ホームページのアクセス数は、
1日何人なら普通か。
先に結論を書きます。「1日◯人なら普通」という目安は、ありません。必要な人数は業種と商圏で桁が変わるからです。市内の現場仕事と、全国を相手にする通販では、同じ「1日10人」の意味がまるで違います。
その代わりに、自分の目安は自分で作れます。手順は3つです。
- 自分の数字を取る(GA4とSearch Consoleの、どの欄を見るか)
- 比べる相手を3つに決める(他社の平均とは比べない)
- 欲しい問い合わせ件数から、必要な人数を逆算する
もう一つ、前提として。アクセスは、公開しただけでは増えません。探されている言葉に答えるページを足し、検索で見つけてもらえるように育てたぶんだけ増えていきます。作ることと育てることは別の仕事で、別に費用もかかります。
この順で進めれば、「少ないかどうか」ではなく「何人足りないか」が数で出ます。足りない数が分かれば、次に何をするかも決まります。
まず自分の数字を取る
使う画面は2つです。数えているものが違うので、両方見ます。
-
GA4で、実際に来た人数を見る
使う画面:GA4(サイトに来た人の動きを見る無料の画面)「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開き、期間を過去28日にします。見るのはセッション数(訪問の回数)です。同じ人が3日に分けて来れば3回と数えます。
その下に、どこから来たか(検索・直接入力・SNS・他サイトからの紹介)の内訳が出ます。「Organic Search」が検索から来た分です。
▸ 計測を後から入れた場合、入れる前の訪問は残っていません。0は「誰も来ていない」ではなく「まだ測れていない」ことがあります。自分のスマートフォンでサイトを開き、リアルタイムのレポートに自分が出るかで確かめられます -
Search Consoleで、検索結果での扱われ方を見る
使う画面:Google Search Console(検索でどう扱われているかを見る無料の画面)「検索パフォーマンス」を開き、期間を過去3か月にします。見るのは表示回数(検索結果に出た回数)とクリック数(押されて来た回数)です。
表示回数は「世の中でその言葉が検索された回数」ではありません。自分のページが結果に出た回数です。ここを取り違えると、市場の大きさを読み違えます。
▸ 表示回数もクリック数も0に近い → まだ検索結果に出ていません。検索しても出てこないときの確かめ方が先です
▸ 表示はあるがクリックが0に近い → 出てはいるが押されていません。順位と、検索結果に出る題名を見ます
この2つの数字は一致しません。Search Consoleのクリック数はGoogle検索から来た分だけ、GA4はそれ以外も全部含むためです。片方だけを見て「増えた/減った」と判断せず、同じ期間で両方を並べてください。
🔴 表示回数は「合計」でなく「日ごと」に見る
Search Consoleの3か月の合計だけを見ると、目安そのものを間違えます。期間を過去3か月にしたまま、日ごとの折れ線に切り替えて、ほかの日より極端に高い日が混ざっていないかを見てください。
混ざっていたら、その日のクリック数と平均掲載順位も一緒に出します。表示だけ跳ねていて、クリックがほぼ0で、順位はふだんより悪い——この形の日は、その日を外した数を自分の目安にしてください。
🔑 跳ねた日のクリックがほぼ0で、平均掲載順位がふだんより悪い——この組み合わせが目印です。人が検索して見つけた結果なら、順位はふだんより良いか、せめて同じはずです。順位が下がっているのに表示だけ何倍にもなるのは、形が合いません。
人が検索した結果ではないと見ています(⚠️ 確かめる手段は私たちにもありません。断定はできません)。曜日は決まっていませんので、「毎週◯曜だから」という決めつけでは見つけられません。
この山を合計に入れたまま3か月を平均すると、ふだんより大きい目安ができあがります。そこから「足りない人数」を逆算すると、逆算の答えが丸ごとずれます。
※ ⚠️ 当社の件数は載せません。商圏もページ数も違えば桁が変わるので、ほかの会社の実数は比べる相手になりません。見ていただきたいのは数の大きさではなく、跳ねる日が混ざるという形です。
記事を足しても増えなかったときの切り分けは、ブログを書いてもアクセスが増えないにまとめました。
比べる相手は、この3つだけ
「業種の平均」を探しても、自分の商売には当てはまりません。集計した対象と期間が書かれていない平均は、比べる相手になりません。
