作り直したら順位が落ちた。
自分のせいか、Googleのせいか。
作り直したあとに順位が落ちるとき、まず疑うのは見た目を直すついでに、本文まで削ってしまったことです。
- 🔴 削った直後には落ちません。Googleが読み直して評価し直すまでに時間がかかります
- 🔴 下がるのは、しばらく経ってから。その頃には、作り直しと結び付けて考えにくくなっています
- 🔑 自分のせいかGoogleのせいかは、1つの見方で分かります——触ったページだけが落ちているか、サイト全体が落ちているか
この記事は、その切り分けの手順と、作り直す前に控えておく2つの数字を書きます。
作り直しで落ちるときの、起き方
作り直しで順位が落ちるとき、確かめておきたい形が3つあります。先にこれを知っておくと、あとで原因を探しやすくなります。
1. 器を替えるついでに、中身が減っている
「ブログ用の作りを営業ページに直す」「スマホで見やすくする」——この判断自体は正しいことが多いです。問題は、器を替えるときに中身まで捨ててしまうことです。
消えやすいのは、料金の考え方/相談から納品までの流れ/よくある質問/相談の事例/対応できる範囲の一覧。どれも「頼む前に読まれる部分」です。デザインの作業をしているつもりで、買う前の質問に答えるページを消していることになります。
2. 落ちるのは、作業の直後ではない
ここがいちばん厄介なところです。削った直後には落ちません。Googleがそのページを読み直して評価し直すまでに時間がかかるからです。
どれくらい後になるかは、そのページがどれくらいの頻度で読みに来られているかで変わります。自分のサイトの頻度は、Search Consoleの「URL検査」で「前回のクロール」の日付を見れば分かります。まずそこを見てください。
🔴 作業した日を控えておいて、そこからしばらくは様子を見てください。翌週に見て「変わっていない」は、安全の確認になりません。
🔴 いちばん怖いのは、直後に「上がる」ことがある点です。そこで「作り直し、うまくいったな」と判断してしまいます。作り直したら、その週ではなく、URL検査の「前回のクロール」が作業した日より後になってから見てください。
3. 落ちるのは、触ったページだけ
自分の作業が原因なら、触ったページだけが落ちて、触っていないページは落ちません。ここが、Google側の変動と見分ける手がかりになります。切り分けの手順は次のStepに書きます。
自分のせいか、Googleのせいかを切り分ける
順位が落ちると、たいてい「Googleの更新のせいでは」と考えます。確かめる方法があります。
| Search Consoleで見えること | 考えられる原因 | 次にやること |
|---|---|---|
| 触ったページだけが落ち、触っていないページは変わらない | 自分の作業 | 作り直す前の版と、本文の量を比べる(下の手順3) |
| サイト全体が同じ時期に一斉に落ちた | Google側の変動の可能性 | すぐ直さない。しばらく様子を見てから判断する |
| 作業した日のあと、しばらく経ってから落ち始めた | 自分の作業(時間差で出た) | 消えた中身を戻す(Step 04) |
| 作業と関係のない時期に、急に落ちた | 別の原因 | そのページが検索に出ない設定になっていないか、アドレスが変わっていないかを見る |
| そもそも落ちる前の順位を控えていない | — | 🔴 「落ちた」と言うためには、落ちる前の数字が要ります。Step 03から先に読んでください |
※ いちばん大事なのは1行目と2行目の見分けです。Google側の変動なら、あわてて直すほうが危ないことがあります。
-
触っていないページが落ちているかを見る
使う画面:Google Search Console「検索パフォーマンス」→「ページ」期間を作り直した日をまたぐ3か月にして、ページごとの平均掲載順位を見ます。作り直したページと、触っていないページを分けて比べてください。
▸ 触っていないページも一緒に落ちている → Google側の可能性があります
🔴 触ったページだけが落ちている → 原因は自分がやったことです。 -
落ちた時期と、作業した日の間隔を数える
使うもの:作業した日のメモ/GSCの日別のグラフ作業した日と、落ち始めた日の間隔を数えます。そのうえで、その間隔が、そのページのクロールの間隔と近いかを見ます(URL検査の「前回のクロール」で分かります)。
▸ 読み直されたあとに落ちている → 作業が原因の可能性が高いです
▸ 作業と関係ない時期に急に落ちた → 別の原因を探します -
作り直す前後で、本文の量を比べる
使うもの:作り直す前のページ(あれば)/WordPressなら「リビジョン」WordPressで作っているなら、投稿の編集画面に過去の版(リビジョン)が残っていることがあります。ここから削る前の字数を測れます。
🔴 本文が減っているのに気づいていなかった → デザインの作業だと思っていると、字数を測るという発想が出てきません
作り直す前に、控えておく2つの数字
この2つを紙に書いておけば、作り直したあとに何が消えたかに、あとから気づけます。どちらも作り直す前でないと取れません。
1. 本文の字数と、見出しの数
ページごとに今の字数と見出しの数を控えます。作り直したあと、同じものを測って比べてください。減っていたら、それは見た目を直した副産物ではなく、別の判断です。
減らすこと自体が悪いわけではありません。減らすと決めて減らすのと、気づかずに減っているのは別です。落ちるのは、たいてい後者です。
2. 主な言葉の、今の順位
Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、クリックが来ている言葉の順位を控えます。スクリーンショットで構いません。あとで「落ちた」と言うためには、落ちる前の数字が要ります。
