「業務用エアコンの入れ替えもします」と、
ホームページに書く前に。
先に書きます。店舗や事務所の業務用エアコン、冷蔵・冷凍の機器(法律の言葉で「第一種特定製品」)のフロンの充塡と回収には、フロン排出抑制法の決まりがあります。
- 業として充塡・回収するのは、登録を受けた業者:第一種フロン類充塡回収業は、都道府県知事の登録(第27条第1項)
- 登録は、実際に回収する都道府県ごと:環境省の FAQ(Q121)。子会社は親会社とは別に登録(Q122)
- 機器を手放す側(法律の言葉で「管理者」)にも、別の決まり:回収業者にフロンを引き渡す(第41条)。主語は管理者です
書く前に、どの機器の・どの仕事を・誰がどこの県の登録でしているかを書き出します。あなたの仕事がどれに当たるかは、当サイトでは判断しません。ここに置くのは、法律と環境省のページの原文と、書き出す順番までです。
機器と仕事と、回収する人を、どう書き出すのか
条文は、機器の種類・仕事の中身・回収する人と場所で分かれる書き方になっています。先に次の4つを書き出します。
-
どの機器か
使うもの:機器の銘板・見積書業務用か家庭用か。エアコンか、冷蔵・冷凍の機器か。冷媒の種類も銘板から書きます。
▸ 業務用 → Step 02 の原文と見比べます
▸ 家庭用 → よくある質問の4問目 -
どの仕事か
使うもの:見積書・作業の段取りのメモ入れ替え・撤去・修理のどれか。そのなかで、冷媒を入れる(充塡)か、抜く(回収)作業があるかを書きます。
▸ 充塡や回収がある → Step 03
▸ 無い・分からない → 機器のメーカーか、回収業者に確かめます -
誰が回収するか
使うもの:登録の通知書・協力会社との取り決め自社が登録を受けているか、登録を受けた協力会社に頼むか。頼むなら相手の会社名も書きます。
▸ 自社で登録あり → 登録の都道府県を書きます
▸ 協力会社に頼む → 相手の登録の都道府県を聞きます(よくある質問の3問目) -
どこの都道府県の現場か
使うもの:仕事を受けている地域の一覧県をまたいで仕事を受けているなら、現場の都道府県を並べます。
▸ 書けた → Step 03 の環境省の FAQ と見比べます
▸ 地域が広い → 都道府県ごとに分けて書き出します
業務用の機器とは、どれか(原文)
「この法律において「第一種特定製品」とは、次に掲げる機器のうち、業務用の機器(一般消費者が通常生活の用に供する機器以外の機器をいう。)であって、冷媒としてフロン類が充塡されているもの(第二種特定製品を除く。)をいう。」
一「エアコンディショナー」
二「冷蔵機器及び冷凍機器(冷蔵又は冷凍の機能を有する自動販売機を含む。)」
※ 出典=フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(平成十三年法律第六十四号・e-Gov 法令検索)。2026年10月11日 に確認。第二種特定製品は、自動車のエアコン(使用済自動車再資源化法の特定エアコンディショナー)です。
括弧の中の「一般消費者が通常生活の用に供する機器以外の機器」が、業務用の線です。手元の機器が当たるかは、当サイトでは判断しません。
充塡と回収は、誰ができるのか(原文)
「第一種フロン類充塡回収業を行おうとする者は、その業務を行おうとする区域を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。」
環境省のページは、この決まりを次のように説明しています。
充塡回収業者の取組み「第一種特定製品へフロン類を充塡し、又は第一種特定製品からフロン類を回収することを業として行おうとする者は、「第一種フロン類充塡回収業者」として、都道府県の登録を受ける必要があります。」
FAQ Q121(本社で受け付け、各都道府県の支店や特約店が回収する場合)「回収業者は、回収業務を行う地域を管轄する都道府県知事の登録を受ける必要があり、実際に回収を行う都道府県で登録を受けることが必要です。」
FAQ Q122(親会社が登録している場合の子会社)「実際に回収作業を行う事業者が登録する必要があるので、子会社は親会社とは別途登録が必要です。」
※ 出典=フロン排出抑制法(e-Gov 法令検索)・環境省「フロン排出抑制法」ポータルサイト(「充塡回収業者、再生・破壊業者の取組み」と FAQ のページ)。2026年10月11日 に確認。
登録は会社ごとではなく、実際に回収する都道府県ごと・実際に作業する会社ごとの書き方です。Step 01 の3つ目と4つ目で書いた「誰が」「どこで」と見比べます。
お客様の側には、どんな決まりがあるのか(原文)
「第一種特定製品の廃棄等を行おうとする第一種特定製品の管理者(以下「第一種特定製品廃棄等実施者」という。)は、主務省令で定めるところにより、第一種フロン類充塡回収業者が当該第一種特定製品にフロン類が充塡されていないことを確認した場合を除き、自ら又は他の者に委託して、第一種フロン類充塡回収業者に対し、当該第一種特定製品に冷媒として充塡されているフロン類を引き渡さなければならない。」