2026年9月に、電話帳から選んだ現場仕事の会社を356社、1社ずつ開いて数えました(電気工事120社/塗装120社/工務店116社)。自社のホームページがあったのは120社です(電気26.9%・塗装31.1%・工務店44.0%)。
🔑 3分の2はそもそもサイトを持っていません。ですから「この業種の平均アクセス数は◯人」という数字を見たときは、残りの3分の2が入っているのか、入っていないのかで意味がまるで変わります。そこが書かれていない平均は、自分の商売に当てはめられません。
比べるのは次の3つです。
| 比べる相手 | 見かた | 分かること |
|---|---|---|
| ①先月・去年の自分 | 同じ期間の長さでそろえる(28日と28日) | 増えているか、減っているか |
| ②表示回数に対するクリック | Search Consoleの表示回数とクリック数を並べる | 出ていないのか、出ても押されていないのか |
| ③問い合わせ1件あたりの訪問数 | これまでのサイト経由の相談件数 ÷ その期間の訪問数 | あと何人来れば1件増えるか |
※ ①は季節のある商売では「先月」より「去年の同じ月」が向いています。②と③は、次の見出しで使います。
季節と曜日の波を、増減と読み違えない
工事・修理・行事に関わる商売では、月によって検索の量そのものが動きます。先月より減ったから悪くなった、とは限りません。少なくとも去年の同じ月と並べてから判断してください。曜日でも動くので、1日単位ではなく7日か28日でまとめて見ます。
必要な人数を逆算する
ここが、この記事でいちばん使ってほしいところです。「何人来れば足りるか」は、欲しい相談の件数から計算できます。
必要な訪問数 = ひと月に欲しい相談の件数 ÷ 相談につながる割合
「相談につながる割合」は、他社の平均ではなく自分の実績から出します。
相談につながる割合 = これまでのサイト経由の相談件数 ÷ 同じ期間の訪問数
順番に埋めてください。
| 埋めるもの | どこから取るか | あなたの数字 |
|---|---|---|
| A:ひと月に欲しい相談の件数 | 自分で決める(今の件数+いくつ欲しいか) | 件 |
| B:直近3か月のサイト経由の相談件数 | メール・電話・LINEの記録を数える | 件 |
| C:同じ3か月の訪問数 | GA4のセッション数 | 回 |
| D:相談につながる割合 | B ÷ C | |
| E:必要な訪問数(ひと月) | A ÷ D | 回 |
Eが出たら、今の訪問数と引き算します。その差が「足りない人数」です。たとえば今が月90回でEが300回なら、足りないのは210回。ここまで出れば、次にやることを「アクセスを増やす」ではなく「210回ぶんの入口を作る」と具体的に決められます。
Bが0のときは、順番が違う
サイト経由の相談が1件も無い場合、Dは0になり、Eは計算できません。このとき増やすべきは訪問数ではありません。来た人が相談に進めない理由が先にあります。電話・フォーム・LINEが実際に使えるか、料金や対応範囲が書いてあるかを見てください。問い合わせが来ない原因と改善順に、7段階の見つけ方をまとめています。
電話とLINEを数え落とさない
Bを数えるとき、フォームだけを数えると実際より小さくなります。サイトを見てから電話をくれた人は、記録に残っていないことが多いためです。今日からできる対策として、電話を受けたときに「どこでお知りになりましたか」と一言聞いて、メモに残してください。1か月続けるだけで、Dの元になる件数が拾えます。
足りないと分かったら、何から
足りない数が出たら、今どこで止まっているかで打ち手が変わります。Step 01で取った2つの数字から選んでください。
| 今の状態 | 先にやること | やっても効きにくいこと |
|---|---|---|
| 表示回数が0に近い | 検索結果に出ているかを確かめる(登録・設定) | 記事を増やす |
| 表示はあるがクリックが少ない | 検索結果に出る題名と説明文が、探している言葉に答えているか見る | デザインを新しくする |
| 訪問はあるが相談が0 | 相談までの道筋(電話・フォーム)を実際に使ってみる | アクセスを増やす |
| 検索以外(SNS・紹介)ばかり | 扱う仕事の名前で名乗れているかを見る | SNSの投稿頻度を上げる |
