士業の集客。
打ち手を足す前に、
事務所の名前で調べられたときを見る。
士業の集客を調べると、紹介、ホームページ、検索、Googleマップ、SNS、広告、紹介サイト、セミナーと、打ち手を並べた一覧がたくさん出てきます。どこで事務所を知っても、相談する前の方は、たいてい事務所の名前で調べ直します。
IZANAは1ページ型30万円から、いまあるサイトの改善・再構築は50万円から(税抜)でご相談を承ります。
2026年9月に、IZANAは3つの士業の事務所を電話帳から120件ずつ抜き出し、名前と市名で1件ずつ検索して、出てきたサイトの中身を読みました(同じ事務所の行をまとめて118件ずつ)。事務所のサイトまでたどり着けたのは、税理士が42件(35.6%)、司法書士が32件(27.1%)、行政書士が33件(28.0%)でした。
このページでは、集客の記事が挙げる打ち手を1つずつ取り出して、その数字の横に置いてみます。どの打ち手が勝っているかを決めるページではありません。問いは1つだけ、ほかのどこかで事務所を知った方が、名前で調べたとき、画面に何が出てくるかです。1件ずつの数え方は税理士・会計事務所、司法書士事務所、行政書士事務所の実態調査に載せています。それぞれの打ち手で相談が何件来たか、顧問契約に何件つながったかは、数えていないので分かりません。
一覧に並ぶ打ち手を、
3つの士業の数字に当てる。
「税理士 集客」「行政書士 集客」などの検索結果の1ページ目(2026年9月26日に見たもの)は、会計ソフトの会社、集客やWebの支援会社、紹介サイトの記事が並んでいて、「集客方法◯選」の形がほとんどでした。記事が挙げる打ち手のうち、3つの調査でどの事務所にも同じ決まりで数えた項目に当てられるものを、左の列に並べています。
| 一覧によく出る打ち手 | 調査で数えたこと | 税理士 | 司法書士 | 行政書士 |
|---|---|---|---|---|
| 自社のホームページを持つ | 事務所の名前と市名で調べると、事務所のサイトが出る | 118件中42件(35.6%) | 118件中32件(27.1%) | 118件中33件(28.0%) |
| 代表の顔と名前を見せる | 代表者の氏名か顔写真がある | 42件中39件(93%) | 32件中30件(94%) | 33件中26件(79%) |
| 相談の敷居を下げる(初回無料など) | 初回相談の費用に触れている | 42件中15件(36%) | 32件中18件(56%) | 33件中16件(48%) |
| 料金を見せる | 業務の名前と金額がそろった料金の目安がある | 42件中11件(26%) | 32件中9件(28%) | 33件中12件(36%) |
| オンラインで相談を受ける | Zoomなどで相談できると書いている | 42件中6件(14%) | 32件中1件(3%) | 33件中2件(6%) |
| LINEで受け付ける | LINEの窓口がある | 42件中3件(7%) | 32件中2件(6%) | 33件中4件(12%) |
| ブログやお知らせで発信する | ページに出る最も新しい年が2023年以前 | 年が読めた33件中9件(27%) | 22件中14件(64%) | 27件中13件(48%) |
| 検索・Googleマップ・SNS・広告・紹介サイト・セミナー | 数えていません(どの事務所にも同じ決まりで当てられる数え方を、まだ決めていないため) | |||
2行目から下は、サイトがあった事務所の中の割合です(税理士42件・司法書士32件・行政書士33件で割っています)。この表で分かるのは、その打ち手に当たるものがサイトに載っているかどうかまでです。載せた結果として相談が増えたかは、ここからは読めません。最後の年の行は、更新が止まっている側を数えたものです。
サイトが見つからなかった事務所の内訳も見ておきます。税理士76件のうち53件、司法書士86件のうち71件、行政書士85件のうち69件は、電話帳や地図、士業を集めた検索サイトなど、名前が並ぶだけのページしか出てきませんでした。事務所の名前で探しても、名簿の1行しか見つからない、という形がいちばん多かったことになります。
※ 数え方=全国10県(北海道・宮城・群馬・千葉・新潟・静岡・兵庫・広島・愛媛・熊本)の各3市で、電話帳の上から4件ずつ選んだ120件から、重なる行を除いた118件ずつ。見つけたサイトは、書かれた電話番号か市名が名簿と合うものだけを、その事務所のサイトとしました。読んだのはトップページと、そこから辿れる8ページまで(求人のページは除く)です。事務所名は、どのページにも出していません。
IZANAの無料診断では、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4つを、人の目で読んでお返しします。
見つける・決める・頼む。
書き方が分かれるのは「決める」。
相談までを「見つける」「決める」「頼む」の3つの段に分け、段ごとに数字を置きました。2行目から下は、サイトのあった事務所の数で割っています。
