ホームページを公開する前に、
どの決まりに当たるかを確かめる。
先に書きます。ホームページに当たる決まりは、何を載せるかで変わります。業種や会社の大きさより先に、自分のページに載っているものを書き出すと、確かめる先が絞れます。
当方が記事にした決まりを、載せるものごとに十の項目に分けました=仕事の許可・指定・登録の番号・名乗り・うたい文句・料金・文章と写真・地図・フォームと問い合わせの入口・メール・求人。
- 自分のページに載っているものを書き出す
- 下の十項目のうち、当てはまるものに印を付ける
- 印を付けた項目の記事で、自分で確かめる順番をたどる
あなたのページが決まりに当たるかどうかは、当サイトでは判断しません。ここに置くのは、どの決まりがどこで書かれているかと、確かめる順番までです。当たるかを確かめてもらう相手は、各記事に書いた相談先か、弁護士などの専門家です。
どの決まりが当たるかは、何で決まるのか
この記事で並べた決まりは、どれも「どんな会社か」より先に、「何を書いたか・何を置いたか」から確かめ始められます。料金を書けば料金の決まり、お客様の声を載せれば表示の決まり、フォームを置けば個人情報の決まり、という具合です。
同業の会社のホームページに何が載っているかは、当方が数えた調査にあります。5つの業種で、資格・許可・登録を載せていたのは60〜80%、料金の目安を載せていたのは9〜22%でした(下の表)。許可や登録は、同業のサイトの半分以上に載っている項目です。
| 数えたこと | 電気工事 | 塗装 | 工務店 | 水道 | リフォーム |
|---|---|---|---|---|---|
| 資格・許可・登録を載せている | 72% | 70% | 80% | 63% | 60% |
| 料金の目安を載せている | 9% | 19% | 20% | 22% | 15% |
※ 出典=当方のリフォーム会社の実態調査の5業種の表(2026年9月・分母はサイトがあった会社の数)。資格は業種ごとに作り直した資格の名前で数えています。電気工事の「資格・許可・登録」は、表ではほかの業種と同じく機械で数えた23社(72%)です(2026年10月21日に9月の記録で数え直しました。最初に載せたときは59%でした)。電気工事の実態調査で1社ずつ読み直すと、24社(75%)でした。リフォームは、1社ずつ読み直すと資格・許可・登録が57%(34社)・料金の目安が12%(7社)でした(同じページの読み直しの表)。
仕事の許可や番号、名前を書くときは、何を確かめるのか
請ける工事や回収の仕事には、国や都道府県・市町村の許可が要るものがあります。建設業法は、許可を受けていないのに許可を受けた建設業者だと明らかに誤認されるおそれのある表示を禁じています(第40条の2)。
- 建設業の許可番号を、ホームページにどう書くか=番号の並びと、国の検索で確かめる先
- 建設業の許可を持っていないとき、ホームページに何と書くか=「軽微な建設工事」と、書かないほうがいい言葉
- 「不用品の回収もできます」と、ホームページに書く前に=回収する物で、許可を出すところが違う
- リフォーム会社のホームページに「中古住宅の売買・仲介も」と、書く前に=免許を受けない者の、営む旨の表示と、営む目的の広告を禁じる宅建業法 第12条第2項・免許番号と取引態様(売主・代理・媒介)を書く場所
- ホームページの会社概要に、何を書くか=許可・登録の標識を掲げる場所と、会社概要の項目の分け方
許可のほかに、作業をする人の資格や、工事の前の届出、仕事ごとの決まりがあるものもあります。
- 「エアコンの取付もできます」と、ホームページに書く前に=電気工事士の資格が要る作業と要らない作業・電気工事業の登録と届出
- 「給湯器の交換もします」と、ホームページに書く前に=ガスの設置工事を監督する資格と、LPガスの液化石油ガス設備士
- 「消防設備の点検もします」と、ホームページに書く前に=消防設備士でなければできない工事と整備・建物の関係者が出す点検の報告
- 「LAN配線・電話の工事も承ります」と書くとき、どの資格を載せるか=電気工事士とは別の、工事担任者
- 「作業主任者 在籍」と、ホームページに書く前に=作業主任者は、決まった作業について事業者が選ぶ役目・技能講習の修了と特別の教育を分けて書く
- 「太陽光の設置もします」と、ホームページに書く前に=10kW以上50kW未満の使用前の届出は設置する者の義務・設置の工事は電気工事士
