ホームページに電話番号を載せると、
営業の電話は増えるのか。
先に結論を書きます。会社の電話番号は、ホームページに載せる前から、電話帳や名簿のサイト、Googleマップに出ていることが多いです。ホームページから外しても、そちらに残っている限り、営業の電話は届きます。
ですから「載せるか、載せないか」より先に、次の3つで決めてください。
- 自分の番号が、いまどこに出ているかを確かめる(5分・費用はかかりません)
- どの番号を、何時から何時まで出すかを決める(携帯か会社の番号か・受付の時間)
- 電話に出られないときの入口を、隣に並べる(フォーム・LINE)
番号を載せることで営業の電話が何件増えるかは、当方では数えていません。数えていないことは書かず、確かめられることだけを書きます。
自分の番号は、いまどこに出ているか
ホームページの話をする前に、番号がすでにどこに出ているかを数えます。ここが分かると、「外せば営業が減るのか」が自分で判断できます。
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番号を、そのまま検索する
使うもの:Googleの検索窓会社の電話番号を、ハイフンありとなしの2通りで、それぞれ「" "」(半角のダブルクォーテーション)で囲んで検索します。例:
"0594-00-0000"と"0594000000"。出てきたサイトを、自社のホームページ・名簿や電話帳のサイト・Googleマップ・業界団体や組合のページ・そのほか、に分けて数えてください。自社のホームページ以外に1つでも出ていれば、ホームページから外しても番号は公開されたままです。 -
Googleマップの、自分の店の欄を見る
使うもの:Googleマップで会社名を検索店や会社の情報の欄に電話番号が出ているかを見ます。自分で登録した覚えが無くても、出ていることがあります(登録の持ち主の確かめ方はGoogleマップに自分の店が出ないときに書きました)。
出ている番号が、いま使っている番号かも確かめます。古い番号が出ていれば、営業より先にお客さんの電話がつながらなくなっています。 -
1週間、かかってきた営業の電話の「最初の一言」を書き留める
使うもの:紙かスマホのメモ「ホームページを拝見して」「御社のサイトを見て」と言ったか、社名を確かめるだけだったかを、件数だけ記録します。
「サイトを見て」が少なければ、ホームページ以外で番号を見てかけてきている電話が多い、と読めます。その場合、外しても減り方は小さいと考えられます。
営業の電話は、どこから番号を持ってくるのか
相手がどこで番号を見たかは、相手に聞かないと分かりません。ここでは、当方の手元にある記録で言えることだけを2つ書きます。
1. 電話帳と名簿のサイトには、もう出ている
当方は、全国10県の電話帳から10業種・1,222社を選び、1社ずつ検索して、自社のホームページがあるかを数えました(業種ごとの実態調査)。選んだ元が電話帳なので、この1,222社の番号は、ホームページがあるかどうかに関係なく、もう公開されています。
さらに、ホームページが見つからなかった会社を社名で検索すると、出てくるのは名簿や電話帳のサイトだけということが多くありました。
| 数えたところ | ホームページが見つからなかった会社 | うち、名簿のサイトだけが出た会社 |
|---|---|---|
| 水道・設備(全国) | 92社 | 59社 |
| 岐阜の10業種 | 64社 | 57社 |
※ 出どころ=水道工事の集客(全国120社の調査)と、岐阜県のページの実測の節(岐阜の120社)。どちらも2026年9月に数えたものです。名簿のサイトに番号が載っているかは1社ずつ数えていません。
2. 携帯の番号と業種名を組み合わせた検索が、実際に来ている
当方のサイトの検索の記録(Search Console・2026年9月5日〜10月2日の28日)に、次のような語がありました。打たれた語を、そのまま載せます。
("工務店" or "建設会社" or "建築会社") ("電話" or "tel" or "問い合わせ") ("070" or "080" or "090")
