ポータル・一括見積もりをやめたい。
やめる前に数える、2つ。
先に書いておきます。当社は、ポータルをやめることをお勧めする前提で書いていません。始めたばかりで名前が知られていないとき、掲載してすぐ客が来る仕組みは強いものです。
ただ、掲載料が重いと感じる段階になったら、性質を分かったうえで決める値打ちがあります。性質は2つです。
- 掲載している間だけ効きます(やめた日から止まります)
- 🔴 そこに貯まったものは、自社に残りにくい——口コミも、写真も、予約の履歴も、掲載をやめると手元には残りません
だから判断は「やめたら0になる」ではなく、「やめても残る分がどれだけあるか」で決めます。数えるのは2つだけです。
🔴 ①1件あたりいくらかかっているか(掲載料 ÷ ポータル経由の新規客) ②そのうち何人が2回目以降も直接来ているか——②を数えないと、①の数字だけを見て高すぎると判断してしまいます。
2つの数字を数える
電卓と、予約台帳か顧客の記録があれば足ります。感覚で「高い」と決めないでください。
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ポータル経由の新規客1人あたり、いくらかかっているか
使うもの:直近12か月の掲載料の合計/その間にポータル経由で来た新規客の数掲載料の合計 ÷ ポータル経由の新規の人数。人数が分からない場合は、予約台帳で「どこから来たか」の印を数えます。ざっくりで構いません。
▸ 出た金額を、その仕事1件の粗利と比べます
▸ 1人あたりの費用が粗利を超えている → 減らす理由があります。ただし手順2を先に -
そのうち何人が、2回目以降も来ているか
使うもの:同じ台帳(1年前の分をさかのぼる)ポータル経由で来た人のうち、2回目以降は直接(電話・LINE・直接予約)で来ている人を数えます。
🔴 ここを数えないと判断を誤ります。1人あたり1万円かかっていても、その人が年4回来ているなら、実質は1回2,500円です
▸ リピートが多い商売 → 掲載は「入口の費用」として成り立っています
▸ ほとんど1回きり → 掲載料がそのまま1回ぶんの費用です。減らす判断が現実的になります
台帳に「どこから来たか」の欄が無い場合は、今日から書き始めてください。1か月あれば材料になります。数えていない状態でやめると、やめた影響も測れません。
数字から、続けるか減らすかを決める
| 1人あたりの費用 | リピートになる割合 | いまやること | 理由 |
|---|---|---|---|
| 粗利より安い | 多い | 続ける。同時に受け皿を作る | 入口として成り立っています。ただし今はポータルだけが入口です |
| 粗利より安い | ほとんど無い | 続けてよい。ただしリピートの仕掛けを作る | 1回きりで終わっているのがもったいない形です。Step 03の②へ |
| 粗利とほぼ同じ | 多い | 続ける | 2回目以降で回収できています |
| 粗利とほぼ同じ | ほとんど無い | 減らす準備を始める | 今は損も得もしていません。受け皿を作ってから減らします |
| 粗利を超えている | ほとんど無い | 減らす。ただし一度にやめない | 赤字で客を取っている状態です。ただし受け皿が無いまま止めると0になります |
| 数えられない | — | まず数える | 台帳に「どこから来たか」を1か月書くだけで材料になります |
※ どの行でも「受け皿を作る」が入っています。続ける場合でも、入口が1つしかない状態は、掲載料が上がったときに断れません。
やめる前に用意する3つ
この3つが無いままやめると、来ていた人の行き先が消えるだけになります。
1. 自分の名前で見つかる状態を作る
Googleマップに自社が出ることと、屋号で検索して自社のページが出ること。ポータルに載っていると、屋号で検索してもポータルのページが先に出ることがあります。自分の屋号で検索して、何が出るか見てください。手順はGoogleマップに出ない・電話が来ないに書きました。
2. すでに来ているお客さんに、直接の連絡先を渡す
ここがいちばん効いて、いちばん忘れられます。掲載をやめても、すでに来た人とはつながっていられます。名刺・カード・次回の案内に、電話番号と、予約できる場所(自社のページかLINE)を書いて渡してください。今日から渡す分だけでも違います。
⚠️ ポータルによっては、そこで得たお客さんへの直接の営業に決まりがあります。やる前に、自分が結んでいる掲載の規約を確かめてください。
3. 料金の考え方と、対応できる範囲が書いてあるページ
ポータルは、料金も対応範囲も決まった欄に収まる形で見せてくれています。自分のページにそれが無いと、見つけてもらえても比べてもらえません。
減らすなら、この順番で
一度にやめないでください。翌月から入口が消えます。
- Step 03の3つを先に用意する(1〜2か月)
- いちばん上のプランから、1段下げる——いきなり解約せず、掲載の大きさを下げて様子を見ます
- 下げた月の「直接来た人の数」を数える——ポータル経由が減ったぶん、直接が増えているか
