ホームページの「©」の年は、
直すべきか。
先に結論を書きます。ページのいちばん下にある「© 2018 ◯◯」のような表示は、著作権を持つための条件ではありません。著作権法は、権利を持つのに「いかなる方式の履行をも要しない」(2026年10月16日に原文を確認)と書いています。だから、年が古いままでも、法律の上で権利が弱くなるわけではありません。
- 法律の話としては:©の有無や年で、権利が生まれたり消えたりはしません(著作権法 第17条 第2項)
- 見た人の話としては:©の年は、外から見た人が「このサイトに最後に手が入った年」を読む手がかりにできます。当方もサイトを数えるときに、お知らせの日付と並べて手がかりにしました
- だから決めるのは:年を、中身を最後に直した年と合わせるか、年を書かないか。年だけ毎年自動で今年にして、中身が古いままだと、読む人には食い違って見えます
写真や文章を使われたときにどうするか、誰が権利を持っているかは、当サイトでは判断しません。ここに載せるのは、法律と国の資料の原文、当方が数えたときの読み方までです。
自社のサイトの「©」の年は、中身の年と合っているか
スマートフォンで自社のサイトを開き、3か所の年を紙に書き出して並べます。
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ページのいちばん下の「©」や「Copyright」の年
見る場所:トップページの最下部(フッター)「© 2018」のように1つの年か、「© 2018-2026」のように範囲か、年が無いかを書き写します。
▸ 年がある → 次の確かめへ
▸ 年が無い → 年で古さを読まれることはありません。Step 04 の「年を書かない」の形です -
お知らせ・施工事例・ブログの、いちばん新しい日付
見る場所:お知らせの一覧、事例やブログの一覧いちばん上に並んでいる記事の日付を書き写します。
▸ ©の年と、いちばん新しい日付が同じ年 → 読む人にも食い違いは見えません
▸ ©の年だけ今年で、記事の日付は何年も前 → 「年は自動で変わるが、中身は止まっている」と読まれることがあります(Step 03) -
会社概要の中身が、いまの事実と同じか
見る場所:会社概要・料金・営業時間のページ住所・電話・営業時間・料金のどれかが、いまと違っていないかを見ます。
▸ 全部いまのまま → ©の年をどう書くかは、見た目と好みの問題です
▸ 違うところがある → 年を直すより先に、その中身を直します。年だけ新しくすると、古い中身が新しく見えてしまいます
「©」の表示は、法律で決まっているものか
著作権法は、権利を持つための手続きについて、こう書いています。
「著作者人格権及び著作権の享有には、いかなる方式の履行をも要しない。」(2026年10月16日に原文を確認)
「©」がどこから来たかは、文化庁の資料がこう説明しています。
「この問題を解決するために、昭和 27(1952)年に「万国著作権条約」が制定され、この条約の規定により、著作物に「©」等を付しておくことによって、アメリカなど「登録を義務づけている国」においても、「登録されているものとみなして保護される」ことになったのです。」
「このため、「©」を付す法律的な意味はほとんどなくなっていますが、現在では、権利者名を示すためのマークなどとして利用されており、広く一般に著作権を意識してもらうためのツールになっているようです。」
※ 出典=著作権法 第17条(e-Gov 法令検索)・文化庁 著作権課「著作権テキスト -令和8年度版-」62ページ(https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/pdf/94383901_01.pdf)。いずれも2026年10月8日に確認。
この2つから言えるのは、©を書くかどうか、何年と書くかで、権利があるかどうかは決まらない、ということまでです。どう使われたら困るか、誰が権利を持っているかは、別の話です(Step 05)。
見た人は、「©」の年をどう読むか
当方は、全国10県の電話帳から選んだ10業種の会社のサイトを1社ずつ開いて、「最後に手が入った年」を数えました。手がかりにしたのは、お知らせの日付と、©などの著作権表示の年です。見えた年の中で、いちばん新しいものを取りました。
| 数えたこと | 結果 |
|---|---|
| 年の手がかりがあった会社(電気工事の回) | サイトがあった32社のうち25社 |
| いちばん新しい年が2023年以前だった会社の割合(10業種) | 業種ごとに27%〜56% |
※ 出典=電気工事店のホームページ実態調査・業種ごとの実態調査の表(2026年9月)。割合の分母は、業種ごとに年が読み取れた会社の数です。
数えている途中で、当方自身が読み方を間違えました。「© 2009-2024」のように年が範囲で書いてあるとき、はじめの年を読んでいたため、9月28日にいちばん新しい年で数え直しています(業種ごとの実態調査の表の注に書いています)。年の書き方ひとつで、数える側の読み方も変わります。