("水回りリフォーム" or "キッチンリフォーム" or "浴室リフォーム" or "トイレリフォーム") ("電話" or "tel" or "問い合わせ") ("070" or "080" or "090")
"サイトの開設" (090 or 080 or 070)
※ 同じ28日に、携帯の番号の頭(070・080・090)を含む語はほかにもありました(上はそのうち3つ)。誰が何のために検索したのかは分かりません。
お客さんが業者を探すときの打ち方ではありません。業種名と「電話」と携帯の番号の頭を組み合わせて、番号が載っているページを集める形に見えます。当方のページが出たのは、本文に業種名や「電話」があり、ページの下に当方の携帯の番号(080)を載せているからだと考えられます。
番号を載せているページは、こうした検索に拾われます。一方で、電話帳や名簿のサイトには、ホームページとは別に番号が出ています。ホームページから外すと拾われる場所は1つ減りますが、0にはなりません。
番号を外すと、何が起きるのか
外すことで減るのは、営業の電話だけとは限りません。お客さんがその場で電話をかける入口も一緒に無くなります。
当方が数えた10業種では、ホームページのある会社のうち、電話番号を押せばそのまま電話がかかる作りになっていたのは50%〜73%でした(2026年9月19日に、スマホとして開いて数え直した数・業種ごとの実態調査)。ホームページのある会社の3〜5割は、番号を押してもそのまま電話がかかる作りになっていなかった、ということです。
| 外したときに起きること | 確かめ方 |
|---|---|
| 急ぎのお客さんが、別の会社に電話する | 当方では数えていません。自社で確かめるなら、外す前と後で「サイト経由の電話・フォーム・LINE」の件数を1か月ずつ並べてください |
| 名簿のサイトの番号が、唯一の連絡先になる | Step 01 の1で出てきた名簿の番号が、いまの番号と同じかを見てください。古ければ、お客さんはつながりません |
| 営業の電話は、電話帳と名簿から届き続ける | Step 01 の3の記録で、「サイトを見て」以外の電話が続くかを見てください |
載せるなら、どの番号を・どこに・どう書くか
載せると決めたら、次の4つを決めます。どれも自分で決められることです。
1. どの番号を出すか
個人の携帯を仕事にも使っているなら、その番号がどこまで出てよいかを先に決めてください。Step 01 の1で、すでに名簿に出ていれば、ホームページだけ隠しても出どころは残ります。仕事用の番号を分けるかどうかは、出てほしくない範囲で決めます。
2. 受付の時間を、番号のすぐ隣に書く
現場に出ていて出られない時間があるなら、「受付 9:00〜18:00」のように番号の隣に時間を書きます。出られないときに「つながらない会社」と思われるのを、時間の一言で減らせます。
3. 電話以外の入口を、同じ場所に並べる
電話・フォーム・LINE を同じ箱の中に並べます。出られない時間のお客さんが、別の入口を選べるようにするためです。フォームに届く営業の減らし方は問い合わせフォームの営業が迷惑なときに分けて書きました。
4. メールアドレスを載せるなら、隣に一文を置く
電話とは別の話ですが、メールアドレスを載せる場合は、隣に「広告・宣伝メールの送信はお断りします」と置くと、特定電子メール法の施行規則の扱いが変わります(原文と確認日はこちらの記事の Step 02 に載せています)。
お電話 0594-00-0000(受付 9:00〜18:00・日曜休み)
現場に出ていて出られないときは、フォームかLINEでご連絡ください。翌営業日までにお返事します。
※ 例の番号は架空です。「翌営業日まで」は例で、返せる日数を自分で決めて書いてください。書いた日数は守れる範囲にします。
出られなかった電話のあとに、留守番電話で何を言うか、フォームの自動返信に何を書くか、折り返しを何時間と約束するかは、電話に出られない時間の受け付け方に分けて書きました。
どこから先は頼んだほうがいいか
自分で進められる
調べる・決める・書き留める
- 番号を検索して、出ている先を数える
- Googleマップの番号が今のものか確かめる
- 営業の電話の「最初の一言」を1週間記録する
- 出す番号と受付の時間を決める
頼んだほうがいい
サイトの作りを触る・判断が要る
