ホームページの出来を分けるのは、デザインの好みではなく公開前に細かいところを確かめたかどうかです。文字が小さい、電話番号が押せない、フォームが届かない——こうしたことは、見た目の話ではなく相談が途切れる理由になります。
このページは、公開の前に確かめる項目を並べたものです。制作会社に頼んだ場合も、自分で確かめられます。スマートフォンとパソコンの両方で、上から順に見てください。
1. スマートフォンで見る(ここがいちばん多く見られます)
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 文字の大きさ | 拡大しないで読めるか。とくに注意書きや料金の但し書き |
| 行の詰まり | 文字がぎっしり詰まって、どこを読んでいるか分からなくならないか |
| 横にはみ出していないか | 画面を左右に動かさないと読めない箇所が無いか(表や写真で起きやすい) |
| ボタンの大きさ | 指で押して、隣を押してしまわないか |
| 電話番号 | 押したら電話がかかる状態か(画像になっていると押せません) |
| 文字と背景の濃さ | 明るい屋外で読めるか。薄いグレーの文字は読めなくなります |
この表の1行目は、拡大しないで読めるかを見るものです。スマートフォンの設定で文字を大きくして読む人への備えが、法律でどう扱われているか(2024年4月からの義務は何か)と、スマートフォン1台でできる4つの確かめは、ホームページのアクセシビリティは、小さな会社にも義務なのかにまとめています。
表の5行目(電話番号)は、見落とされやすいところです。当方が数えた10業種では、ホームページのある会社のうち、電話番号を押せばそのまま電話がかかる作りになっていたのは50%〜73%でした。
※ 出典=業種ごとの実態調査(全国10県の電話帳から選んだ10業種。2026年9月19日に、スマホとして開いて数え直した数)。業種による大きな差はありませんでした。
2. 相談までの道筋を、自分で通す
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 相談への入口 | どのページからでも、問い合わせにたどり着けるか |
| 押す回数 | トップから相談まで、何回押すか(多いほど離れます) |
| フォームの項目 | 入力する欄が多すぎないか。必須がどれか分かるか |
| 実際に送ってみる | 自分のアドレスで送信し、①完了画面が出るか②受付のメールが届くか③管理者宛のメールが届くか |
| 迷惑メール | 届いたメールが迷惑メール扱いになっていないか(ここで見落とす例があります) |
| 営業時間の表示 | 受付時間と、返事の目安が書いてあるか |
フォームの送信確認は、公開前に自分の手で1度やってください。送れないフォームを置いたまま数か月、という状態は、外からは分かりません。
3. 書いてあるかを確かめる(判断に要る5つ)
- 何をしている会社か(扱う仕事を具体的に)
- どこで受けているか(対応地域、またはオンラインで全国か)
- いくらか、または何で決まるか
- 誰がやっているか(会社名・所在地・代表者・許可や資格)
- どう連絡すればいいか(電話・フォーム・受付時間)
この5つは金額に関係なく入れられます。書いていないことが、判断されない理由になります。
2つ目の対応地域の書き方は対応エリアは、どう書けばいいのかに、4つ目の会社名・所在地・代表者の載せ方はホームページの会社概要に、何を書くかにまとめています。
4. 検索まわりの確認
| 見るところ | 確かめ方 |
|---|---|
| 検索に出さない設定 | 公開前に入れた設定が残っていないか(WordPressなら「設定」→「表示設定」) |
| 検索結果に出る題名 | 各ページに違う題名が付いているか。「ホーム」だけになっていないか |
| 説明文 | 検索結果に出る説明が、そのページの中身と合っているか |
| サイトマップ | アドレスの末尾に /sitemap.xml を足して開けるか |
| SNSで共有したときの見え方 | LINEなどに貼ったとき、題名と画像が出るか |
| アドレスが https で始まるか | 警告が出ていないか |
設定まわりで検索に出てこないときの切り分けは検索しても自社サイトが出てこないときにまとめています。
5. 中身の確認
- 社名の表記が全ページで同じか(「(株)」と「株式会社」が混ざっていないか)
- 電話番号・営業時間が全ページで同じか(Googleマップの情報とも合っているか)
- 日付が古いままの記載が無いか(「2024年度の」など)