「第一種特定製品の廃棄等の際には、第一種フロン類充塡回収業者に回収を依頼する必要があります。」
※ 出典=同法・環境省「フロン排出抑制法」ポータルサイト。2026年10月11日 に確認。
第41条の主語は、機器を手放す側(第一種特定製品の管理者)です。お客様に何が求められているかを、工事店のページで決めて書くことはしません。お客様には、この原文と環境省のページの場所を案内できます。
ホームページには、何を書けばいいか
書くのは、Step 01〜04 で確かめた事実だけです。
- 業務用の機器の、入れ替え・撤去・修理のどれを受けているか
- フロンの充塡や回収を、自社がどこの都道府県の登録でするか。協力会社に頼むなら、その旨と相手の登録の都道府県
- 受けている地域と、登録の都道府県がそろっているか
家庭用のエアコンは、この法律の回収の義務の外です。環境省の FAQ(Q6)は、フロンの回収を家電リサイクル法の側と書いています(下のよくある質問)。家庭用のエアコンの取付の工事の決まり(電気工事士)は、「『エアコンの取付もできます』と、ホームページに書く前に」にまとめています。
当方が数えた業種別の調査は、業務用エアコンの入れ替えや、フロンの登録を載せているかを数えていません。同業がどう書いているかの数は、ここでは出せません。
どこから先は頼んだほうがいいか
| 自分でやる | 聞いたほうがいい |
|---|---|
| 機器・仕事・回収する人・現場の都道府県を書き出す(Step 01) | 手元の機器が第一種特定製品に当たるか |
| 法律と環境省のページの原文と見比べる(Step 02〜04) | 登録の要件・どの都道府県で受けるか |
| 登録の通知書・協力会社の登録を控える | 回収を頼むときの書類のやり取り |
登録のことは、現場のある都道府県の担当の窓口に確かめるのが近道です。
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。登録が要るか、誰が回収してよいかの判断は、当方ではいたしません。お問い合わせが増えるといったお約束もしません。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ | 1ページで伝え切る形 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 会社概要・問い合わせを分けて置ける形 | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 仕事の種類ごとのページまで分けて載せる形 | 80万円〜 |
※ 金額は料金ページが正本です。サイトは買い切りです(月額の制作費はいただきません)。サーバーとドメインの実費は別途かかります。
よくある質問
登録が無くても、業務用エアコンの入れ替え工事は請けられますか?
当サイトでは判断しません。フロン排出抑制法 第27条第1項は、「第一種フロン類充塡回収業を行おうとする者は、その業務を行おうとする区域を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。」と書いています。工事のうち、フロンの充塡や回収の部分をどこが行うかを書き出し、登録を受けた業者がその部分を行う段取りになっているかを確かめてください。
隣の県の現場でも、自社の登録で回収できますか?
環境省の FAQ(Q121)は、「回収業者は、回収業務を行う地域を管轄する都道府県知事の登録を受ける必要があり、実際に回収を行う都道府県で登録を受けることが必要です。」と答えています。現場の都道府県で登録を受けているかを確かめてください。当サイトでは判断しません。
本社が登録していれば、子会社や協力会社は回収できますか?
環境省の FAQ(Q122)は、子会社について「実際に回収作業を行う事業者が登録する必要があるので、子会社は親会社とは別途登録が必要です。」と答えています。協力会社に頼むときは、相手が現場の都道府県で登録を受けているかを確かめてください。
家庭用のエアコンの取り外しも同じですか?
この法律の「第一種特定製品」は、業務用の機器(一般消費者が通常生活の用に供する機器以外の機器)です。家庭用の機器について、環境省の FAQ(Q6)は「なお、家庭用のエアコン、冷蔵庫及び衣類乾燥機並びに使用を終了した自動車に搭載されているカーエアコンは本法に基づく回収その他の義務はありません。(それぞれ、家電リサイクル法、自動車リサイクル法でフロン類の回収が義務付けられています。)」と書いています。家庭用のエアコンの取付の工事の決まり(電気工事士)は、エアコンの取付の記事にまとめています。手元の機器がどちらに当たるかは、当サイトでは判断しません。
工事の書き方も含めて、
外から見てほしいとき。
ホームページのアドレスを1つ送っていただければ、伝わり方を含む4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。売り込みの電話はいたしません。