「ホームページ制作3万円」という広告を見て、安すぎないかと不安になる。あるいは、頼んでみようか迷っている。どちらの場合も、確かめるのは値段そのものではなく「その金額に何が含まれているか」です。
先に書いておくと、3万円で足りる場合はあります。当社は30万円からなので、安いほうを勧めるのは不利ですが、条件が合う人に高いものを買わせても続きません。このページでは、価格で変わるものを6つに分け、安い側で足りる条件と、あとから費用が増える形の見分け方を書きます。
価格で変わるのは、この6つ
ホームページの値段は「デザインの良し悪し」で決まっているわけではありません。誰が、どこまでやるかで決まります。
| 変わるところ | 安い側 | 高い側 |
|---|---|---|
| 原稿を誰が書くか | お客様が用意して流し込む | 打ち合わせで聞き取って、制作側が書く |
| 写真 | 手持ちの写真か、無料の素材 | 撮影、または手持ち写真の補正と選び直し |
| 構成の設計 | 決まった型に当てはめる | 扱う仕事と客層に合わせてページの並びから決める |
| スマートフォンでの見え方 | 自動で縮む | スマホで読む前提で、文字量と押す場所を調整する |
| 公開後の修正 | 有料、または対応なし | 回数を決めて含む |
| サーバーとドメイン | 自分で契約する | 取得と運用を代行する |
この表のどこにお金を払うかは、自分の手元に何があるかで変わります。原稿も写真も揃っていて、載せたいことがはっきりしているなら、上の列の多くは自分で済ませられます。
安い側で足りる条件
次に当てはまるなら、低い金額のもので足ります。
- 載せる文章が、もう手元にある(会社案内やチラシの文面をそのまま使える)
- 写真がある(現場やお店の写真が、そのまま使える状態で揃っている)
- 1ページで足りる(扱う仕事が1つで、比べてもらう必要がない)
- 公開後は自分で触る、または直さない
- 目的が名刺代わり(検索から人を集めるのではなく、名前を調べた人に見せる)
このときに気をつけるのは中身ではなく、あとから費用が増える形になっていないかだけです。
「安い」の中身は3つに分かれる
安さには理由があります。理由そのものに良し悪しはなく、どれに当たるかで、払う総額が変わります。
| 安さの理由 | 何が起きるか | 確かめること |
|---|---|---|
| ①作業の範囲が狭い | 原稿・写真・設定を自分でやる。総額は安いまま | 「自分は何を用意すればいいですか」と聞く |
| ②あとから別に請求される | 修正・更新・ページ追加のたびに費用がかかる | 修正1回いくらか、ページ追加はいくらかを見積書に書いてもらう |
| ③制作費を月額に割っている | 月額は安く見えるが、数年分を足すと総額が上回ることがある | 契約期間と、途中でやめたときにどうなるかを紙で確かめる |
①なら、安いのは自分が働くぶんです。納得して選べます。②と③は、契約の前に金額を出しておかないと、あとから増えます。とくに③は「月額のみ・初期費用0円」という形で出てくることがあり、やめたときにサイトが残らない契約と組み合わさっていることがあります。
「格安」「月額無料」と書かれていたら
「格安」「月額無料」という言葉には、決まった中身がありません。広告の言葉のままでは比べられないので、上の①〜③のどれに当たるかに置き換えて読みます。
いちばん安く作る方法は、自分で作ることです。作成ツールやAIを使えば、制作費はかかりません。その代わり、原稿・写真・設定・公開後の手直しを、全部自分の時間で払います(どこまで自分でできるかはAIでホームページは自分で作れるかに書きました)。
「月額無料」は、言葉だけでは①月々の制作費が本当にかからない(サーバーやドメインの実費だけ)②最初の数か月だけ無料 ③制作費を0円にして、その分を月々の利用料として払うのどれなのかが分かりません。契約書で「毎月いくら払うか」「何年続くか」「やめたらサイトはどうなるか」の3行を探してください。当社は月額の制作費をいただかない買い切りで、サーバーとドメインの実費だけを年ごとにお預かりしています。月額制と買い切りの比べ方は月額制と買い切り、どちらを選ぶかにまとめています。
見積もりを取るときに聞く4つ
金額の高い安いを議論する前に、これを聞けば中身がそろいます。
- 「原稿と写真は、どちらがどこまで用意しますか」——見積もりの差の多くはここです
- 「公開後の修正は、何回まで無料ですか。それ以降はいくらですか」
- 「ドメインとサーバーの名義は、こちらになりますか」——乗り換えるときに効いてきます
- 「月額がある場合、その内訳を教えてください」——実費・保守・制作費の分割のどれかが分かります
聞き方の詳しい形は制作会社の選び方(見積もり前に聞く7つの質問)に、月額の内訳の分け方は管理費・保守費は払い続けるべきかにまとめています。
総額で比べる(初期費用だけを見ない)
見積もりを比べるときは、初期費用と月額を足して、年数で並べます。ここを揃えないと、安いほうが高くなることがあります。
| 比べるもの | A社 | B社 | 自社で埋める |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 3万円 | 30万円 | 円 |
| 月額 | 1万円 | 0円(実費のみ) | 円 |
| 3年の総額 | 3万+1万×36=39万円 | 30万+実費 | 円 |
| 5年の総額 | 3万+1万×60=63万円 | 30万+実費 | 円 |
| やめたとき手元に残るもの | 契約による(消える場合がある) | サイト一式のデータ |
※ A社・B社の数字は計算の見本です。実際の金額はお手元の見積書に置き換えてください。B社の欄は当社の条件(サイトは買い切り・代金完済後にデータを渡す)で埋めています。B社の欄には、公開してからの保守を入れていません。A社の月額に保守が入っているなら、B社にも保守を足してから比べてください(当社は保守をお勧めしています。金額は料金ページにあります)。
