MEOとSEOの違い。
両方が要る商売と、手を付ける順番。
2つの違いは「検索結果のどこに出るか」だけです。どちらが優れているという話ではありません。
- MEO=地域名で検索したときに上のほうに出る地図の枠に出るための取り組み。土台は「Googleビジネスプロフィール」(Googleマップに出る店や会社の情報)で、登録に費用はかかりません
- SEO=地図の下に並ぶ検索結果の一覧に出るための取り組み。土台は自社のホームページ
どちらも、公開しただけ・登録しただけでは人は来ません。埋めて、書き足して、育てたぶんだけ見つけてもらえます。制作とは別の仕事で、別に費用がかかります。
🔴 どちらかを選ぶ話ではありません。出向く仕事(電気工事・水道・塗装・工務店など)は両方が要ります。地図だけで足りるのは、お客さんが店まで来る商売です。両方要る場合も、手を付けるのは地図から(費用がかからず、効き始めが早い)。
何がどう違うのか
言葉の説明よりも、並べたほうが早いので表にします。費用のかかり方と、効き始めるまでの早さが大きく違います。
| MEO(Googleマップ) | SEO(検索結果の一覧) | |
|---|---|---|
| 出る場所 | 地域名で検索したときの、地図と3件ほどの一覧 | その下に並ぶページの一覧 |
| 土台になるもの | Googleビジネスプロフィール(無料で作れる) | 自社のホームページ |
| 始めるのにかかるもの | Googleアカウントと、所在の確認手続き | ホームページの制作費 |
| 埋めるのにかかる時間 | 数時間〜数日 | 数週間〜 |
| 効き始める早さ | 比較的早い | 時間がかかる |
| 向いている商売 | 店舗に来てもらう/近くへ出張する | 商圏が広い/指名や製品名で探される/取引先や求人にも見せたい |
| 書ける情報の量 | 営業時間・写真・メニューなど、決まった欄の中だけ | 制限なし(料金の考え方、事例、対応範囲など) |
※ どちらも順位はGoogleが決めます。どの会社も順位をお約束することはできません(これは当社も同じです)。
2つは奪い合いません
同じ検索結果の別の場所に出るため、片方をやるともう片方が下がる、ということはありません。むしろ地図の情報に載せたホームページのアドレスから、サイトを見に来る人がいます。順番の問題であって、どちらかを選ぶ話ではありません。
⚠️ 最近は、この2つに「AIがまとめた回答」が加わります。検索結果のいちばん上にAIの回答が出るようになり、「LLMO対策」「AIO対策」という名前で営業を受けることも増えました。これも別の作業が要るのかどうかは、Googleが公式に書いていることを引いてAIの回答に自社を出すにはにまとめています。
まず、今どうなっているかを見る(5分)
手を付ける前に、今すでにどちらかが動いていないかを確かめます。知らないうちに地図に自社が載っていることがあります。
-
自分のスマートフォンで「地域名+仕事の名前」を検索する
使う画面:スマートフォンのGoogle検索「桑名市 電気工事」のように、お客さんが打ちそうな言葉で検索します。パソコンではなくスマートフォンで。表示される順番が違うことがあるためです。
▸ 地図の枠が出て、そこに自社がある → 地図はすでに動いています。次はホームページ側
▸ 地図の枠は出るが、自社が無い → 地図が先
▸ そもそも地図の枠が出ない → お客さんが地図から探す商売ではない可能性。ホームページ側が先 -
自社の情報が、すでに地図にあるかを確かめる
使う画面:Googleマップ(アプリでも、パソコンでも)Googleマップで社名を検索します。自分で登録した覚えがなくても、地図に載っていることがあります(利用者の投稿などから作られる場合があります)。
出てきた情報を開いて、「ビジネスオーナーですか?」という表示があれば、まだ誰も管理者になっていない状態です。ここから自分で管理権を申請できます。
▸ 情報が載っていて、営業時間や電話が違う → 放置すると間違った情報がお客さんに届きます。管理権を取って直すのが最優先
▸ 見覚えのない人が管理しているように見える → 本文の最後の「頼んだほうがいい範囲」へ
地図だけで足りる商売と、両方が要る商売