- リンク切れが無いか(押して404が出るところが無いか)
- 写真の向きが正しいか(スマートフォンで撮ると横倒しになることがあります)
- 誤字(声に出して読むと見つかります)
6. 公開したあと、1週間以内に
- 自分の端末以外でも開いてみる(家族や社員のスマートフォンで)
- フォームからもう一度送ってみる(公開前と公開後で挙動が変わることがあります)
- Googleビジネスプロフィールに、サイトのアドレスを入れる
- 名刺・チラシ・車・SNSのプロフィールに、アドレスを載せる
すでに公開しているサイトなら、この6つと同じ見方を10問にした3分セルフ診断があります。送信も登録も不要で、答えはどこにも送られません。どこが低いかで、先に直すところが決まります。
公開までの流れの、どこでこの表を使うか
制作会社に頼んだ場合、公開までは「相談→見積もりと契約→制作(できたものを見て、直したいところを伝える)→公開」と進みます。この表を使うのは、制作の終わり、公開の前です。
ここで見つけた直しは、制作中の修正として頼めます(修正の回数の数え方は制作の「修正◯回まで」は何を1回と数えるか)。公開したあとに見つけると、会社によっては公開後の修正として別の費用になります。当方の流れと、それぞれの段でお願いすることはホームページ制作の流れに書いています。
なぜここまで見るのか
ここに並べたものは、どれも派手な効果があるものではありません。ただ、どれか一つでも欠けていると、そこで相談が止まります。文字が読めなければ読まれず、電話が押せなければかからず、フォームが届かなければ相談は無かったことになります。
検索の順位を上げる方法をいくら足しても、この6つが抜けていれば、来た人は相談まで進みません。順番として、先にこちらです。
逆に、この6つが揃っていても、公開しただけでは検索から人は来ません。探されている言葉に答えるページを足していく作業と、Googleマップ(MEO)の情報を埋めて続ける作業は、制作とは別の仕事で、費用も別です(公開したあと、育てる/Googleマップを整える)。
IZANAの場合
当方では、上の項目を公開の前に一通り確かめます。公開のときは、こちらから試しの問い合わせを1通お送りしますので、お手元のメールやLINEに届いたら、ひとこと教えてください。お願いするのは、それだけです。
費用は、1枚のページ(LP)30万円〜/最大5ページ構成 50万円〜/最大10ページ構成 80万円〜(いずれも税抜)。サイトは買い切りで、データと利用権は、代金完済後にお客様のものになります。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。詳しくは料金ページをご覧ください。
すでにあるサイトを見てほしい場合は、無料診断にサイトのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで、費用はかかりません。電話 080-6058-4020、LINEでも受け付けています。お電話はつながりにくいことがあります。確実なのはLINE・メールです(やり取りが文字で残るので、行き違いもありません)。
よくある質問
ホームページの公開前に、何を確かめればいいですか?
スマートフォンでの見え方、相談までの道筋、判断に要る5つが書いてあるか、検索まわりの設定、中身の表記の5つを、スマートフォンとパソコンの両方で、上から順に確かめます。制作会社に頼んだ場合も、自分で確かめられます。
問い合わせフォームは、どう確かめればいいですか?
公開前に自分のアドレスで1度送信し、①完了画面が出るか②受付のメールが届くか③管理者宛のメールが届くかを見ます。届いたメールが迷惑メール扱いになっていないかも確かめてください。送れないフォームを置いたままの状態は、外からは分かりません。
公開したあと、1週間以内にやることはありますか?
自分の端末以外(家族や社員のスマートフォン)でも開いてみる、フォームからもう一度送ってみる、Googleビジネスプロフィールにサイトのアドレスを入れる、名刺・チラシ・SNSのプロフィールなどにアドレスを載せる、の4つです。公開前と公開後で、フォームの挙動が変わることがあります。
IZANA WEB制作より
納品するのは、ホームページだけではありません
検索で見つかる入口と、問い合わせまで迷わせない導線を制作の最初から組み込みます。検索からの流入は公開後に育てていくもので、順位や集客数の保証はできません。その前提をご説明したうえで、サイトは買い切りで制作します(公開してからの保守はお勧めしています)。仕上がりは契約前に業種別サンプルでご確認いただけます。