SEO対策の費用と、
外注の前に決めること。
言葉を開いておきます。SEO=検索結果の一覧(広告でない枠)に出るための取り組みのことです。
2026年9月、ある比較記事が挙げていたSEO会社22社を1社ずつ自社サイトで確かめました。継続支援の月額を数字で出していたのは8社、中央値は月30万円(数え方と偏り)。ただしこの数字で見積もりを比べないでください。中身が3つに分かれていて、その割合が会社ごとにまったく違うからです。
- 作る(探されている言葉に答えるページを書く)——ここがいちばん効き、いちばん手間がかかります
- 直す(今あるページの中身や設定を手直しする)
- 報告する(順位やアクセスをまとめて出す)——ここだけの契約もあります
🔴 同じ月5万円でも、「記事を2本書く」契約と「順位を報告するだけ」の契約があります。比べるときは金額ではなく、その月に何を何本つくるかで並べてください。
22社を1社ずつ開いて数えました(2026年9月)
相場を1つの数字で言い切ることはできませんが、数えることはできます。SEO会社を紹介している比較記事を1本選び、そこに載っていた22社を、2026年9月18日に1社ずつ「その会社の自社サイト」で確かめました。比較記事に書いてある金額は使っていません。
まず、半分以上は金額そのものが載っていません
| 社数 | 自社サイトを開いてみた結果 |
|---|---|
| 8社 | 続けて頼むときの月額が数字で書いてある |
| 2社 | 月額は書いていないが、数字はある(1社は作業ごとの単価だけ=記事作成5万円〜/内部の手直し10万円〜など。もう1社はよくある質問の中に「5万円からのプランもあります」と一言だけで、料金の表は無い) |
| 12社 | 金額の記載なし(「お問い合わせください」) |
⚠️ サイトの奥まで探せば見つかる会社もあるかもしれません。ここで見たのは「トップページから『料金・費用・プラン』へ辿れるか」と「SEOのサービスのページに金額が書いてあるか」の2つです。探している人が普通に辿る場所に、金額があるかで数えました。
🔴 いちばん大きかったのは、桁が2つ違うこと
| 数えたもの | 社数 | 数えた結果 |
|---|---|---|
| SEOの継続支援(コンサルティング・運用)の、いちばん安い月額 | 8社 | 中央値 30万円/いちばん多い額 30万円と40万円(各2社)/幅 19,800円〜90万円 |
数えた8社の中で、いちばん安い会社といちばん高い会社は45倍ひらいています。同じ「SEO対策の月額」という言葉で呼ばれていても、まったく別のものです。8社のうち月30万円以上が5社、月10万円以上が6社でした。平均は使っていません(90万円の1社で大きく動くためです)。
安い1社には、安い理由が書いてありました。月額19,800円の会社は、自社サイトに「中小零細企業のためのオンラインSEOコンサルティング」「グループコンサルティングで効率化し格安で提供」と書いています。1社ごとの個別対応ではないという形にして値段を下げている、と自分で説明しているわけです。金額だけを並べると、この違いは見えません。
🔑 この22社は、ほとんどが「会社向け」です
ここが、この数字のいちばん大事な読み方です。「SEO対策 費用」で出てくる比較記事に載る会社は、大きな会社のサイトを相手にしている会社が中心です。中央値が月30万円になるのは、そのためです。
ですから、個人事業や小さな会社が同じ土俵で見積もりを取ると、桁が違って当然です。「30万円と言われたから高すぎる」とも、「3万円だから安心」とも言えません。見るのは金額ではなく、その月に何を何本つくるかです(Step 02)。
※ 私たちが開いたページに最低の契約期間が書いてあったのは、8社のうち3社でした(3か月が2社・6か月が1社)。
同じ数え方を、ご自身でもできます
- 比較記事を1本選び、載っている会社名を全部書き出す(自分で会社を選ばない。選ぶと「安い会社ばかり」「大きい会社ばかり」に寄ります)
- 1社ずつ、その会社の自社サイトを開く。比較記事に書いてある金額は使いません
- トップページに「料金」「費用」「プラン」への入口があるかを見る
- SEOのサービスのページに、月額が数字で書いてあるかを見る(「要問い合わせ」は「無し」に入れる)
- 書いてあれば、月額と最低の契約期間を写して、並べ替える
🔴 比較記事の金額と、その会社の自社サイトの金額は、食い違うことがあります。今回も、比較記事が「月額20万円〜」としていた会社の自社サイトには月額そのものが無く、作業ごとの単価だけが並んでいました。金額は、その会社が自分で書いているものだけを使ってください。
この数え方の偏り(必ず読んでください)。①比較記事に載る会社に寄ります——地元だけでやっている会社、1人でやっている会社は入りません。②金額を公開している会社に寄ります——公開しない12社の金額は、この数字のどこにも入っていません。③数えたのは2026年9月18日の時点です。値段は動きます。ですからこの表は「見積もりを受け取ったときに、桁が違わないかを見るための物差し」までで、「これが正しい値段」ではありません。
「SEOコンサル」とは何か。うちの規模で頼む意味があるか
先に言葉を整理します。SEOコンサルは、サイトを直す作業そのものではなく、「何をどう直すかを決めて、指示する仕事」です。実際に作る・書く作業が含まれるかどうかは会社によって違います(ここが見積もりのいちばんの分かれ目で、下の「見積もりを、3つに分けて読む」で分けます)。