| 段 | その段で要るもの | 税理士(42件) | 司法書士(32件) | 行政書士(33件) |
|---|---|---|---|---|
| 見つける | 名前で調べて、事務所のサイトにたどり着ける | 118件中42件 | 118件中32件 | 118件中33件 |
| 決める | 取扱業務の一覧 | 38件(90%) | 30件(94%) | 28件(85%) |
| 代表者の氏名か顔写真 | 39件(93%) | 30件(94%) | 26件(79%) | |
| 登録番号か所属する会 | 23件(55%) | 16件(50%) | 17件(52%) | |
| 初回相談の費用 | 15件(36%) | 18件(56%) | 16件(48%) | |
| 料金の目安 | 11件(26%) | 9件(28%) | 12件(36%) | |
| 頼む | 問い合わせのフォームか案内のページ | 41件(98%) | 30件(94%) | 27件(82%) |
| スマホで電話番号を押すとかかる | 26件(62%) | 17件(53%) | 19件(58%) | |
| Zoomなどでの相談 | 6件(14%) | 1件(3%) | 2件(6%) |
「決める」の段のうち、取扱業務の一覧と代表の名前は、3つとも8割前後から9割のサイトにありました。書き方が分かれたのは、最初の相談にお金がかかるかと料金の目安で、どちらも3つとも半分前後か、それより少ない数です。
ただ、相談料や報酬を載せるかどうかは、事務所が決めることです。書いていない事務所を、足りないとは扱っていません。広告についての各会の決まりもあるので、どこまで載せるかは先生と所属の会で決めていただくことになります。
一覧に並ぶ打ち手の多くは、事務所を「見つける」ところまでを受け持つものです。紹介でも、広告でも、紹介サイトでも、人が来たあとに何を頼めるか・誰が受けるか・最初の相談で何が起きるかが読めなければ、名前で調べ直した方は次に進みにくくなります。IZANAが、打ち手を増やすより先に「決める」の段を見直すことを勧めるのは、このためです。書き方の型は、士業のホームページ制作の「最初の相談を1か所にまとめる」に並べました。
ここに出した数は、少なめに出ている側の数です。画像にした料金表の中の文字は読めていませんし、9ページ目から先に置かれた案内も入っていません。
紹介で知った方も、
名前で調べ直す。
士業の集客の記事では、どの一覧でも「紹介」が最初のほうに挙がります。IZANAの調査では、紹介がどれだけあるかは調べていません。数えられるのは、紹介を受けた方が事務所の名前で調べたときに、何が出てくるかだけです。
- 事務所のサイトが出てきた=税理士42件・司法書士32件・行政書士33件(それぞれ118件中)
- 名簿のページだけが出てきた=税理士53件・司法書士71件・行政書士69件
- 同じ名前の、ほかの事務所のサイトしか出てこなかった=税理士5件・司法書士9件・行政書士11件(同じ名前の事務所が各地にあるため、書かれた電話番号か市名が名簿と合うかで持ち主を確かめてから数えています)
紹介してくれた方の言葉で相談を決める方もいれば、名前で調べて確かめてから電話する方もいます。後の方にとっては、名簿のページだけが出る事務所と、事務所のサイトが出て業務と相談の流れまで読める事務所とで、見えるものが変わります。紹介を増やす打ち手より先に、紹介された方が調べたときに困らないかを確かめられます。
会計ソフト会社などの
型のサイトと、集客の記事。
「税理士 集客」の1ページ目には、会計ソフトの会社が書いた記事が上のほうに並んでいました。調べた税理士の事務所でも、サイトのあった42件のうち15件は、会計ソフト会社などが会員向けに用意している枠(型のサイト)を使っていました。司法書士では0件、行政書士では2件で、その2件はどちらも税理士の仕事も受けている事務所です。
集客の打ち手として「型のサイトを使う」が挙がることもありますが、型を使うこと自体の良し悪しは、この調査では決められません。見ておきたいのは、その枠の中で「決める」の段——業務・代表・最初の相談・料金の考え方——まで書けるかどうかです。型を続けるか移るかを決めるときの2つの確かめ方は、士業のホームページ制作の Section 05 に書きました。
士業の事務所のサイトは、
いくらで・何ページ必要か。
金額を分けるのは、まず名前で出てくる1枚を持つのか、業務ごとのページや相談の案内を分けて、事務所で書き足していける形にするのか、です。表の金額は、料金ページに出している制作費(税抜)です。作ったサイトは買い切りで、月々お金を払い続けないと消える、という形ではありません。お支払いは着手金50%・残金50%の2回払いです。公開後の保守は、そのうえでお勧めしています。別にお預かりするのは、サーバーとドメインの実費(約13,200円〜/年・税込)だけです。
| プラン | 初期費用 | サイト本体 | ページ数 | 士業の事務所での使い方 |
|---|---|---|---|---|