① いちばん新しい年は、その会社が最後に手を入れた日そのものではありません。見えた年の中でいちばん新しいものを取っただけです。② 年を毎年自動で今年にする書き方のサイトは、中身が古くても新しい年に入ります。③ 年が古いことで問い合わせが減ったかは、数えていません。
言えるのは、当方がそうしたように、外から見た人が「いつのサイトか」を読む手がかりの1つにできる、ということまでです。
年の書き方は、どれにするか
法律の上ではどれでも構わないので(Step 02)、読む人にどう見えるかで選びます。
| 書き方 | 読む人からの見え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 年を書かない(「© 会社名」だけ) | 年で古さを読まれない | 中身の新しさは、お知らせの日付などで伝える |
| 公開した年から、中身を最後に直した年まで | いつ作って、いつ直したかが分かる | 中身を直したら、年も手で直す |
| 毎年、自動で今年になる | 年はいつも新しい | 中身が古いと、年と中身が食い違う(Step 01 の2つ目) |
どれを選んでも、先に直すのは中身です。住所や料金が古いまま年だけ新しいと、かえって読む人を迷わせます。
どこから先は頼んだほうがいいか
自分でやる
確かめて、そろえる
- ©の年・記事のいちばん新しい日付・会社概要の中身を並べて見る
- 年の書き方を3つから選ぶ
- 中身を直したら、年もそろえる
頼んだほうがいい
判断と、作りの直し
- 写真や文章を無断で使われたときの対応・誰が権利を持つかの判断(弁護士など)
- 制作会社とのあいだで、サイトの権利がどちらにあるかの確認(契約書)
- 年を自動で変える作りをやめる・ページの下の表示を作り直す(制作会社)
サイトの権利が誰にあるかを契約書のどこで見るかは、契約の前に確認する5つにまとめています。
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。当方は、権利が誰にあるか・使われたときにどうするかの判断はいたしません。できるのは、中身の古いところを見つけて直し、ページの下の表示を、選んでいただいた書き方にそろえるところまでです。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ | 1ページで伝え切る形 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | お知らせやブログを自分で足せる形 | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 仕事の種類ごとのページと、会社案内を分けて載せる形 | 80万円〜 |
※ サイトは買い切りです(月額の制作費はいただきません)。サーバーとドメインの実費は別途かかります。公開したあと、検索で見つけてもらえるように育てる作業は、制作とは別の仕事で、別に費用がかかります(保つ・育てる)。最新の料金は料金ページをご覧ください。
よくある質問
「©」を書いていないと、写真や文章を使われても何も言えませんか?
著作権法第17条第2項は、著作者人格権と著作権を持つには「いかなる方式の履行をも要しない」(2026年10月16日に原文を確認)と書いています。©を書いているかどうかで、権利を持つかどうかは決まりません。実際に使われたときにどうするかは、当サイトでは判断しません。弁護士などの専門家に相談してください。
ページの下の年は、毎年直さないといけませんか?
この記事で引いた条文と文化庁の資料には、年を毎年直す決まりは書かれていません。直すかどうかは、読む人にどう見えるかで決めてください。中身を直していないのに年だけ変えるより、中身を直したときに年もそろえるほうが、読む人には食い違いが見えません。
年を自動で今年にする作りは、やめたほうがいいですか?
中身もこまめに直しているなら、困ることは少ないはずです。お知らせや料金が何年も前のままなら、年だけが新しく見えて食い違います。当方がサイトを数えたときも、©の年をお知らせの日付と並べて「最後に手が入った年」の手がかりにしましたが、自動で変わる年は、中身の新しさを表すとは限りません。
「©」のあとには、会社の名前と制作会社の名前、どちらを書くものですか?
当サイトでは判断しません。文化庁の資料は、©が「権利者名を示すためのマークなどとして利用されて」いると書いています。サイトの文章や写真の権利が誰にあるかは、制作の契約で決まることがあります。まず契約書で確かめてください。確かめ方は、契約の前に確認する5つにまとめています。
年が古いままだと、検索で不利になりますか?
当方は、©の年と検索の順位の関係を数えていないので、不利になるともならないとも申し上げません。この記事で言えるのは、見た人が年を「いつのサイトか」の手がかりにできる、というところまでです。
サイトが
止まって見えていないかを見てほしいとき。
ホームページのアドレスを1つ送っていただければ、伝わり方を含む4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。売り込みの電話はいたしません。権利についての判断はいたしません。