月額が入っている契約では、何年使うつもりかで答えが変わります。2年で作り替える前提なら月額のほうが安く、10年使うなら買い切りのほうが安い、ということが起こります。年数を決めてから比べてください。
3万円と30万円のあいだにも見積もりは出てきます。金額がどれくらい開くかは、料金を自社のページに載せている制作会社を数えたホームページ作成費用の相場ガイドにまとめました。同じ5ページ前後でも、いちばん安いプランだけで約8倍の開きがありました。手元の見積書を、同じページ数・同じ範囲の数字と並べると、比べる相手が決まります。
値段より先に、載っていないと判断されないもの
「安いサイトは信用されない」と言われることがありますが、見た目より先に見られているのは、判断に必要な情報が載っているかです。次の5つが無いと、読んだ人は相談してよいかを決められません。金額に関係なく入れられるものばかりです。
- 何をしている会社か(扱う仕事を具体的に。「◯◯全般」ではなく、実際にできる工事やサービスの名前)
- どこで受けているか(対応する地域、またはオンラインで全国か)
- いくらか、または何で金額が決まるか(現場で変わる仕事でも、決まり方は書けます)
- 誰がやっているか(会社名・所在地・代表者・許可や資格)
- どう連絡すればいいか(電話・フォーム・受付時間)
この5つは、3万円のページにも30万円のページにも同じように書けます。書いていないことが問題であって、安いことが問題ではありません。
金額が上がるほど良くなる、わけでもない
高いほうが安心とも言えません。払った金額に対して、上の6つのどれが増えたのかが説明できない見積もりは、高くても中身が分かりません。金額の大小ではなく、含まれるものが書いてあるかどうかで選んでください。
自分で作れる範囲と、頼んだほうがいい範囲
- 自分で作っても足りる:名刺代わりの1ページで、文章と写真を自分で用意でき、更新も自分でする場合。無料や安いサービスで十分です
- 頼んだほうがいい:検索から問い合わせを増やしたい/原稿を書く時間が取れない/仕事の種類ごとにページを分けたい——このどれかに当てはまる場合
「安く作って、あとで頼み直す」は、結局高くつきやすい形です。作り直しになると、文章と写真の用意を2回することになるからです。どちらか迷ったら、公開から1年のあいだに何をしたいかで決めてください。
IZANAの場合(30万円からの中身)
当社は1枚のページ(LP)で30万円から、最大5ページ構成で50万円から、最大10ページ構成で80万円から(いずれも税抜)です。安くはありません。その金額で何をしているかを書きます。
- 原稿はこちらで書きます:打ち合わせで伺った内容をもとに、載せる文章を用意します
- 写真はお持ちのものを活かします:撮り直しを前提にしません
- デザインの修正は5回まで
- サーバーとドメインは当方が取得・運用を代行し、実費をお預かりします
- サイトは買い切りで、所有権はお客様です。サイト一式(HTML・CSS・画像)は代金完済後にお渡しし、解約や他社への移行のときも改めてお渡しします。公開してからの保守はお勧めしていますが、強要はしません
この条件が要らない方には、安いもので足ります。上の「安い側で足りる条件」に当てはまるなら、そちらを選んでいただいて構いません。最新の条件は料金ページをご覧ください。
そして、3万円でも30万円でも同じことが1つあります。ここまでの金額は「作る」の中の話で、作ったあとに見つけてもらう作業は、どちらの値段にも入っていません。探されている言葉に答えるページを足していく作業は、制作とは別の仕事で、別に費用がかかります。中身は公開したあと、育てるに書きました。
今のサイトを見てほしい場合は、無料診断にサイトのアドレスを送っていただければ、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4項目を読み、まず直すところ3つをPDFでお返しします。毎月5社まで、費用はかかりません。電話 080-6058-4020、LINEでも受け付けています。お電話はつながりにくいことがあります。確実なのはLINE・メールです(やり取りが文字で残るので、行き違いもありません)。
よくある質問
3万円のホームページと30万円のホームページは、何が違いますか?
デザインの良し悪しではなく、誰がどこまでやるかで変わります。原稿を誰が書くか、写真、構成の設計、スマートフォンでの見え方、公開後の修正、サーバーとドメイン、の6つです。原稿も写真も揃っていて、載せたいことがはっきりしているなら、多くは自分で済ませられます。
「月額無料」のホームページは、本当に月々かからないのですか?
言葉だけでは分かりません。①月々の制作費が本当にかからない(サーバーやドメインの実費だけ)②最初の数か月だけ無料 ③制作費を0円にして、その分を月々の利用料として払う、のどれなのかを確かめてください。契約書で「毎月いくら払うか」「何年続くか」「やめたらサイトはどうなるか」の3行を探します。
安いホームページで足りるのは、どんな場合ですか?
載せる文章がもう手元にある、写真がある、1ページで足りる、公開後は自分で触るか直さない、目的が名刺代わり、に当てはまる場合です。このときに気をつけるのは、あとから費用が増える形になっていないかだけです。
IZANA WEB制作より
納品するのは、ホームページだけではありません
検索で見つかる入口と、問い合わせまで迷わせない導線を制作の最初から組み込みます。検索からの流入は公開後に育てていくもので、順位や集客数の保証はできません。その前提をご説明したうえで、サイトは買い切りで制作します(公開してからの保守はお勧めしています)。仕上がりは契約前に業種別サンプルでご確認いただけます。