問い合わせ率は、低いのか。
分母の取り方と、直す順番。
🔴 「問い合わせ率が低い」という話は、分母を決めないと成り立ちません。同じ実態でも、何を分母にするかで数字が何倍も変わります。
- サイトに来た人ぜんぶを分母にする → いちばん低く出ます
- 問い合わせページを見た人を分母にする → かなり高く出ます
- フォームを開いた人を分母にする → もっと高く出ます
だから「うちは1%です」と言われても、それが良いのか悪いのか分かりません。どこを分母にしているかを、まず確かめてください。
そして、率という1つの数字では、どこが悪いか分かりません。やることは3つ数えて、落ちている段を見つける——それだけです。
🔴 比べる相手は、他社の平均ではなく自社の先月です。当社は業種別の平均を数えた調査を持っていないので、平均値はお伝えしません。
3つの数字を数える
3番目だけなら、GA4が無くてもメールの受信箱で数えられます。まずそこからで構いません。
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③ 実際に届いた問い合わせを数える
使うもの:メールの受信箱(フォームからの通知)/電話のメモ先月1か月で何件届いたかを数えます。迷惑メールのフォルダも見てください。電話で来たぶんは分けて数えます。
🔴 0件で、フォームから来るはずの通知が1通も無い → 率の話ではありません。フォームが届いていない可能性があります。自分で1通送って確かめてください
▸ 件数が出た → 手順2へ。この数字が、あとで比べる出発点になります -
② 問い合わせページを見た人を数える
使う画面:GA4「レポート」→「エンゲージメント」→ ページの一覧期間を先月にして、問い合わせページの表示回数を見ます。
▸ ②に対して③が極端に少ない → フォームまで来ているのに送っていません。Step 03の後半へ
▸ ②そのものが少ない → 手順3へ -
① サイトに来た人ぜんぶを数える
使う画面:GA4「レポート」→「集客」期間を先月にして、サイト全体に来た人の数を見ます。
▸ ①に対して②が極端に少ない → 読まれてはいるが、問い合わせに行く道が弱い。Step 03の前半へ
▸ ①そのものが少ない → 率の問題ではなく、来ている人が少ないほうの話です。アクセスが少ない:1日何人なら普通かへ
GA4を入れていない場合でも、③だけを毎月数えておけば「増えたか減ったか」は分かります。数えていない状態で手を入れると、直したことが効いたのかどうかが永久に分かりません。今日から紙に書き始めてください。
どこで落ちているかを切り分ける
| 数字の形 | 落ちている場所 | まずやること |
|---|---|---|
| ③が0で、通知も来ていない | フォームが壊れている | 🔴 いちばん急ぎます。自分で1通送って、届くか確かめる。届かないなら制作会社へ |
| ①は多いが②が極端に少ない | 本文から問い合わせへの道 | 本文の途中に相談の入口を足す。料金の考え方と対応範囲を書く |
| ②はあるが③が少ない | フォーム、またはその手前の不安 | 返信までの目安を書く。項目を見直す。電話とLINEも並べる |
| ①そのものが少ない | 率ではなく、来ている人の数 | 率を触っても増えません。まず見つけてもらうほうから |
| ③はあるが、客にならない | 来ている人がずれている | 率は悪くありません。どんな言葉で来ているかを見てください |
※ いちばん下の行は見落とされます。件数が増えても、話にならない相談ばかりなら意味がありません。その場合は「率を上げる」のではなく、ページの書き方で相手を絞るほうが効きます(料金の考え方を先に書く、対応できない範囲を書く)。
落ちている場所から、順番に直す
一度に全部直さないでください。何が効いたか分からなくなります。1か月に1つずつです。
①→② が落ちているとき(問い合わせページまで来ない)
- 本文の途中に、相談の入口を置く——最後まで読んだ人だけが押せる形になっていないか
- 料金の考え方を書く——金額そのものでなくても、「何で決まるか」が書いてあれば進めます
- 対応できる範囲を書く——自分が対象かどうか分からないと、押せません
- 電話とLINEも並べる——フォームが苦手な人がいます
②→③ が落ちているとき(フォームまで来たのに送らない)
- 返信までの目安を、フォームのすぐそばに書く(例:1営業日以内にご返信します)
- しつこい営業をしない旨を書く——ここで止まる人がいます
- 必須の項目を減らす——住所や会社名が最初から必須になっていないか
- 何を書けばいいか分からない状態をなくす——「型番が分からなくても構いません」など、書けない人の逃げ道を用意する
- 自分のスマートフォンで、最後まで入力してみる——押しづらい・戻ってしまう箇所はここで分かります
直したら、直した日をメモに残してください。1か月後に③の件数を比べます。同じ月に2つ直すと、どちらが効いたか分かりません。
数字を見るときの注意
1. 件数が少ないうちは、率で判断しない
月に3件と4件では、率で見ると3割増えたように見えます。件数が少ないうちは、率のほうがぶれます。まずは件数そのものを、数か月ぶん並べてください。
2. 季節と比べる
繁忙期と閑散期がある商売は、先月と比べるより、去年の同じ月と比べるほうが正しく見えます。だから月ごとの件数を1年ぶん残しておくことに意味があります。