うちの規模で頼む意味があるか
上で数えた22社のうち、継続支援の月額を出していた8社の中央値は30万円でした(幅は19,800円〜90万円)。そしてこの22社は、ほとんどが会社向けです。ひとり親方や数人の会社が、同じ形で毎月30万円を払い続けるのは現実的ではありません。
小さい会社が先にやることは、順番が決まっています。
- 「どうなったら成功か」を順位以外で決める(下のStep 04)
- Search Consoleとアクセス解析を、自社の名義で持つ(頼む相手が変わっても残ります)
- 書くものを、続く量で決める(月に何本なら止まらないか)
この3つが決まっていない状態で月額の契約に入ると、何をしてもらったのかが分からないまま払い続けることになります。逆に決まっていれば、頼む先が大手でも個人でも、同じ物差しで比べられます。
「どこの会社がいいですか」というご質問には、当社は社名を挙げてお答えしません(他社を評価できる立場ではないためです)。代わりに出せるのが、上の22社を1社ずつ開いて数えた結果と、下の聞くべき3つです。⚠️ 順位を保証する相手は避けてください——理由はこのページの下に、Googleの原文を引いて書きました。
契約の前に、自分で確かめる3つ
今どうなっているかを控えずに始めると、あとで効いたかどうかが分かりません。3つとも費用はかかりません。
-
今のクリック数と表示回数を控える
使う画面:Google Search Console「検索パフォーマンス」期間を過去3か月にして、クリック数・表示回数・平均掲載順位の3つをメモします。スクリーンショットでも構いません。
🔴 契約する前に必ず控えてください。始めてから控えても、増えたかどうか分かりません
▸ そもそもこの画面が無い → まずここから。自社の名義で用意します -
今どんな言葉で来ているかを見る
使う画面:同じ「検索パフォーマンス」の「クエリ」クリックが来ている言葉を上から20個ほど見ます。自分の商売の言葉かどうかを見てください。
▸ 会社名ばかり → まだ「探して見つかる」段階ではありません
▸ 仕事の名前で来ている → 土台はあります。足すほど効きやすい状態です -
1件の相談がいくらの仕事になるかを出す
使うもの:過去1年の請求の控え1件あたりの粗利をざっくり出します。ここが決まらないと、月額が高いか安いか判断できません。
▸ 月5万円の契約なら、年60万円。1件の粗利が10万円なら、年6件増えて元が取れる計算です
▸ この計算をしてから金額を見ると、比べ方が変わります
見積もりを、3つに分けて読む
| 種類 | 中身 | 見るところ | 自分でできるか |
|---|---|---|---|
| 作る | 探されている言葉に答えるページを書いて公開する | 月に何本か。本数が書いていない契約は比べられません | できます。1本あたり数時間 |
| 直す | 今あるページの言葉を直す、読み込みや設定を手直しする | 何を直したかが毎月書かれるか | 文章は自分で。設定は頼む側 |
| 報告する | 順位やアクセスをまとめて出す | 🔴 ここだけの契約になっていないか | Search Consoleで自分で見られます |
※ 報告そのものに値打ちが無いわけではありませんが、報告だけなら自分で見られる画面の話です。月額の大半が報告に使われていないかを見てください。
「作る」が入っていない契約は、何が起きるか
直すところが無くなった時点で、作業が報告だけになります。それでも月額は続きます。契約の前に「2か月目、3か月目は何をしますか」と聞いておくと、ここが見えます。
外注の前に、自分の側で決める3つ
ここが決まっていないと、どこに頼んでも同じところで揉めます。
1. 「どうなったら成功か」を、順位以外で決める
3か月後に、相談が月◯件増えていたら続ける。——この形で決めてください。順位を成果にすると、誰も検索していない言葉で1位を取っても成功になります。Step 01の3で出した「1件あたりの粗利」を使えば、何件増えれば元が取れるかが出ます。
2. 原稿を誰が書くかを決める
自分で書くか、書いてもらうか。費用がいちばん変わるのはここです。自分で書けば安く済みますが、書けないまま数か月止まるのがいちばん無駄になります。書く時間が取れないと分かっているなら、最初から書いてもらう側にしてください。
3. いつまで続けるかを決める
始める前に「3か月やって、この数字にならなければ止める」と決めておきます。決めていないと、変わらないまま払い続けるか、効き始める前に止めるかのどちらかになります。時間のかかる取り組みなので、期限と判断の基準は自分で持っておくほうが安全です。
聞くべき3つ(Googleが挙げている項目から)
「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との『特別な関係』を強調する業者、Google への『優先登録』を宣伝している業者には注意が必要です。」
同じページに——「『変更を行うことで、検索結果の最初のページに必ず表示されるようになります』などと言う場合は、他の SEO 業者を探してください。」
1. 「サイトに加える変更点とアドバイスの内容を、詳しく説明してもらえますか」
Googleが挙げている項目そのままです。「独自の手法で」「企業秘密なので」と返ってきたら、自分のサイトに何が起きているか分からないまま払うことになります。
2. 「毎月、何を何本つくりますか」
