフを募集しています」(1社)を足した |
| 資格・許可・登録 | 84%(38社) | 84%(38社) | 営業内容に業の名前を並べただけ・不動産の免許番号(2社)を外し、2つ先のページにあった建設業の許可番号・「許可番号 ◯◯県知事(特-◯)第◯号」のように語の並びが違う書き方(2社)を足した |
最後に更新した年
年が読み取れたのは45社中28社でした(更新日・お知らせ・著作権の表記から)。
| 最後に更新した年 | 社数 |
|---|---|
| 2026年 | 12社 |
| 2025年 | 8社 |
| 2023年 | 2社 |
| 2022年 | 1社 |
| 2020年 | 3社 |
| 2019年・2018年 | 各1社 |
28社のうち8社(29%)は、最後の年が2023年以前です。
6業種を、同じ数え方で並べました。
建設の数字が高いのか低いのかは、ほかの業種と横に並べて初めて分かります。
| 数えたこと | 電気工事 (分母119社) | 塗装 (分母119社) | 工務店 (分母116社) | 水道 (分母120社) | リフォーム (分母117社) | 建設(土木) (分母118社) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 自社サイトがある | 26.9% | 31.1% | 44.0% | 23.3% | 51.3% | 38.1% |
| 電話をタップで発信できる | 53% | 70% | 53% | 59% | 70% | 62% |
| 施工事例のページがある | 69% | 68% | 78% | 44% | 75% | 73% |
| 資格・許可・登録(建設業許可など共通の言い方で) | 61% | 46% | 69% | 41% | 48% | 69% |
| 料金の目安を載せている | 9% | 19% | 20% | 22% | 15% | 7% |
| LINEの窓口がある | 3% | 8% | 14% | 4% | 20% | 2% |
| 更新が2023年以前で止まっている | 36% | 46% | 35% | 52% | 27% | 29% |
※6業種とも、読み直す前の機械の数字で並べています(建設の読み直し後はSection 02)。2行目から下の分母は、各業種でサイトがあった会社です(建設は45社)。建設の回では、持ち主の照合に電話番号も使い、先に調べた業種と重なる会社を外しています(Section 04・05)。
タップ発信の差は、業種では説明できません
スマホとして開き直した数(2026年9月19日)を低い順に並べると、53%・53%・59%・62%・70%・70%。建設の62%は真ん中あたりで、6業種の幅は5割〜7割に収まり、業種による大きな差はありませんでした。土木の会社に限った特徴ではなく、どの業種にも同じくらいの割合で見られる、という読み方が自然です。
資格の数字は、工務店と同じでした
共通の言い方(建設業許可など)で数えると69%で、工務店の69%と同じでした。建設の語(施工管理技士・ISO・産業廃棄物の許可なども含む)で数えると84%になりますが、語の一覧が業種ごとに違うので、この84%はほかの業種と比べられません。
料金の目安は、商売の形が違います
料金の目安(7%)は6業種でいちばん低い数字でした。ただ、土木の会社は役所や元請けから工事を請けることが多く(公共工事を請けていることを載せている会社が64%)、一般のお客様に値段を先に見せる商売とは形が違います。載せていないことを、良し悪しとしては書いていません。
建設だけの2項目は、比べる相手がいません
「採用のページ(76%)」と「公共工事の記載(64%)」は、建設の回で初めて数えました。前の5業種には同じ物差しの数字が無いので、多い・少ないの判断はしていません。
毎月5社限定です。
数字の外で、気づいたこと。
① 電話帳の「建設業」の分類には、工務店が混ざっていました
電話帳には「建設業」という分類もあります。検索の言葉に近いので最初はこちらを考えましたが、上位の会社を読むと、住宅を建てる工務店が混ざっていました。ある市では、工務店の分類と同じ会社が27社中8社ありました。そこで今回は、道路や河川の工事を請ける会社が集まる「一般土木建築工事業」の分類を使っています(こちらは、同じ3つの市町で工務店の分類との重なりが0社でした)。
② 前の調査と同じ会社を、2つの段階で外しました
名簿を作る段階で、塗装店・工務店・水道工事店・リフォーム会社の名簿と同じ会社を5社外しました。電気工事店の調査は社名の名簿が残っていなかったので、見つかったサイトのアドレスを前の調査と照らし合わせる2段目を足し、そこで1社を見つけています。1社を2つの業種で2回数えないためです。
③ 電話帳に、現場の拠点が載っています
建設会社は、支店や営業所に加えて、作業所・倉庫・資材置場・詰所といった現場の拠点が電話帳に載っていました。会社ではないので、名簿から外す語を足しています(7件)。語の付いていない全国の舗装会社の工場は、1件ずつ確かめて外しました。