- 「アスベストの事前調査に対応」と、ホームページに書く前に=調べる人の資格と、一定の規模の工事の報告
- 解体工事の前の届出を、ホームページにどう書くか=発注者が出す届出と、施工する者が出す届出
- 「カーポートの確認申請も代行します」と書くとき、誰の名前で誰が作るかを載せる=申請するのは建築主・報酬を得て代理するなら建築士事務所の登録
- 剪定した枝や刈った草の処分を、ホームページにどう書くか=一般廃棄物か産業廃棄物かは、手入れか工事かで分かれる
- 「お隣に越境した枝の剪定も承ります」と書くとき、何を確かめて載せるか=切るのは原則として木の持ち主・民法233条3項の3つの場合
- 「消毒・害虫駆除も承ります」と書くとき、近所への知らせ方をどう載せるか=散布の前に周辺の住民へ知らせる(国の通知)
- 「ドローンで点検します」と、ホームページに書く前に=飛ばしてはいけない空域・飛ばし方の決まり・機体の登録
- 「補助金の申請もお手伝いします」と、ホームページに書いていいのか=行政書士法の線
- 士業が「オンラインで完結」と書くとき、本人確認の方法をどう載せるか=犯罪収益移転防止法の特定事業者
- 士業のホームページに「法律相談」と、書く前に=書くこと(標示・記載)そのものを名指しする条文と、各士業の法律が相談をどんな言葉で書いているか
- 「荷物の一時保管もします」と、ホームページに書く前に=倉庫業の登録がかかる保管と、運送の途中の一時保管の書き分け
- 「協力会社のネットワークで、全国手配します」と、ホームページに書く前に=他社の運送を利用する事業は登録か許可・営む者以外が利用運送の事業だと誤認させる表示をしてはならない(貨物利用運送事業法 第51条)
- 「重量物・トレーラーで全国どこでも」と、ホームページに書く前に=最高限度を超える車両の通行は、道路管理者の許可か、登録した車両の経路の確認(道路法)
- 「測量・境界の確定もします」と、ホームページに書く前に=測量業の登録と、土地家屋調査士でなければできない仕事・名乗り
- 「キュービクルの点検もします」と、ホームページに書く前に=主任技術者を選任するのは設置する者・外部への委託は承認の制度・工事は第一種電気工事士
- 「防火設備・非常用照明の点検もします」と、ホームページに書く前に=建築基準法の定期検査と消防法の点検は、させる人・検査する人・報告先が別
- 「お持ち込みの照明の取付もします」と、ホームページに書く前に=電気工事士などは、表示(PSE)の無い電気用品を工事に使ってはならない(電気用品安全法)
指定や登録には、どこがしたのかと番号が付いています。水道の指定のように、5年ごとの更新があるものもあります。役所の一覧と同じ書き方でそろえておくと、お客様が自分で確かめられます。
- 「指定工事店」を、ホームページにどう書くか=どこの水道事業者の指定かと、5年ごとの更新
- 電気工事業の「登録番号」を、ホームページにどう書くか=会社の形で、標識に書く事項が違う
- 「受水槽の清掃もします」と、ホームページに書く前に=登録は受けることができるもの・登録業者の名前で表示できるのは登録を受けた営業所だけ
- 「業務用エアコンの入れ替えもします」と、ホームページに書く前に=業務用の機器のフロンの回収は、都道府県知事の登録を受けた業者・登録は回収する県ごと
- 「浄化槽の工事もします」と、ホームページに書く前に=工事業の登録・保守点検業の登録・清掃業の許可は、出すところが別
- 工務店やリフォーム会社が「設計」を載せるとき、建築士事務所の登録をどう書くか=登録が要る場面と、番号や有効期間の並べ方
- 経審の点数をホームページに書くとき、何をそろえるか=どの審査基準日の・どの業種の数字か
- 領収書にインボイスの登録番号が無い。ホームページに載せれば足りるのか=ホームページに載せるだけの場合と、領収書に URL を書く場合
会社でないのに会社と思われる文字を名前に使うことは、会社法が禁じています(第7条)。名乗る名前と、会社概要に載せる項目を先に決めておきます。
- 屋号をホームページで名乗るとき、先に確かめること=会社と思われる文字・商標・同じ名前の会社
うたい文句と料金を書くときは、何を確かめるのか
No.1や最安のような表示は、裏付け(合理的な根拠)があるか・事実と合っているかで見られる、と消費者庁は説明しています。お礼と引き換えに書いてもらった声を、広告と分からない形で出すこと(ステルスマーケティング)も、景品表示法の話です。
- ホームページに「地域No.1」「最安」と、書いていいのか=裏付けがあるか・事実と合っているか