Step 02の「作る」が入っているかを確かめる質問です。本数で答えが返るかを見てください。
3. 「Search Consoleとアクセス解析は、自社の名義で持てますか」
必ず自社の名義にしてください。業者を変えたときに、画面ごと消えます。何年ぶんの記録が消えるかは、契約の長さによります。
自分でできる範囲と、頼んだほうがいい範囲
自分で進められる
お金はかからない。時間はかかる
- Search Consoleを自社の名義で用意する
- 今のクリック数・表示回数を控える
- よく聞かれる質問に答えるページを書く
- 扱う仕事を1つずつ書き出す(「一式」でまとめない)
- 3か月後の判断の基準を決める
頼んだほうがいい
時間が取れない・見えない部分
- 書く時間が取れないときの、ページの作成
- 探されている言葉の調べ
- 読み込みの速さ・技術的な設定
- 前の業者から引き継ぐ作業
- 作り直したあとに落ちた原因の調査
🔴 いちばん多い失敗は「自分で書くつもりで契約せず、数か月何もしない」形です。書けないと分かっているなら、本数を決めて頼むほうが、結局は安く終わります。
IZANAの場合(金額を出しておきます)
比べる材料として、当社1社ぶんの数字を出しておきます。順位も、問い合わせの件数もお約束していません。
🔴 安いほうが良い、という話ではありません。当社は「育てる」に「記事を月2本」と本数を書いています。金額を比べる前に、その月に何を何本つくるかを並べてください。本数の書いていない月額は、安くても高くても比べようがありません。
| 頼めること | やること | 費用(税抜) |
|---|---|---|
| 無料診断 | サイトのアドレスから4項目(問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方)を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします | 0円 |
| 1枚のページ(LP) | 土台。探されている言葉に答える受け皿を1枚 | 30万円〜 |
| 最大5ページ構成 | 土台。仕事の種類ごとにページを分ける | 50万円〜 |
| 育てる(月額) | 記事を月2本+順位とアクセスの報告+改善の提案 | 5万円/月 |
🔴 無料でお返しするのは「どこが弱いか」までです。具体的な直し方は、お見積もりか、まるごと診断(有料・5万円/税抜。サイトの全ページと同業のホームページまで見ます)でお渡しします。制作をご依頼いただいた場合は、診断料は全額そのまま制作費に充てます。
※ 制作費に含まれるのは土台までで、育てる作業は別の仕事・別の費用です。だから続けて入っていただくことをお勧めしています(保つ・育てる)。いつでも解約できます。やめてもホームページは消えません。Search Consoleとアクセス解析はお客様の名義でご用意します(当社を離れても残ります)。最新の条件は料金ページをご覧ください。
よくある質問
SEO対策の費用の相場はいくらですか?
2026年9月18日に、比較記事が挙げていたSEO会社22社を1社ずつ自社サイトで確かめました。継続支援の月額を数字で出していたのは8社で、中央値は月30万円、いちばん安い会社といちばん高い会社で45倍の開きがありました(19,800円〜90万円)。12社は金額の記載そのものがありません。ただしこの22社は大きな会社のサイトを相手にしている会社が中心なので、個人事業や小さな会社が同じ土俵で見積もりを取ると桁が違います。正しい値段ではなく、桁が違わないかを見るための物差しとしてお使いください。当社の金額も公開しています(育てる作業は月5万円・税抜。いつでも解約できます)。
自分でやれば費用はかかりませんか?
お金はかかりませんが、時間がかかります。探されている言葉を調べる、それに答えるページを書く、公開して数字を見る——この繰り返しです。1本あたり数時間はかかると考えてください。ご自身で書けるなら、費用をかけずに進められます。続かないと分かっているなら、最初から頼んだほうが結局は早く終わります。いちばん無駄になるのは「自分で書くつもりで契約せず、数か月何もしない」形です。
「1位を保証します」という会社がありました。
Google検索セントラルに「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との『特別な関係』を強調する業者、Google への『優先登録』を宣伝している業者には注意が必要です」と書かれています。同じページに「『変更を行うことで、検索結果の最初のページに必ず表示されるようになります』などと言う場合は、他の SEO 業者を探してください」ともあります。当社も順位をお約束していません。
何か月で効果が出ますか?
お約束できません。Googleがいつ・どう扱うかを決めているため、どの会社にも分からないことです。期間を約束されたら、その根拠を書面で聞いてください。現実的なのは、契約の前に「3か月後に何がどうなっていたら続けるか」を自分で決めておくことです。決めていないと、変わらないまま払い続けるか、効き始める前にやめるかのどちらかになります。
直すところ3つを、
PDFでお返しします。
ホームページのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで・費用はかかりません。当社に乗り換えることを前提にしたご提案はいたしません。自分でできる範囲なら、そう書きます。