ホームページを作り替えるとき、「今のURLは使えなくなるのでは」「会社のメールが止まったら困る」と不安になる方は少なくありません。
結論からいうと、ホームページの見た目や中身を作り替えることと、ドメインを変えることは別の作業です。契約の名義と管理情報を確認できれば、今使っているドメインを引き継いでリニューアルできるケースは多くあります。ただし、どこで契約しているか、メールも同じ契約で使っているかによって、先に確認する順番が変わります。
ここでは、専門用語が分からなくても進められるように、確認する内容と制作会社へ渡す情報を整理します。
最初に知っておきたい4つの違い
リニューアルで混乱しやすいのは、名前が似たものを同じものとして扱ってしまうことです。まずは役割だけ押さえておくと、制作会社との話が進めやすくなります。
- ドメイン:会社の住所のようなものです。たとえば
example.comの部分を指します。 - ホームページ:その住所で見てもらうページの中身です。デザイン、文章、写真、問い合わせフォームなどが含まれます。
- サーバー:ホームページやメールを置いておく場所です。ドメインとは別に契約していることがあります。
- メールアドレス:
info@example.comのような会社用メールです。ドメインやサーバーの設定とつながっている場合があります。
今のホームページを別の形に作り替えても、ドメインを継続して使える状態なら、会社名で検索したときのURLを大きく変えずに進められます。一方で、メールも同じ契約に関わっているなら、ホームページだけを先に動かすのではなく、メールの影響を確認してから切り替えることが重要です。
リニューアル前に確認する3つのこと
1. ドメインを誰の名義で、どこで契約しているか
まず確認したいのは、ドメインを会社または代表者の名義で契約しているか、以前の制作会社が管理しているかです。請求書、更新案内のメール、クレジットカードの明細、契約書に「ドメイン」「サーバー」の記載がないか探します。
ログイン情報が見当たらなくても、すぐに諦める必要はありません。登録に使った可能性のあるメールアドレス、会社名、代表者名、過去の請求書を手がかりに、契約先を確認します。分からない状態のまま新しいサイトの公開日だけを決めると、確認待ちで予定がずれやすくなります。
2. 今のメールアドレスを、誰が使っているか
info@ や担当者名のメールを日常業務で使っている場合は、ホームページのリニューアルと一緒にメール設定が変わらないよう注意します。代表メールだけでなく、複数の社員や外部担当者が使っていないかも洗い出します。
特に「ホームページは古いから早く変えたいが、メールは絶対に止められない」という会社では、メールを使う人数、使っている端末、転送設定の有無を先に共有してください。サイトの切り替えとメールの設定を別の順番で進める必要がある場合があります。
3. 今のサイトで残したいものは何か
URLだけでなく、既存ページ、施工事例、検索で見つかっているページ、問い合わせフォーム、アクセス解析など、残したいものを確認します。古いサイトをそのまま残す必要はありませんが、必要な情報を新サイトへ移すか、URLが変わるページの案内を用意するかは、公開前に決めます。
「どのページが大切か分からない」場合は、まず会社として残したいサービス、事例、会社情報を挙げれば十分です。アクセス解析や検索の状況が分かる場合は、制作会社に共有すると、優先して確認するページを絞れます。
状況別:最初に取る行動
自社名義で契約先も分かっている場合
比較的進めやすい状態です。契約先のログイン情報を安全に管理し、更新日と現在のメール設定を確認します。新しいサイトが公開できる状態になってから、既存のドメインを使うための設定を切り替える流れを制作会社と相談します。
以前の制作会社が管理している場合
先に、ドメイン・サーバー・メールのうち何を管理しているのかを確認します。契約の名義、更新費用、ログイン情報の扱い、引き継ぎに必要な手順を文面で聞くと、認識の違いを減らせます。いきなり今のサイトを止めたり、新しい契約を急いだりせず、使っているメールとURLへの影響を確認してから進めます。
契約先は分かるが、ログイン情報がない場合
請求書、契約メール、登録した可能性があるメールアドレスを集めます。本人確認を経て情報を再発行できる場合もあるため、契約先へ確認します。自分で技術的な操作をする必要はありませんが、誰の名義で何を契約しているかが分かる資料があると、制作会社も判断しやすくなります。
メールもサイトも、どこで契約しているか不明な場合
まずは「使っているURL」「使っているメールアドレス」「更新案内が届いているメール」「過去の支払い記録」を整理します。分からないことを分からないまま共有して構いません。確認に時間がかかる可能性があるため、リニューアルの希望時期には余裕を持たせるのが安全です。
安全に進めるための基本の順番
- 今使っているURL、メール、契約先、残したいページを確認する。
- 新しいサイトの内容と公開方法を決める。
- 既存サイトのデータや必要な情報を控える。
- メールへの影響を確認したうえで、公開日と切り替え手順を決める。
- 新しいサイトを公開し、URL・フォーム・スマホ表示・メール送受信を確認する。
- 公開後も、主要なページと問い合わせが使えるかを見直す。
個別の契約内容によって必要な作業は変わります。そのため「必ず同じ手順で移せる」とは言えませんが、確認を公開後に回さないことが、トラブルを減らす基本になります。
以前の制作会社へ送る確認文の例
契約内容を聞きづらいときは、次のように文面で確認すると整理しやすくなります。
ホームページのリニューアルを検討しています。現在使用しているドメイン、サーバー、会社用メールアドレスについて、契約先・契約名義・更新時期・管理範囲を確認したいです。
あわせて、今後制作会社を変更する場合に必要となる情報や手順、ドメイン・メール・サイトデータの引き継ぎ可否をご教示ください。
感情的に交渉する必要はありません。会社の情報を今後も使えるように、契約の状態を確認するための普通の手続きです。
ドメインを変えた方がよいケースはある?
社名や事業名を大きく変更する、現在のドメインが事業内容と合わず使い続ける理由がない、といった場合は新しいドメインを検討することもあります。ただし、URLを変えると名刺・Googleビジネスプロフィール・SNS・取引先への案内など、更新が必要な場所が増えます。
「新しい方が良さそう」という印象だけで決めず、現在のURLで困っていることと、変更後に必要になる作業を並べて判断しましょう。迷う場合は、残す案と変える案の両方を制作会社に相談するのが確実です。
IZANAでリニューアルを進める場合
IZANAでは、先に今のサイトで残したい情報、今後も使いたいドメイン・メール、現在の契約状況を確認してから、リニューアルの進め方をご案内します。分からない部分を無理にご自身で操作していただくのではなく、必要な確認を一緒に整理します。
「今のサイトは古いが、会社名で使っているURLは変えたくない」「メールを止めずに作り替えたい」という段階でもご相談ください。今のサイトを見て、作り直す範囲と先に確認する内容を整理します。
IZANA WEB制作より
納品するのは、ホームページだけではありません
検索で見つかる入口と、問い合わせまで迷わせない導線を制作の最初から組み込みます。検索からの流入は公開後に育てていくもので、順位や集客数の保証はできません。その前提をご説明したうえで、サイトは買い切りで制作します(公開してからの保守はお勧めしています)。仕上がりは契約前に業種別サンプルでご確認いただけます。

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