- お客様の声を載せる前に、許可とステマ規制で確かめること=本人の許可・言葉を変えない・お礼と引き換えの声
- 工事の保証を、ホームページにどう書くか=法律の責任・自社の保証・瑕疵保険を分ける
- 建売や賃貸の新築を「高断熱」と、ホームページで売る前に=建築物省エネ法の表示の努力義務と、ウェブサイトを広告等に入れる告示・注文住宅は対象外と想定されている(国交省のガイドライン)
- 住宅の外壁・屋根の修理で、「火災保険で修理できます」と書く前に=国民生活センターの注意喚起の言葉から作った4つ
- 「蛍光灯は2027年で使えなくなります」と、ホームページに書く前に=法律が止めるのは製造と輸出入で、使うことは禁止されていない・止まる日は種類ごとに3段
- 「お好きな色に塗り替えます」と、ホームページに書く前に=色の変更は景観法の届出にかかわる地域がある・届け出るのは行為をしようとする者・着手できるのは受理から30日後(短くなることも、延びることもある)
消費者に向けて前もって表示する価格は、税込で書く決まりがあります(消費税法第63条)。料金を書くなら、金額・別にかかるもの・その金額が当てはまる条件を同じ場所にそろえる書き方を、出張費の記事にまとめています。
- ホームページの料金は、税込で書かないといけないのか=対象になる価格と、ならない書類
- 出張費や夜間料金を、ホームページにどう書くか=金額・別にかかるもの・当てはまる条件を同じ場所に
文章・写真・地図を載せるときは、何を確かめるのか
文章も写真も、上手い下手に関係なく著作物になり得ます。よそから持ってきたものは、使ってよいかを先に確かめます。「©」の年は、権利の条件ではありません(著作権法第17条第2項)。
- 他社のホームページの文章や写真は、どこまで使っていいのか=「引用」の条件
- ホームページに載せる写真を用意する前に=手元の写真を4つに分けて、誰に一言かける
- AIが書いた文章や作った画像は、誰のものになるのか=文化庁の考え方と、載せる前の確かめ
- ホームページの「©」の年は、直すべきか=法律の話と、見た人の読み方
地図は、著作権法で著作物の例に挙がっています(第10条第1項第6号)。Googleマップの埋め込みと、地図の画像を貼ることは、Google の書き方で扱いが違います。
- ホームページに地図を載せるとき、埋め込みと画像はどう違うか=埋め込み・画像・国土地理院の地図
フォーム・メール・求人を置くときは、何を確かめるのか
名前や連絡先を受け取るなら、何に使うかを知らせるか公表することが、個人情報保護法の求めていることです。アクセス解析の道具には、道具の側の規約もあります。
- プライバシーポリシーは、小さな会社のホームページにも要るか=条文が求めていること
- ホームページに、クッキーの同意の表示は要るのか=同意のボタンと、使っていることを書くことは別の問い
- ホームページのアクセシビリティは、小さな会社にも義務なのか=義務になったことと、努力義務のこと
宣伝のためのメールには、送る相手・書くこと・記録の決まりがあります(特定電子メール法 第3条・第4条)。受け取る側にも、載せておける一文があります。
- お客さんに案内のメールを送る前に、確かめること=送ってよい相手・書くこと・記録
- 問い合わせフォームに営業が来る。禁止されているのか、どう減らすか=減らすためにできる3つ
自社のホームページで募集するときも、明示する労働条件があります。職業安定法第5条の4は、うその表示や誤解を生む表示をしないことと、正確で最新の内容に保つことを求めています。
- 自社のホームページに求人を載せるとき、書かなければいけないこと=最低限明示する労働条件と、2024年4月からの追加
- ホームページに「協力会社募集」を載せる前に=雇うのでなく、工事を請け負ってもらう相手の募集・契約の書面と、人だけを出してもらう形の線
- 「協力工場・外注先を募集しています」と、ホームページに書く前に=製造を外に頼む相手の募集・支払の期日と手形の書き方
- 業務委託のドライバーや作業員を、自社のホームページで募集する前に=個人に業務委託で頼む募集・偽ってはいけないことと、正確で最新に保つ方法
公開する前に、どの順番で見ればいいのか
費用はかかりません。公開前の下書きか、いまのホームページを開いて見ます。
-
ページごとに、載せているものを書き出す
使うもの:サイトの全ページ(トップ・会社概要・料金・施工事例・採用・問い合わせ)見出しと、目立たせている言葉、写真、地図、フォームを、ページごとに書き出します。
