広告費が重い。やめても大丈夫か。
広告と検索、どちらを先にやるか。
どちらが優れているかではなく、止まったときに何が残るかで考えてください。違いはそこだけです。
- 広告(検索結果に出るリスティング広告)は、払っている間だけ効きます。止めた日から表示が消えます(そのかわり費用も止まります)
- 検索の一覧からの流入は、止めても残ります。そのかわり、効き始めるまでに費用と時間がかかります
だから順番はこうなります。いま広告で仕事が回っているなら、いきなり止めない。検索からの分が積み上がってきたのを数字で確かめてから、広告の予算を少しずつ下げる。逆の順番にすると、積み上がる前に問い合わせが途切れます。
🔴 やめるか決める前に、2つの数字を必ず数えてください——①広告からの問い合わせ1件あたりいくらかかっているか ②広告でない枠から来ている分が今どれだけあるか。手順は下に書きました。
やめる前に数える2つの数字
「広告費が高い」という感覚だけで止めると、止めたあとに何が起きるかが分かりません。先に2つだけ数えてください。電卓で足ります。
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広告からの問い合わせ1件あたり、いくらかかっているか
使うもの:広告の管理画面(費用と、コンバージョン=問い合わせや予約など、広告から生まれた成果の件数)/または広告経由の問い合わせ件数のメモ直近3か月の広告費 ÷ その間に広告から来た問い合わせ件数。件数が管理画面で取れない場合は、問い合わせのときに「どこでお知りになりましたか」と聞いて数えた分で構いません。ざっくりで構いませんが、感覚ではなく割り算にしてください。
▸ 出た金額を、その仕事1件の利益と比べます
▸ 1件あたりの費用が利益を超えている → 下げる理由があります
▸ 下回っている → 下げると仕事が減るだけになります。金額の大きさではなく、この比で見ます -
広告でない枠から、今どれだけ来ているか
使う画面:Google Search Console「検索パフォーマンス」(広告の数字は入りません)期間を過去3か月にして、クリック数の合計を見ます。これが「広告を止めても残る側」の今の大きさです。
▸ 3か月のクリックがほぼ0 → 止めたら、ほぼ全部が消えます。今は止めないでください
▸ ある程度ある → Step 02の表へ。どのくらいで足りるかを見ます
この2つを比べるときは、期間をそろえてください。広告は「先月」、検索は「過去1年」で見ると、大きさが違って当たり前になります。どちらも過去3か月にそろえるのがいちばん簡単です。
数字から、続けるか見直すかを決める
| 広告1件あたりの費用 | 広告でない枠からの流入 | いまやること | 理由 |
|---|---|---|---|
| 仕事の利益より安い | ほぼ0 | 広告は続ける。同時に土台を作り始める | 止める理由がありません。ただし今は広告だけが命綱なので、止まると商売も止まります |
| 仕事の利益より安い | ある | 両方続ける | いちばん強い形です。広告は今日の仕事、検索は来年の仕事を取っています |
| 利益とほぼ同じ | ほぼ0 | まだ止めない。予算を少し下げて様子を見る | 止めると代わりがありません。下げ方はStep 04 |
| 利益を超えている | ほぼ0 | 予算を下げる。同時に土台を作る | 赤字で仕事を取っている状態です。ただし急に0にすると問い合わせも0になります |
| 利益を超えている | ある | 下げる余地が大きい | 検索からの分が受け皿になります。Step 04の順番で下げてください |
| 数えられない | — | まず数える | 「どこでお知りになりましたか」を1か月聞くだけでも、判断の材料になります |
※ この表は「どちらが良いか」ではなく、いま止めても大丈夫かを決めるためのものです。金額の大小ではなく、1件あたりの費用と利益の比で見てください。
広告と検索は、何がどう違うのか
並べたほうが早いので、表にします。優劣ではなく、性質が違います。
| 広告(検索結果の「スポンサー」枠) | 検索の一覧(広告でない枠) | |
|---|---|---|
| 出る早さ | 設定した日から出ます | 時間がかかります。いつからとは言えません |
| 費用のかかり方 | 予算を決めて払い続けます。「1 日の平均予算はいつでも編集できます」(Google広告ヘルプ) | ページを作る費用と、育てる手間がかかります |
| 止めたとき | 「一時停止中の広告で料金は発生しません」(同ヘルプ)。費用は止まりますが、表示も止まります | 作ったページは残ります。順位は時間とともに動きます |
| 出す言葉 | 自分で選べます | Googleが決めます。こちらは合わせにいくだけです |
| 向いている場面 | 今すぐ仕事がほしい。季節や期間が決まっている | 毎年同じ言葉で探される。積み上げたい |
| やめたあとに残るもの | 残りません | ページが残ります |
※ 引用は2026年9月17日にGoogle広告のヘルプ(1 日の平均予算とは/広告を一時停止、再開する)を開いて確認したものです。
「広告は無駄」でも「SEOは安い」でもありません
広告は、払った日から出るという性質にお金を払っています。これは検索の側では買えません。逆に検索の側は、止めても残るという性質があります。これは広告では買えません。どちらか一方が正しいという話ではなく、どちらの性質が今の商売に要るかです。
下げるなら、この順番で
⚠️ そもそもSEOに取り組む値打ちがあるのかから迷っている場合は、順番が逆です。商売によっては、やらないほうがよい場面もあります。「SEO対策は意味ない」は本当かで、自分がどれに当たるかを先に分けてください。