先に、いちばん間違えやすいところを書きます。お客さんのところへ出向く仕事は、地図とホームページの両方が要ります。どちらかを選ぶ話ではありません。地図だけで成り立つのは、お客さんが店まで来てくれる、限られた商売です。
| 商売の形 | あてはまる例 | 要るもの | そうなる理由 |
|---|---|---|---|
| お客さんが店に来る | 飲食店・美容室・整体・カフェ | 地図が主。ホームページはあると強い | 「近くの◯◯」で探され、その場で来店や予約につながります。決め手になるのは営業時間・写真・メニューで、これは地図の欄に収まります |
| こちらが出向く | 電気工事・水道・塗装・工務店・修理・清掃 | 両方 | 地図で見つけてもらえても、その次に「この人に頼んで大丈夫か」を確かめる場所が要ります。料金の考え方・対応できる範囲・過去の仕事は、地図の欄には収まりません |
| 商圏が県をまたぐ | 製造・卸・士業・全国対応の仕事 | ホームページが主。地図はあると良い | 地域名で探されることが少ないので、地図の枠に出る機会そのものが多くありません |
※ どの行かは「お客さんが来るか、こちらが出向くか」で決まります。出向く仕事は真ん中の行です。地図だけを整えて止まると、見つかったあとに比べられて落ちます。ホームページだけを作って止まると、そもそも「近くの◯◯」で見つかりません。
両方要る場合でも、手を付けるのは地図から
これは優劣ではなく、順番の話です。地図は費用がかからず、埋めるのに数時間しかかかりません。ホームページは費用も時間もかかります。安く早く終わるほうから片付けたほうが、途中で止まっても損が小さく済みます。
ただし、地図を埋めたところで終わりにしないでください。出向く仕事なら、その次に、ホームページ側で「この人に頼んで大丈夫か」に答える必要があります。地図の欄では答えきれない場面を、次の節にまとめました。
地図だけでは足りなくなる場面
地図は早く効きますが、書ける情報が決まった欄の中に限られます。次のことを伝えたくなったとき、地図の枠には収まりません。
- 料金の考え方:現場で変わる仕事ほど「何で決まるか」の説明が要る
- 対応できる仕事の範囲と、できない仕事
- 事例:施工前の状態、やったこと、かかった期間
- 許可や資格:建設業許可、保有する免許など
- 会社の情報:取引先や応募者が見るもの
とくに、取引先や元請けの担当者、求人の応募者は地図を見ません。社名で検索して、出てきたページを読みます。建設会社(土木)のサイトを数えた調査では、サイトがあった45社のうち34社に採用のページがありました(建設会社のホームページ実態調査)。地図だけで足りているように見えても、ここで機会を落としていることがあります。
逆に、ホームページに「地域名+仕事の名前」を書いても、地図の枠には出ません。同じ情報を2か所に用意する必要があると考えてください。
営業電話を受けたときの確認項目
「Googleマップで上位に出します」という電話がかかってくることがあります。良い会社か悪い会社かを見分ける話ではなく、持ち帰って確かめる材料として5つ挙げます。
| 聞くこと | なぜ聞くか |
|---|---|
| 「具体的に、どの作業をしていただけますか」 | 作業の中身を答えられるかを見る。写真の追加・投稿・返信など、具体で返るのが自然 |
| 「オーナーの権限は、こちらに残りますか」 | 権限を相手だけが持つ形になると、やめるときに困る |
| 「解約したあと、アカウントと投稿はどうなりますか」 | ここを書面で確かめる |
| 「順位について、何かお約束はありますか」 | 順位はGoogleが決めるため、約束できるものではない |
| 「口コミは、どうやって増やす計画ですか」 | 集め方が規約に触れていないかを見る(次の段落) |
口コミに見返りを付けるのは、Googleが禁じています。クチコミ投稿ポリシーの「評価の操作」に、クチコミの投稿と引き換えにインセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為が挙げられています。
頼むこと自体は問題ありません。見返りを付けずにお願いするのが線引きです。
なお、Googleビジネスプロフィールの登録は自分でできます。費用はかかりません。代行を頼むのが悪いわけではありませんが、「登録だけで高額」という見積もりが来たときは、作業の中身を分けて書いてもらってください。