| LPプラン(1ページ型) | 30万円〜 | 買い切り | 1ページ | 開業したばかりの事務所/業務・代表・最初の相談の流れ・連絡先を1枚にまとめたい |
| サイト改善・再構築 | 50万円〜 | 買い切り | 最大5ページ | 法人向けと個人向けの相談を分けたい/お知らせの記事を事務所で更新したい(WordPress) |
| プレミアム | 80万円〜 | 買い切り | 最大10ページ | 業務ごとにページを分けたい/採用のページも作りたい |
どのプランでも共通で含まれるもの
- 独自ドメインの取得・年次更新をIZANAが代行(実費分のお預かりのみ)
- サーバーの初期設定から公開までの段取りを代行
- スマートフォン・タブレットに合わせた表示
- SSL(https)への対応
- お問い合わせフォームの設置
- Google Search Console の連携(Google Analytics の設置は ¥5,000 のオプション)
- 公開前のデザイン修正5回まで(いま何回目かは毎回お伝えします)
士業の事務所から、追加でご相談いただけること
- 相談の種類(法人・個人・相続など)を選んで送れる問い合わせフォーム
- LINEでの問い合わせの受け口
- 業務ごとのページの追加
- Googleマップに出る事務所の情報(場所・受付時間)の見直し
買い切りでも、公開後のお金がまったく掛からないわけではありません。調査では、ページに出る最も新しい年が2023年以前だった事務所が、年が読めた税理士33件のうち9件、司法書士22件のうち14件、行政書士27件のうち13件ありました。制度が変わった年や、相談の受け方を変えたときに、どこを誰が書き換えるかを決めておくと、古い案内が残りません。公開後のお金は、サーバーとドメインの実費・保守・原稿の差し替え・育てる作業の4つに分かれます。止めてよいものと止めると困るものの見分け方は、ホームページの管理費・保守費は、払い続けるべきか(4つに分けて考える)にまとめました。
納期は、30万円からのプランで最短2週間〜、50万円からのプランで最短4週間〜、80万円からのプランで最短8週間〜です(原稿や写真がそろう時期と、中身によって前後します)。
よくあるご質問
Q1:顧問先は紹介でほぼ回っています。集客のためのサイトは要りますか?
紹介で回っているなら、無理に作るものではありません。118件ずつ調べた中でも、事務所のサイトが出てこなかったのは税理士76件・司法書士86件・行政書士85件と、むしろ多数でした。サイトが働くとすれば、紹介を受けた方が連絡の前に名前で確かめる、その一瞬です。そこで業務と最初の相談の流れが読めると、連絡の前に確かめたいことが1か所で済みます。そのぶん相談や顧問契約が増えると、お約束することはできません。
Q2:一覧に出てくる打ち手は、どれから始めればいいですか?
どの打ち手が効くかは、IZANAは数えていないので言えません。言えるのは、どの打ち手で人が来ても、最後は事務所の名前で調べられる、ということです。まずご自分の事務所の名前で検索して、出てきたものを押してみてください。名簿のページだけが出るのか、事務所のサイトが出て業務と相談の流れまで読めるのかで、先に手を入れる場所が決まります。
Q3:「税理士 集客」と検索したときに、上のほうに出せますか?
順位のお約束はしていません。それに、この言葉で調べているのは主に事務所を開いている側で、相談先を探している方はあまり使わない言葉のようです(Section 01 の1ページ目も、事務所向けの記事ばかりでした)。IZANAが制作の中でできるのは、相談したい方が打ちそうな言葉で業務と地域を書き、読みたいページに迷わずたどり着ける並びにすることです。検索結果やGoogleマップでの見つかり方を育てる作業(MEO)は、制作と別の仕事として、別の料金でお受けしています。
Q4:この数字から言えないことは、何ですか?
3つあります。①数えたのは電話帳に載っている事務所で、10県から118件ずつ選んだものです。士業の会に登録している方全体の割合ではありません。②検索順位・Googleマップ・SNS・広告・紹介サイト・セミナーは、事務所ごとに同じ物差しを当てる方法をまだ持っていないので、表に数字を入れていません。③どの打ち手で相談や顧問契約が何件生まれたかは、調べていません。どの事務所が良いかも評価していません。
打ち手を足すのは、
「決める」の段をそろえてからでも間に合います。
まず、ご自分の事務所の名前で検索して、出てきたものを押してみてください。サイトがある方は、IZANAの無料診断で、問い合わせへの動線・伝わり方・プロ感・検索とGoogleマップでの見つかり方の4つを、人の目で読んでお返しします。サイトがまだ無い方は、受けている相談の種類と、いま頼っている入口(紹介・紹介サイト・広告など)を教えてください。URLだけでは、検索の順位や相談の件数までは分かりません。診断のあとに制作や改修を頼むかどうかは、ご自身で決めていただけます。
354件の数え方と、この調査で直したところは、税理士・会計事務所、司法書士事務所、行政書士事務所の実態調査に全部書いてあります。