※ 右の列は「やってはいけない」ではなく、その状態では順番が後という意味です。
ここから先は頼んだほうがいい
線引きをはっきりさせておきます。「自分で進められる」に並ぶのは、手順が決まっていて失敗しても戻せるものだけです。
自分で進められる
手順が決まっていて、失敗しても戻せる
- GA4とSearch Consoleの数字を、同じ期間で並べる
- 相談の件数を数え、Dを出す
- 電話を受けたときに、どこで知ったかを聞いて記録する
- 扱う仕事の名前を、見出しと最初の画面に書き足す
- 去年の同じ月と比べる
頼んだほうがいい
戻し方が分かる人が触る場所
- GA4が入っていない、または正しく動いていない
- 電話・LINE・フォームの押された回数を記録できていない
- 表示回数が0で、原因が設定かどうか分からない
- 足りない数を埋めるために、ページを増やす設計から考えたい
- 数字は取れているが、どこを直すか決められない
とくに2つ目は、数字そのものを読み違える原因になります。電話とLINEを記録していないと、Dが実際より小さく出ます。すると「足りない人数」も実際より大きく見積もることになります。
IZANAなら何をして、いくらか
できないことを先に書きます。アクセス数や順位をお約束することはできません。また、他社や業種の平均アクセス数も、出どころを示せないためお出ししません。できるのは、今の数字を一緒に読み、足りない数を出し、その差を埋める入口を用意するところまでです。入口ができたあと、訪問を増やしていく作業の中身は公開したあと、育てるに書きました(制作とは別の仕事で、費用も別です)。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ(LP) | 1ページで伝え切る形。名刺代わりの受け皿に | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 仕事の種類ごとにページを分け、それぞれの検索から入れるように | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 事例や実績を自社で増やし続けられる形まで | 80万円〜 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ サイトは買い切りで、所有権はお客様です。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。サーバーとドメインの実費は別途かかります。最新の料金は料金ページをご覧ください。
よくある質問
1日10人しか来ていません。少ないですか?
それだけでは判断できません。必要な人数は業種と商圏で桁が変わるためです。現場に出る仕事で商圏が市内なら、1日10人でも相談につながることがありますし、扱う品数の多い通販なら足りません。判断の材料は他社の平均ではなく、本文の「比べる相手は3つ」と「必要な数を逆算する」です。
業種ごとの平均アクセス数を教えてもらえますか?
出どころを示せる数字を持っていないため、当社からは出しません。それに、平均には分母の問題があります。2026年9月に現場仕事の会社356社を1社ずつ数えたところ、自社のホームページを持っていたのは120社で、3分の2は持っていませんでした。「業種の平均」がその3分の2を入れた数字なのかどうかが書かれていなければ、自分の商売には当てはめられません。代わりに、自社の数字から必要な人数を出す方法を本文に置きました。
GA4の数字とSearch Consoleの数字が合いません。どちらが正しいですか?
どちらも正しく、数えているものが違います。Search Consoleのクリック数はGoogle検索から来た回数だけで、GA4は検索・SNS・直接入力・紹介など全部を含みます。またGA4は、計測を入れる前の訪問は残りません。両方を並べて「検索から来ている割合」を見る使い方が向いています。
アクセスを増やすには、ブログを毎日書けばいいですか?
本数そのものが効くわけではありません。まだ検索結果に出ていない状態であれば、書く前に「そもそも登録されているか」を先に確かめたほうが早く進みます。登録されていて表示もあるなら、増やすのは本数ではなく、探されている言葉に答えているページです。
数字を出しても、
どこを直すか決められないとき。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。