自分でできる範囲と、頼んだほうがいい範囲
自分で進められる
無料で、手順が決まっている
- Googleビジネスプロフィールを登録し、所在の確認を済ませる
- 営業時間・電話・ホームページのアドレスを入れる
- 扱う仕事を「商品・サービス」の欄に並べる
- 外観・内観・仕事中の写真を入れる
- お客さんに、見返りを付けずに口コミをお願いする
- 届いた口コミに返信する
頼んだほうがいい
戻し方が分かる人が触る場所
- 同じ店舗の情報が2つ出ている(重複の統合)
- 身に覚えのない第三者が管理者になっている
- 情報が何度直しても元に戻る
- 料金・事例・対応範囲を載せるページを作る
- 地図とホームページで、書いてある情報が食い違っている
最後の1つは、放っておくと両方の信頼を落とします。営業時間・電話番号・所在地・扱う仕事は、地図とサイトで同じ内容にそろえてください。
IZANAなら何をして、いくらか
先に書いておきます。Googleマップでも検索でも、順位のお約束はしません(契約書にも書いています)。また、運用をこちらで抱え込むのではなく、ご自身で続けられる形にすることを前提にしています。地図と検索、それぞれで何をするかはGoogleマップを整えると公開したあと、育てるにまとめています。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 地図:スタートアップ | 新規登録・所有権の確認、基本情報とカテゴリ、ホームページとの連携、紹介文の作り込み、初期写真10枚のアップロード、商品・サービス最大10件、投稿の型3種、初月の質問対応 | 15万円 |
| 地図:本気スタート | 上記+初月の運用代行(投稿)、口コミの集め方の設計、競合の調べ | 35万円 |
| ホームページ:1枚(LP) | 1ページで伝え切る形。名刺代わりの受け皿に | 30万円〜 |
| ホームページ:最大5ページ構成 | 仕事の種類ごとにページを分ける | 50万円〜 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ 地図の継続サポートは任意です(月額2万円/3か月パック5万円/スポット相談1回1.5万円・いずれも税抜、縛りなし・いつでも解約)。ホームページは買い切りで、所有権はお客様です。最新の条件は料金ページをご覧ください。
地図の仕事は同時にお受けできる数を3件までにしています。埋まっているときは順番待ちになります。
よくある質問
MEOとSEO、どちらか一方だけでも大丈夫ですか?
一方だけで足りるのは、お客さんが店まで来てくれる商売(飲食店・美容室など)です。営業時間・写真・メニューが決め手になり、これは地図の欄に収まります。いっぽう、こちらから出向く仕事(電気工事・水道・塗装・工務店など)は、両方が要ります。地図で見つけてもらえても、「この人に頼んで大丈夫か」を確かめる場所が別に要るからです。料金の考え方・対応範囲・過去の仕事は、地図の欄には収まりません。
Googleビジネスプロフィールの登録は、業者に頼まないとできませんか?
自分で無料で登録できます。必要なのはGoogleアカウントと、店舗や事務所の所在を確認する手続き(はがきや電話などでの確認)だけです。代行を頼む場合も、オーナーの権限は自社に残したまま、作業だけを手伝ってもらう形にしてください。
口コミを増やしたいのですが、来てくれた方に割引を付けてお願いしてもよいですか?
できません。Googleのクチコミ投稿ポリシー「評価の操作」で、クチコミの投稿と引き換えにインセンティブ(金銭的報酬、割引、無料の商品やサービスなど)を提供する行為が禁止されています。頼むこと自体は問題ないので、見返りを付けずにお願いしてください。
「Googleマップで1位にします」という営業電話が来ました。
順位はGoogleが決めるため、どの会社も順位をお約束することはできません。断る材料としてではなく、確認の材料として本文に5つの質問を置きました。作業の中身、オーナー権限の扱い、解約後にアカウントがどうなるかを聞いて、書面で答えが返るかを見てください。
直すところ3つを、
PDFでお返しします。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。