🔴 作り直した週に順位を見て「大丈夫だった」と判断しないでください。そこで安心して、あとから落ちることがあります。見るのは、読み直されたあとです。URL検査の「前回のクロール」の日付を、手帳に控えておいてください。
落ちてしまったあとに、できること
原因が自分の作業だと分かった場合です。順番があります。
1. 消えた中身を戻す(ただし、そのまま戻さない)
削る前の版がサーバーや管理画面に残っていれば、消えた部分を書き戻します。ただし🔴 古い版をそのまま戻さないでください。古い文章には、料金や契約の条件など、今と食い違う記述が入っていることがあります。1つずつ、今も正しいかを確かめてから戻してください。間違った情報を戻しては意味がありません。
2. 戻したら、すぐに判断しない
落ちるときに時間がかかったのと同じで、戻す側も、読み直されるまで何も動きません。翌週に見ても何も分かりません。戻した日を控えて、そこからしばらく置いてから同じ数字を測ってください。
⚠️ 戻せば必ず元に戻る、とは言えません。その間に周りのページも動いているからです。
3. 落ちる前の状態が、そもそも強かったかを見る
ここを見落とすと、戻したのに変わらない理由が分かりません。作り直しで落ちた分は戻せても、その下にもっと大きい壁があることがあります——たとえばほかのサイトからのリンクがほとんど無い場合、本文を戻してもそこは変わりません。切り分けはやっているのに順位が上がらないに書きました。
ここから先は頼んだほうがいい
自分で進められる
測る・控える・比べる
- 作り直す前に、字数と見出しの数を控える
- 主な言葉の順位をスクリーンショットで残す
- 触ったページと触っていないページを分けて見る
- 作業日と、落ちた日の間隔を数える
- WordPressの過去の版から、削る前の中身を確かめる
頼んだほうがいい
戻し方が分かる人が触る場所
- 消えた中身を、今の条件に合わせて書き直して戻す
- アドレス(URL)が変わってしまった場合の案内
- 作り直しで消えた設定(サイトマップ・構造化データ)の復旧
- 落ちた原因が複数あるときの切り分け
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。戻せばよくなる、とはお約束できません。落ちた原因が1つとは限らず、戻すまでの間に周りのページも動いているためです。もう1つ、作り直しただけでは人は来ません。器を新しくする仕事と、公開したあとに見つけてもらえるように育てる作業は別の仕事で、費用も別です(公開したあと、育てる)。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 文章・写真の差し替え | 消えた中身を戻す作業。頼んだときだけ | 8,000円/件 |
| 1枚のページ(LP) | 作り直し。残すものを先に決めてから | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 同上 | 50万円〜 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ サイトは買い切りで、所有権はお客様です。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。最新の条件は料金ページをご覧ください。
当社では作り直しの前に「残す/書き直す/消す」をページごとに決めてから着手するようにしています。進め方は小さな会社のリニューアルの進め方に、やるかどうかの判断は直すか、作り直すか、今はやらないかに分けて書きました。
よくある質問
作り直した直後は順位が変わりませんでした。大丈夫でしょうか?
直後の順位は、安全の確認になりません。Googleがそのページを読み直して評価し直すまでに時間がかかるためです。どれくらい後になるかは、そのページがどれくらいの頻度で読みに来られているかで変わります。Search Consoleの「URL検査」で「前回のクロール」の日付を見ると、自分のサイトの頻度が分かります。作り直した直後に順位が上がることさえあり、そこで「うまくいった」と判断してしまうのがいちばん危ない形です。作り直したら、その週ではなく、URL検査の「前回のクロール」が作業した日より後になってから見てください。
落ちたのはGoogleの更新のせいかもしれません。どう見分けますか?
同じ時期に、触っていないページも落ちているかを見てください。サイト全体が一斉に落ちているならGoogle側の変動の可能性があります。触ったページだけが落ちていて、触っていないページは変わらないか改善しているなら、原因は自分がやったことです。手順は本文のStep 02に書きました。
本文を戻せば順位は戻りますか?
戻るとは言えません。落ちるときに時間がかかったのと同じで、戻す側も読み直されるまで何も動きませんし、その間に周りのページも動いています。戻したら日付を控えて、しばらく置いてから同じ数字を測ってください。それでも変わらない場合は、作り直し以外の原因(ほかのサイトからのリンクがほとんど無いなど)を見たほうがよいことがあります。
見た目を新しくしたいだけです。何に気をつければいいですか?
作り直す前に、今のページの本文の字数と見出しの数を控えてください。作り直したあと、同じものを測って比べます。減っていたら、それは見た目を直した副産物ではなく、別の判断です。減らすなら、何を減らすかを決めてから減らしてください。消えやすいのは、料金の考え方・相談から納品までの流れ・よくある質問・相談の事例・対応できる範囲の一覧で、どれも頼む前に読まれる部分です。
直すところ3つを、
PDFでお返しします。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。作り直しをやり直すことを勧める前提ではありません。