3. 電話とフォームを分けて数える
フォームを直してフォームの件数が減っても、電話が増えていれば損していません。合計で見ないと、直したことを間違って評価します。
言葉の言い換え(CVR・CTA・導線)
同じことを、次の言葉で調べる方がいます。中身はこの記事の3つの数字と同じです。覚えていただく必要はありません。
| よく使われる言葉 | この記事での言い方 |
|---|---|
| CVR(改善) | 問い合わせ率。訪れた人のうち、問い合わせまで進んだ割合。「改善」は、落ちている場所を見つけて順番に直すこと |
| CTA | 相談ボタン。問い合わせページや電話へ進む入口のこと |
| 導線 | 相談までの道すじ。どの画面から、どこへ進むか |
※ 当社は、お客さまとのやりとりでこれらの言葉は使いません。言い換えを載せているのは、この言葉で調べて来られた方が「同じ話だ」と分かるようにするためです。
言葉が違うだけで、直す順番も同じです。率を上げようとする前に、どこで落ちているかを数えてください。件数が少ないうちは率が跳ねるので、上の「数字を見るときの注意」を先に読んでいただくほうが早いです。
ここから先は頼んだほうがいい
自分で進められる
数える・書き足す
- 届いた問い合わせを月ごとに数える
- 自分のスマートフォンでフォームを最後まで入力してみる
- 返信までの目安を書き足す
- 必須の項目を見直す
- 直した日をメモに残す
頼んだほうがいい
壊れている・作り替える
- フォームが届かない原因の調査
- GA4の設置と、3つの数字が見える形の設定
- 本文の途中に相談の入口を組み込む
- 料金の考え方・対応範囲のページを作る
- フォームそのものの作り替え
右の1つ目は、放っておくと数え間違えます。「率が低い」と思って本文を直し続けても、実は届いていないだけということがあります。Step 01の①を先にやってください。
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。当社は問い合わせの件数や率をお約束していません。数字を見て直す作業は、直したら必ず上がるというものではないためです。また、問い合わせの率を直す前に、そもそも見つけてもらえているかが先です。作っただけでは人は来ないので、検索とGoogleマップで見つけてもらう作業は、制作とは別の仕事・別の費用として考えてください(公開したあと、育てる)。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 文章・写真の差し替え | 返信の目安や対応範囲を書き足すなど。頼んだときだけ | 8,000円/件 |
| 1枚のページ(LP) | 相談までの道筋を最初から組んだ受け皿を1枚 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 仕事の種類ごとにページを分け、それぞれから相談に行けるように | 50万円〜 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ サイトは買い切りで、所有権はお客様です。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。GA4の設置はオプションで承ります。最新の条件は料金ページをご覧ください。
よくある質問
問い合わせ率の平均は何%ですか?
当社は業種別の平均を数えた調査を持っていないので、平均値はお伝えできません。出どころを書けない数字は載せない、と決めているためです。そもそも、平均と比べることにあまり意味がありません。分母の取り方(サイト全体か、そのページを見た人か、フォームを開いた人か)で数字が何倍も変わるうえ、商売によって1件の重みも違うからです。比べる相手は他社ではなく、自社の先月です。
率が低いと言われました。何から直せばいいですか?
率という1つの数字では、どこが悪いか分かりません。3つ数えてください。①サイトに来た人 ②問い合わせページを見た人 ③実際に届いた問い合わせ。①→②で落ちているなら、本文から問い合わせに行く道が弱い。②→③で落ちているなら、フォームそのものか、その手前の不安が理由です。落ちている段から直してください。全部を一度に直すと、何が効いたか分からなくなります。
GA4を入れていません。数えられませんか?
③(実際に届いた問い合わせ)は、メールの受信箱で数えられます。まずここだけでも月ごとに数えてください。①と②はGA4かサーバーの記録が要りますが、③の推移だけでも「増えたか減ったか」は分かります。数えていない状態で手を入れると、直したことが効いたのかどうかが永久に分かりません。
フォームの項目を減らせば増えますか?
増えることもありますが、当社は「減らせば増える」とはお約束できません。実際に多いのは、項目の数より「送ったあとどうなるか分からない」ことで止まる形です。返信までの目安(例:1営業日以内)と、しつこい営業をしない旨を、フォームのすぐそばに書いておくほうが効くことがあります。まず②→③で落ちていることを確かめてから、1つずつ直してください。
直すところ3つを、
PDFでお返しします。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。数字が全部そろっていなくても構いません(③だけでも見られます)。毎月5社まで・費用はかかりません。