- 増えていれば、もう1段下げる。増えていなければ止まって、受け皿のほうを直す
下げた月をメモに残してください。季節のある商売は、繁忙期に下げないこと。前年の同じ月と比べられるようにしておきます。
4つ目で「受け皿のほうを直す」になったときは、どこを直すかを先に決めてください。3分セルフ診断の10問で、問い合わせへの動線・伝わり方・検索とGoogleマップでの見つかり方の3つに分けて、どこが弱いかの目安が出ます。送信も登録も要りません。
解約の申し出に期限や最低の契約期間が決まっていることがあります。「来月やめる」が通るとはかぎらないので、契約書を先に読んでください。自動で更新される形になっていないかも確かめます。
ここから先は頼んだほうがいい
自分で進められる
数える・渡す・書く
- 台帳に「どこから来たか」を書き始める
- 掲載料 ÷ 新規客数を計算する
- リピートになった人を数える
- 名刺やカードに直接の連絡先を入れて渡す
- Googleマップに自社を出す・埋める
- 掲載の契約書を読み直す
頼んだほうがいい
作るもの
- 料金の考え方と対応範囲を書いたページ
- 予約や問い合わせまでの道筋
- 屋号で検索したときに自社が出る状態にする
- LINEなど、直接つながる入口の設置
左の6つは、誰かに頼むより自分でやったほうが早く終わります。とくに上の3つ(数える)は、他人にはできません。
IZANAなら何をして、いくらか
先に書きます。やめた分を埋められるとはお約束できません。当社ができるのは、やめても残る側——自分の名前で見つけてもらえる受け皿を作るところです。受け皿は作っただけでは人が来ないので、ポータルの代わりになるまでには、公開してから検索とGoogleマップに情報を足していく期間が要ります。その作業は制作とは別の仕事になり、費用も別にかかります(公開したあと、育てる)。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ(LP) | 料金の考え方と対応範囲を入れた受け皿を1枚 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 仕事の種類ごとにページを分け、それぞれから相談に行けるように | 50万円〜 |
| Googleマップの整備 | 新規登録・所有権の確認/基本情報・業種・営業時間の登録/ホームページとの連携/プロフィール文章の作り込み(代筆)/初期写真10枚のアップロード/商品・サービス登録(最大10件)/投稿テンプレート3種作成/初月のサポート(LINE質問対応) | 15万円 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ サイトは買い切りで、所有権はお客様です。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。解約時はサイト一式をお渡ししますので、次にどこへ移っても持っていけます。最新の条件は料金ページをご覧ください。
よくある質問
掲載をやめたら、客は来なくなりますか?
ポータル経由の分は、やめた時点で止まります。掲載している間だけ効く仕組みだからです。ただし、すでに来たお客さんが2回目以降も直接来てくれているなら、その分は残ります。だから判断は「やめたら0になる」ではなく、「やめても残る分がどれだけあるか」で決めてください。数え方は本文の2つの数字です。
ポータルは悪いものですか?
そうは思いません。始めたばかりで自分の名前が知られていないとき、掲載してすぐ客が来る仕組みは強いものです。当社も、やめることをお勧めする前提では書いていません。ただ、掲載料が重いと感じる段階になったら、性質を理解したうえで続けるか決める値打ちがあります。性質というのは、掲載している間だけ効くことと、そこに貯まったものが自社に残りにくいことの2つです。
口コミや写真は、やめたらどうなりますか?
掲載をやめると、そこに貯めたものは自社の手元には残りません。ここがポータル固有の重さです。だから、続けるにしても並行して、自分の名前で貯まる場所(Googleビジネスプロフィールと自社のページ)を作っておくことをお勧めします。写真は手元の原本を残しておいてください。口コミは移せないので、これから受ける分を自分の側に貯める段取りに切り替えます。
やめる前に、何を用意すればいいですか?
3つです。①自分の名前で見つかる状態(Googleマップに出る・屋号で検索して自社のページが出る)②すでに来ているお客さんに直接の連絡先を渡す仕組み ③料金の考え方と対応範囲が書いてあるページ。この3つが無いままやめると、来ていた人の行き先が消えるだけになります。一度に全部やめず、段階的に減らしてください。
直すところ3つを、
PDFでお返しします。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。やめることを勧める前提ではありません。続けたほうがよい場合は、そう書きます。