- 番号を押せばかかる作りにする・受付の箱を全ページに入れる → 制作会社
- 名簿のサイトの番号を直してほしい → そのサイトの運営者(各サイトの問い合わせ窓口)。元になった情報から先に直す順番は電話帳や名簿のサイトに出ている自社の情報が、古いままにまとめています。
- 営業の電話の契約で困っている → 弁護士・消費生活センター(契約前に確認する5つのよくある質問に窓口を書きました)
IZANAなら何をして、いくらか
できることとできないことを先に書きます。営業の電話を止めることはお約束できません。名簿のサイトに載った番号を消すこともできません。当方がするのは、ホームページの中の番号の出し方と、電話以外の入口の並べ方です。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | 問い合わせまでの道筋を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 番号と受付の書き直し | 番号の隣に受付の時間を書く・押せばかかる作りにする(1か所) | ¥8,000 |
| 受付の箱を全ページにそろえる | 電話・フォーム・LINE を並べた箱を各ページに入れる。ページ数を伺ってから、やる前にお見積もりします | お見積もり |
| 1枚のページ | 1ページで伝え切る形 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 会社概要・問い合わせを分けて置ける形 | 50万円〜 |
| 最大10ページ構成 | 仕事の種類ごとのページまで分けて載せる形 | 80万円〜 |
※ 「番号と受付の書き直し」の金額は、料金ページのオプション料金(テキスト・画像差し替え1箇所)と同じです。
よくある質問
営業の電話は、なぜうちにかかってくるのですか?
相手がどこで番号を見たかは、相手に聞かないと分かりません。当方の手元の記録で言えるのは2つです。1つは、電話帳や名簿のサイトに、ホームページとは別に番号が出ていること。もう1つは、業種名と「電話」と携帯の番号の頭(070・080・090)を組み合わせて、番号が載っているページを集めるような検索が、当方のサイトにも実際に来ていることです(Step 02)。自分の番号がどこに出ているかは、番号を検索すると確かめられます(Step 01)。
電話番号を載せないほうが、営業の電話は減りますか?
減るとは言えません。会社の番号は、電話帳や名簿のサイト、Googleマップに、ホームページとは別に出ていることが多いからです。まず自分の番号を検索して、どこに出ているかを数えてください。ホームページ以外に出ていれば、外しても番号は公開されたままです。
個人の携帯の番号を載せても大丈夫ですか?
どこまで出てよいかで決めてください。すでに名簿に出ているなら、ホームページだけ隠しても出どころは残ります。出てほしくない範囲があるなら、仕事用の番号を分けることも考えてください。どちらにするかは、当方ではなく事業者さんが決めることです。
営業の電話は、法律で止められないのですか?
当サイトでは判断しません。事業者あての取引には、特定商取引法の決まりが「適用しない」とされている場合があります(条文は契約前に確認する5つの記事のよくある質問に載せています)。困っているときは、弁護士か消費生活センターに相談してください。
「営業の電話はお断り」と書けば、止まりますか?
止まるとは言えません。当方はその一文で何件減るかを数えていません。読んだうえでかけてくる相手には効かないと考えておいてください。
現場で電話に出られないので、フォームだけにしてもいいですか?
電話をかけたいお客さんもいるので、外す前に、外したあとの件数を比べられるようにしておいてください。外すなら、受付の時間とフォームの返事の目安を、フォームのすぐ近くに書きます。出られない時間を書くだけで、番号を残したまま「つながらない会社」と思われにくくできます。
番号の出し方と、
電話以外の入口を見直したいとき。
ホームページのアドレスを1つ送っていただければ、問い合わせまでの道筋を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。売り込みの電話はいたしません。