▸ 書き出せた → 次へ -
書き出したものに、上の項目の番号を付ける
使うもの:書き出した一覧と、この記事の十項目「許可番号」なら1、「最安」なら「うたい文句」の番号、というように付けます。
▸ 番号が付いた → その記事へ
▸ どれにも付かない → この記事の範囲の外です -
番号の付いた記事で、確かめる順番をたどる
使うもの:各記事の「自分で確かめる」手順記事ごとに、ページ内検索やスマートフォンでできる手順を置いています。
▸ そろっている → 次の番号へ
▸ 食い違いがある → 直すか、相談先へ -
手元の書類と見比べる
使うもの:許可証・登録の通知・合格証書・お客様の掲載の許可・同意の記録ページに書いたことが、書類と同じかを見ます。
▸ 同じ → 終わり
▸ 書類が無い・違う → その行を直すか外す
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。当方は、決まりに当たるかの判断はいたしません。当方の塗装店のホームページのページには、資格や許可について「技能士・建設業許可・メーカーの施工店登録など、御社が実際に持っているものだけを、番号や取得年と一緒に書きます。」と書いています。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ | 1ページで伝え切る形 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 会社概要・問い合わせを分けて置ける形 | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 仕事の種類ごとのページまで分けて載せる形 | 80万円〜 |
※ サイトは買い切りです(月額の制作費はいただきません)。サーバーとドメインの実費は別途かかります。公開したあと、検索で見つけてもらえるように育てる作業は、制作とは別の仕事で、別に費用がかかります(保つ・育てる)。最新の条件は料金ページをご覧ください。
よくある質問
全部の記事を読まないといけませんか?
いいえ。自分のホームページに載せているものに当てはまる項目の記事だけで足ります。当てはまるかどうかは、この記事の Step 06 の書き出しで見分けます。
この十項目を全部確かめれば、決まりの上で問題ないと言えますか?
いいえ。ここに並べたのは、当方がこれまでに記事にした決まりだけで、ホームページに関わる決まりの全部ではありません。あなたのページが決まりに当たるかどうかは、当サイトでは判断しません。
作った制作会社が、確かめてくれるのではないのですか?
会社によって違います。当方は、決まりに当たるかの判断はいたしません。当方の塗装店のホームページのページには、資格や許可について「技能士・建設業許可・メーカーの施工店登録など、御社が実際に持っているものだけを、番号や取得年と一緒に書きます。」と書いています。
迷ったときは、どこに聞けばいいですか?
記事によっては、最後にその決まりの相談先をまとめています。許可や登録なら、許可や登録をした役所に聞くこともできます。
出どころ(2026年10月19日に確認)
各項目の原文と確認日は、リンク先の記事に載せています。この記事で名前を挙げた法律は次のとおりです。
- 建設業法(e-Gov 法令検索)
- 会社法(e-Gov 法令検索)
- 不当景品類及び不当表示防止法(e-Gov 法令検索)
- 消費税法(e-Gov 法令検索)
- 著作権法(e-Gov 法令検索)
- 個人情報の保護に関する法律(e-Gov 法令検索)
- 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(e-Gov 法令検索)
- 職業安定法(e-Gov 法令検索)
- 民法(e-Gov 法令検索)
- 行政書士法(e-Gov 法令検索)
- 犯罪による収益の移転防止に関する法律(e-Gov 法令検索)
- 貨物利用運送事業法(e-Gov 法令検索)
- 道路法(e-Gov 法令検索)
- 建築基準法(e-Gov 法令検索)
- 消防法(e-Gov 法令検索)
- 電気用品安全法(e-Gov 法令検索)
- 景観法(e-Gov 法令検索)
- 当方の実態調査(5業種の表)・塗装店のホームページ
公開の前に、載せるものを一緒に見たいときは。
今のサイトに何が載っているかを見るところからご相談いただけます。ご相談・お見積もりは無料です。