いきなり0にすると、翌日から問い合わせが止まります。下げると決めた場合は、次の順番にしてください。
1. 先に、検索から来る側の受け皿を作る
広告を止めたあとに人が来ても、受け止めるページが無ければ意味がありません。扱う仕事・料金の考え方・対応できる範囲が書かれたページを先に用意します。ここが無いまま広告だけ止めると、問い合わせが減るだけになります。
2. 予算を一度に切らず、段階で下げる
たとえば3か月かけて、今の8割 → 6割 → 4割のように下げます。下げるたびに、問い合わせの件数がどう動いたかを月ごとに記録してください。一度に切ると、何が原因で減ったのか分からなくなります。
3. 下げた月の「広告でない枠」の数字を見る
Search Consoleのクリック数が増えていれば、受け皿が働き始めています。増えていないのに広告だけ下げると、合計が減ります。ここを見ずに下げ続けないでください。
季節のある商売(繁忙期がはっきりしている仕事)は、繁忙期に下げないでください。下げるなら閑散期です。前年の同じ月と比べられるよう、下げた月をメモに残しておいてください。
ここから先は頼んだほうがいい
自分で進められる
数えるだけ・設定を変えるだけ
- 広告費 ÷ 問い合わせ件数を計算する
- 「どこでお知りになりましたか」を聞いて記録する
- Search Consoleでクリック数を見る
- 広告の予算を下げる・一時停止する
- 月ごとの件数をメモに残す
頼んだほうがいい
作るもの・戻しにくいもの
- 広告を止めても人が来る受け皿を作る
- 扱う仕事ごとにページを分ける
- 問い合わせまでの道筋を作り直す
- 広告の運用そのもの(当社は扱っていません)
右のいちばん下について、正直に書いておきます。当社は広告の運用を承っていません。料金ページにもそのプランはありません。広告の中身を見てほしい場合は、広告を扱っている会社にご相談ください。
広告を減らして検索のほうに回す場合、その外注は別の話になります。SEO対策の費用と、外注の前に決めることに、22社の月額と、外注の前に自分の側で決める3つを書きました。
IZANAができること・できないこと
できないことから書きます。広告の運用は扱っていません。検索の順位も問い合わせの件数もお約束できません。当社ができるのは、広告を止めても残る側を作るところです。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ(LP) | 1ページで伝え切る形。名刺代わりの受け皿に | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 仕事の種類ごとにページを分け、それぞれの検索から入れるように | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 事例を自社で増やし続けられる形まで | 80万円〜 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ サイトは買い切りで、所有権はお客様です。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません。サーバーとドメインの実費は別途お預かりします。最新の条件は料金ページをご覧ください。
作ることと、見つけてもらえるように育てることは別の仕事で、別に費用がかかります。制作費に含まれるのは土台までです。管理費・保守費は払い続けるべきかに、月額の内訳の分け方を書きました。育てる作業の中身は公開したあと、育てるにあります。
よくある質問
広告を止めたら、問い合わせはどうなりますか?
広告の枠からの分は、止めた時点で無くなります。Google広告のヘルプに「一時停止中の広告で料金は発生しません」と書かれているとおり、費用も止まりますが、表示も止まります。つまり広告は、払っている間だけ効く仕組みです。検索結果の一覧(広告でない枠)から来ていた分は、止めても残ります。どちらがどれだけあるかは、本文の手順1で分けて数えられます。
広告をやめて、SEOに切り替えたほうが安く済みますか?
そうとはかぎりません。広告は、費用をかけた翌日から表示されます。検索結果の一覧に出るようにする取り組みは、費用も時間もかかり、いつ効き始めるかをお約束できません。当社も順位や件数をお約束していません。そのため、いま広告で仕事が回っているなら、いきなり止めるのではなく、検索からの流入が積み上がってきたのを確かめてから、広告の予算を少しずつ下げる順番が安全です。
広告費をいくらまで下げられますか?
Google広告のヘルプに「1 日の平均予算はいつでも編集できます」と書かれているので、金額の変更自体はいつでもできます。いくらまで下げてよいかは、本文の手順1で出す「広告からの問い合わせ1件あたりの費用」と、その仕事の利益を比べて決めてください。1件あたりの費用が利益を超えているなら、下げる理由があります。下回っているなら、下げると仕事が減るだけになります。
IZANAは広告の運用もしてもらえますか?
承っておりません。当社の料金ページに広告運用のプランはなく、扱っていない仕事です。この記事は、広告を続けるか見直すかをご自身で判断するための材料としてお読みください。当社がお手伝いできるのは、広告を止めても残る側——検索から見つけてもらうための土台をつくるところです。
止めていいかどうかは、
2つの数字で決まります。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。広告をやめさせる前提のご提案はいたしません。