④ トップページの題名が「求人」の会社がありました
トップページの題名そのものが「(町名)の土木の求人なら」で始まる会社がありました。サイト全体が、働き口を探している人に向けて作られています。また、外の求人サイトへのリンクだけで、自社のサイトに募集を置いていない会社は、見た範囲では0社でした。
⑤ 本業が建設ではない会社も、同じ分類に載っています
一般土木建築工事業の名簿には、清掃・設備管理、不動産、産業廃棄物の処理、砕石の運搬を本業とする会社も載っていました。どの会社も建設の事業を営んでいるので、外さずに数えています。料金で当たった3社のうち2社が土地の販売価格だったのも、この名簿の性格が出たものです。
数え方のうち、建設で変えたところ。
共通の手順(名簿の選び方・「あり」の判定・持ち主の照合・10項目)は、リフォーム会社の調査の Section 05にあります。建設の回で変えたのは、次の4点です。
① 使った分類=一般土木建築工事業
名簿の元は、マピオン電話帳の「一般土木建築工事業」です(10県はほかの業種と同じ)。電話帳には「建設業」「建設・工事業」「建築物解体工事業」などの分類もあります。「建設業」は工務店と重なり(Section 04の①)、「建設・工事業」は群馬県に載っている市町村が無く、「解体」は別の職種なので、今回は選んでいません。別の分類を選べば、別の数字になります。
② 名簿から外すものを、2つ足しました
ほかの調査と同じ決まり(営業所・支店・団体・重複など)に、作業所・倉庫・資材置場・詰所などの現場の拠点と、前の調査と同じ会社を足しました。外した会社のぶんは、その市町村の次の会社を繰り上げています。
③ 建設だけの2項目
- 採用・求人のページ=自社のサイトの中に人を募集しているページか節があり、そこへのリンクがあること。外の求人サイトへのリンクだけなら「無し」
- 公共工事の記載=国・県・市町村の工事を請けていることを、実績の一覧か本文の説明で載せていること。営業種目の一覧に工事の種類を並べただけは数えない
どちらも、名簿を作る前に決めた項目です。
④ 資格の語は、建設用に作り直しました
建設で数えた語=建設業許可・知事許可・大臣許可・施工管理技士・技術士・RCCM・建築士・解体工事施工技士・解体工事業・産業廃棄物の収集運搬業/処分業・ISO9001/14001/45001。横に並べる表(Section 03)の資格の行は、このうち建設業許可・知事許可・大臣許可の3語だけで数え直した値です。
この調査で、言えないこと。
業種を問わない断り書きは、リフォーム会社の調査の Section 06に置いています。サイトが無いことを、悪いとは書いていません(役所や元請けとのつながりで仕事が回っている会社もあります)。建設の回に限った断りは3つです。
中身の分母は45社です
1社の違いで約2.2ポイント動きます。2〜3ポイントの差は、差として扱わないでください。
分類の選び方で、数字は変わります
「一般土木建築工事業」を選んだ結果です。「建設業」や「解体」の分類を選べば、別の会社が名簿に入ります。
1社だけ、2つ先のページを開きました
見たのはトップから7ページまでです。例外の1社は、メニューに「許可・登録」があったので2つ先まで開きました。これより奥にだけ採用や実績を置いている会社は、「無し」に入っているかもしれません。
建設の回で直したところ(5か所)
① 同じ会社だと思って「あり」にしかけた2社を、「無し」に戻しました。検索で出たサイトを同じ会社と判断していましたが、本文に名簿の町名も電話番号も無く、別の会社でした。
② 逆の誤りも1社ありました。最初に選んだアドレスが開けず、「別の会社かもしれない」と開かずに外していた方の候補が、本物でした。開いて確かめ、取り直しています。
③ 機械が読めなかった2社を、読める形で測り直しました。メニューが1枚の画像で作られていたサイト1社と、トップページが別のページへの転送だけだったサイト1社を、読める形で測り直しています。
④ 当たった物を読み直して、3項目を下げました(公共工事76→64%・料金7→2%・問い合わせ93→91%)。当たらなかった会社の本文も読み直し、4か所を足しています。
⑤ 電気工事店の調査と同じ会社を1社、分母から外しました。サイトのアドレスの照らし合わせで見つかりました。
御社のホームページの現状診断、
無料でお返しします。
無料診断でお返しするのは、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4つです。
この4つを人の目で1ページずつ読み、まず直すところ3つを順番を付けてPDFでお返しします。毎月5社限定です(人の目で読むので数を絞っています)。
勧誘や見積もりの押し売りは一切ありません。
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